きままな旅

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2013/10/17 奈良県奈良市と生駒市の古刹を訪ねた。霊山寺、長弓寺、宝山寺

2013-10-20 | 尾張文化の会

2013/10/17 奈良県奈良市と生駒市の古刹を訪ねた。霊山寺、長弓寺、宝山寺に『尾張文化の会』のメンバー38名で訪ねました。(No350)
 当日は大型台風が伊豆大島に大きな被害を残した翌日であり、一寸肌寒い一日で秋を感じる日でした。
 霊山寺、長弓寺、宝山寺は大和十三仏霊場の三寺とも入口には鳥居のある個性のある寺でした。
○霊山寺(りょうせんじ)
 本堂(国宝)は鎌倉時代の建物で内陣、外陣、脇陣からなり、内陣には本尊薬師如来、脇侍日光・月光菩薩は秘仏・十二神将・二天王・大日・阿弥陀如来・行基菩薩を祀る。そして外陣は室内に柱がなく天井は折上小組格天井である。出口には猪の頭部彫刻があり十三仏の干支かな・・・入口の中央柱間に架けたの蟇股内に薬壷があった。
 
        本堂 
弁天堂の裏には黄金殿、白金殿が有り、中を覗き見ました。又、ばら園のばらがいい感じに匂い咲いていました。



心残りは、腰抜け地蔵を見損じたことです。
○長弓寺
 この寺の創建は奈良時代に聖武天皇(二十八歳)にしたがって狩されたおり、息子の流れ矢に当たって死んだ豪族・真弓長弓(まゆみたけゆみ)を悼み聖武天皇が僧・行基に開かせた。
 本堂(国宝)に十二面観音立像(重文)、阿弥陀如来像、釈迦如来像、四天王像など何れも4尺から5尺ととても大きな像を安置する。
 又、本堂には住職がなく、4つの塔頭(たっちゅう)薬師院、円生院、法華院、宝光院が輪番制で本堂を護持している。
 今は無い三重塔、鐘楼とも現じてん東京のあるホテル庭園内に移築されている。
 
 
本堂(国宝)     伊弉諾(いざなぎ)神社、牛頭天王宮
ひとりごと・・・
霊山寺本堂は京都模様で長弓寺本堂は奈良模様でありちょっと違いがあった。
長弓寺は昔々鳥弓寺だった時代もあったそうです。<戦国時代に寺領を没収の時、領地朱印状に長弓寺と誤って書かれていたそうです。>
○宝山寺
 この寺は生駒聖天(いこましょうてん)とも呼ばれるて、本尊は不動明王。鎮守神として歓喜天(聖天)を聖天堂(天堂)に祀っている。本堂の背後に切り立つ岩壁(般若窟)にある岩窟。役小角(えん の おづの)が般若経を納めたと伝わる。又、明治時代に建てられた獅子閣(重文)は明治時代に建てられた迎賓館だそうですが、なんとなんと西洋風の建物なのです。 
 
 寺の入口    参道の鳥居(ここを降りたらケーブルの駅)

  本堂と聖天堂       般若窟

  獅子閣(重文)
   以上

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