黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 懐かしい秋田県山本郡藤里町との交信

2018年04月24日 17時06分37秒 | アマチュア無線


 此処2~3日の朝方のDXコンディションは振るわず今朝もワッチし甲斐の無い状態に終わった。然し交信実績無しで終わるのも癪で7MHz帯で一番強力に入感して居たウクライナの局と1局交信した後はDX局の信号が余り聞こえなかったので7MHz帯の国内QSOをワッチしていたらJクラスターに秋田県山本郡藤里町移動の運用情報がアップされた。

 

 此の場所は私が日本の全町村との交信完成段階で東北地方では一番最後に全国では最期まで残った10箇所の中に残った場所で当時でも交信難度の高い町で有った。私は2010年の段階で此の藤里町との交信はおろか信号さえ聞いた事が無く一体どの様な場所なのか?見てみたく成り2010年度の長野~東北~北海道への初めての長期移動運用の最大の目的は藤里町に出向き其れまでの高知県幡多郡三原村での自己最多交信数の記録を打ち破る場所は此処しか無いと考え東北方面の移動運用を決行する大きなきっかけと成り2010年の5/14~7/31までの86日間に及ぶ長期移動運用を決行する事にした。

 

 此の藤里町には6/5~6/7まで農道の側帯に車を停めて動かずオール・バンドで運用し偶々開けた21MHz帯でも200局以上の局と交信する事が出来て其れまでの高知県幡多郡三原村での543交信をオーバーする852交信を達成した。此の数字は離島を除く全国の町村の移動運用場所では最多交信数と成って居る。


 其の後に秋田県山本郡藤里町との交信実績は17局あるが其の全てが移動運用局で固定局との交信は1局も無い。此の事からも如何に此の場所からの運用が少なかった事を想像する事が出来る。何時もで有れば国内QSOは狸ワッチで終える所だが「山本郡藤里町」と聞いては聞き流す事は出来ずに其の運用周波数のワッチに入ったが目的の局の信号は聞こえず暫くの間に渡り聞いて居たら移動局側でのアンテナか何かのトラブルか?待機組の会話が行われて居たが本人の信号は中々聞こえて来ずに「如何したのかなぁ~?」状態に・・・・・・

 

 然し此のレアーな場所から移動運用を試みる人なら そう簡単に諦めるはずは無かろうと只管待って居たら20分後位に強力な信号強度で入感し数局目で2016年の交信以来2年振りに藤里町(04008C)と交信する事が出来てラッキーな一日と成った。矢張り自分が移動運用した場所とのQSOは特別なものが有り其の後は当時のブログを読み返し色んな思い出に耽った。

 

 此の当時はリタイアした直後で元気バリバリの状態で86日間中1日だけアマチュア局のお宅に泊めて戴いたが其れ以外は全て狭い車中泊で過ごし日々6~7時間に及ぶ運用で富山県、長野県、新潟県、東北(山形、秋田、青森、岩手、福島)、北海道内の其々のレアーな町村の75箇所を移動運用して廻ったが今は其の様な元気も軍資金も無く物足りない無線運用の日々を過ごして居る。