きままな旅

きままな旅ときままな日記

2020/03/17 春日井市「ふれあい緑道」を散策した。

2020-03-31 | 尾張文化の会

2020/03/17 春日井市「ふれあい緑道」を散策した。
 温かくなって来たので、「桜」は咲いたかなと思い落合公園に行き、状態を見る事に出かけることにした。すると桜は今にも開花寸前の状態で各所にありました。久しぶりの散策であり、公園だけでは満足できず、生地川と八田川の合流する三ツ又ふれあい公園までをふれあい緑道に沿って散策した。
○春日井市「落合公園」
 東名高速道路の西側に位置し、平成元年(1989)には「日本の都市公園百選」に選ばれた約25ヘクタールの公園でシンボルの「水の塔」があり、公園内の落合池は、現在では上池(うわいけ)の大部分が埋めたてられ、市のグリーンパレスや大芝生と駐車場になっています。築造年月はよくわからないが、寛文年間(1661~73)ごろと推測されます。落合の名は大草村と大泉寺村方面からの二つの流れが「落ち合う」ことに由来しているといいます。(春日井の散歩道より)

落合池

開花を待つ「桜」
○万葉の小道
 春日井市の中心を流れる生地川。それに沿うようにして通る「ふれあい緑道」の途中、東野池橋と市道451号隧道(前棹橋)の間に「万葉の小道」があります。平成のはじめに文化とふれあうことができる道として整備された。ここは「万葉集」にある和歌が刻まれた歌碑が設置され、それぞれの歌碑の傍らには歌で詠まれている木々や花が植えられていると云われる。
緑道「万葉の小道」
①大伴 家持
橘の にほへる香かも ほととぎす 鳴く夜の雨に うつろひぬらむ(巻17-3916)

 ①
②橘 諸兄
あぢさゐの 八重咲くごとく 弥つ代にを いませわが脊子 見つつ偲はむ(巻20-4448)

 ②
③読人 しらず
細領巾の 鷺坂山の 白つつじ 我れににほはに 妹に示さむ(巻9-1694)

 ③
④大伴 家持
春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ少子(巻19-4139)


⑤坂門 人足
巨勢山の つらつら椿 つらつらに 見つつ思はな 巨勢の春野を(巻1-54)

 ⑤
⑥大伴 家持
我が園の 李の花か 庭に降る はだれのいまだ 残りたるかも(巻19-4140)

 ⑥
⑦山上 憶良
春されば まづ咲く宿の 梅の花 ひとり見つつや 春日暮らさむ(巻5-818)

 ⑦
⑧大伴 家持
池水に 影さへ見えて 咲きにほふ 馬酔木の花を 袖に扱入れな(巻20-512)

 ⑧
⑨笠金村歌集
高円の 野辺の秋萩 いたづらに 咲きか散るたむ 見る人なしに(巻2-231)

 ⑨
⑩厚 見 王
かはづ鳴く 神なび川に 影見えて 今か咲くらむ 山吹の花(巻8-1435)

 ⑩
⑪大伴田村人嬢
わがやどに もみつかへるて 見るごとに 妹を懸けつつ 恋ひぬ日はなし(巻8-1623)

 ⑪
⑫読人 しらず
はせの 斎槻が下に わが隠せる妻 あかねさし 照れる月夜に 人見てむかも(巻11-2353)

 ⑫
⑬読人 しらず
南淵の 細川山に 立つ檀 弓束まくまで 人に知らえじ(巻7-1330)

 ⑬
⑭大伴 家持
この雪の 消残る時に いざ行かな 山橘の 実の照るも見む(巻19-4226)

 ⑭
⑮読人 しらず
春さらば かざしにせむと わがが思ひし 桜の花は 散りにけるかも(巻16-3786)

 ⑮
○一本松(鎧かけの松)
樹齢数百年と云う松は、天正十二年(1584)豊臣秀吉と織田信雄と徳川家康の連合軍が戦った小牧長久手の合戦に、楽田方面から岡崎に向かう豊臣方の一隊が「鎧」をかけて休んだことから「鎧かけの松」と伝えられてきた。

鎧かけの松

○後日、橋の名称を調査した。
 
 東野池橋より上流を望む
 
前棹橋(まえざわはし)

生地川(ふれあい緑道の川で三ツ又公園にて八田川と合流し庄内川に流れる)
 以上

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