先週の週末のWPXコンテストは冷やかし半分で21MHzのシングルバンドで挑戦したが、途中から本気モードになり、近年では一番真剣に取組んだ。
初日の午前中はコンテストの開催を忘れていたので土曜日の昼からの取り組みになったが初日も2日目もEU方面のパスは良く21.180~21.450MHzまで局が並び交信数も伸びたが2日目の朝の北米方面は余り良くなかった様に思われた。ログの中にカリブの局が1局も見当たらない事が其の事を現している。
当局はコンテストで上位を狙えるような設備で無いので通常の交信と同じ様に局数稼ぎと、受信訓練の場と考えているのでマルチが云々は考えず、ひたすら数多くの局との交信を目指して運用した。3日目の朝の北米のコンディションは一番良く短時間で250局と交信した時、自分の現在の力を思い知らされた。パソコンへの打ち込みが間に合わず途中から紙ログでの対応になった時は一寸情けなかった。
過去、3年間の移動運用は何時の日にか海外で運用時の為の訓練と位置ずけ、パイルが起こりそうな場所に赴き、色んな所で運用したが 其れ等を上回る時間帯も有った。実際の海外の運用となると更に多数の局が呼んで来る事が予想されるので現在の能力では海外での運用は十分ではない。先はまだまだ遠い様だ。
最終的にナンバーを送った局は776局で有ったが紙ログでの段階で、重複QSOが10局近く有ったので(パソコンに打ち込む段階で判明)やはりコンテスト時にはリアルタイムの打ち込みが出来ないと駄目な事を実感した。
今回 設備面で21MHz帯の八木2組を使用(4エレと5エレ)此れは交信の効率を上げる事に貢献した。昼過ぎに北米からEUにパスが変わる前後と北米のオープン時の南太平洋やEUのオープン時の東南アジアやVK・ZLに呼ばれた時、瞬時に切り替えて対応する事により取りこぼしを少なくした様に思われる。名の有るコンテスト・ステーションは殆んど複数のアンテナを持っているが成る程と実感した。