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2023/10/24 名古屋市名東区史跡散策路 香流川コースを散策した。

2023-11-10 | 尾張文化の会

2023/10/24 名古屋市名東区史跡散策路 香流川コースを散策した。
コースは
 猪子石神社→大石神社→和爾良神社→薬師寺→月心寺→神明社(猪子石)です。
✿猪子石神社(牡石)
 この地には、地名の由来となったとも伝えられる猪の子に似た自然石「猪子石」が牡牝の二体あります。
 猪子石神社にあるのは牡(お)石で、昔から触ると「タタリ」があるといわれてきました。
 
石柱   参道 
 
牡石

説明版

✿大石神社(牝石)
 大石神社にあるのは牝(め)石で、これに小石が付着していることから「子持ち石」と呼ばれ、安産の神として敬われてきました。

石柱 参道
 
牝石

説明版

◎尾張名所図会前編五巻三十一
 
尾張名所図会前編五卷三十一

◎猪子石((ゐのこいし)尾張名所図会五ノ弐八より
猪子石村にあり。牝石((めいし)牡石(おいし)あり、牝は村の東の山頂なあり。
長四尺五寸、横三尺、高一尺五寸なり。牡は藤森道の畔、金連川(かなれがわ)の辺りにあり、長五尺、横一尺五寸、高一尺。
牝石の形甚寄なり。
村の名この石より起こる。

✿和爾良神社
 創建は不明です。この地域(猪子石原)の氏神である。
 
石柱と鳥居  参道
 
拝殿  神殿

説明版

✿薬師寺(曹洞宗)
 弘化4年(1847)の創建で、本尊は薬師如来座像(秘仏)です。

石柱と本堂

✿月心寺(曹洞宗)
 創建は不明です。
 現在地は東側の神明社を含め猪子石城跡と伝えられている。
 境内には観音堂と弁天堂がある。
 石碑に「従是西南御留場」と書かれた石碑が立っています。かつて矢田川と香流川の合流点あたりの河原が藩の大砲の演習場になっていた事を表している。

石柱
  
山門

鬼瓦

御紋「久我竜胆」
 
本堂  扁額

観音堂
 
弁天堂  弁天様

石標(演習場)

✿神明社(猪子石)
 猪子石の氏神で、創建は不明です。
 安永2年(1773)に村民の人々により鎮座されたと伝える。
 クスノキなどの指定保存樹が有る。
 神明社と月心寺あわせて「猪子石城址」と伝える。何も残っていません。
 
石柱 鳥居

参道

拝殿

痔塚神社

説明版
 
龍耳社

 「耳の有る蛇」

説明版

英霊社

猪子石城址の説明版

神明社資料館

✿以前訪ねた春日井市の和爾良神社
 建保6年(1218)上条城主の小坂孫九郎光善が朝宮から移したと伝える。
 陶製の二対の狛犬が所蔵されている。郷土誌かすがい(第52号)白山信仰(20)に記載によると、一対は「瀬戸西渓 加藤小兵衛作」もう一対は「赤津窯 春位作」と伝える。

石柱と鳥居
 
拝殿

狛犬(加藤小兵衛作)  狛犬(春位作)

夜泣石
春日井のむかし話より
 むかし、上条にある大地主が、大光寺の「元三大師」にお参りした帰り、寺と神社の境のあたりで、形の良い石を見つけ、村の人を集め我が家の庭まで運びました。その夜から毎夜、庭の方から「帰りたいよ。」と泣いているので、返すことにしました。「持ってくるときにはあんなに重かったのに反すときは軽いなあ。」元の場所まで運ぶ荷台から途中、神社の参道までくると、石がひとりでにころげ落ちてしまい、「きっと石はここがいいんだ。」みんなはそういって、そのままにすることにしました。その時から「夜泣き石」と呼ばれるようになりました。

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