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伊藤博文・安重根 帝国・植民地主義・王権・元老 その1-1

2016年11月09日 | 帝国・帝国主義・軍産官報複合

         ▲佐木隆三 『伊藤博文と安重根』 1996年 文藝春秋 文春文庫定価437円+税 

 

伊藤博文・安重根 帝国・植民地主義・王権・元老 その1-1

 

 

伊藤博文・安重根 帝国・植民地主義・王権・元老

 

▲ 佐木隆三 『伊藤博文と安重根』 1996年 文藝春秋 文春文庫 初版は1992年

 

 ▲ 佐木隆三 『伊藤博文と安重根』 目次

 

 

 ▼ 瀧井一博 『伊藤博文 知の政治家』 

▲ 瀧井一博 『伊藤博文 知の政治家』 2010年 中央公論新社定価940円+税

 

 ▼瀧井一博 『伊藤博文 知の政治家』 目次1

 ▲ 目次1

▼ 目次2

 ▲ 目次 2

 

▼伊藤之雄 『元老 近代日本の真の指導者たち』2016年 中央公論新社 

▲ 伊藤之雄 『元老 近代日本の真の指導者たち』2016年 中央公論新社 定価880+税

 

 

 ▲伊藤之雄 『元老』 目次 1

▼伊藤之雄 『元老』 目次 2

 ▲ 伊藤之雄 『元老 』 目次2

▼ 伊藤之雄 『元老 』 目次3

▲ 伊藤之雄 『元老 』 目次3

 

本の到着が遅れ、コメントを記す余裕はなくなったので、今日は、文庫1冊、新書2冊、雑誌1冊の目次内容紹介のみ。12月9日は、午前よりBSのアメリカ大統領選の模様を聞きつつ、それから内容紹介を始めたい。

中央公論社は、長い経営不振・出版不況の後、読売新聞社に吸収された。戦後日本がバブル破綻に陥いるに至り、右傾化が増し、年とともに、現状肯定の論考が目立つようになったように思う。『中央公論』誌はおろか、伝統ある? 『中公新書』の執筆者の顔ぶれを見ると特にそれを感じる。

先に中央公論社は、『日本の近代』全16巻シリーズを20世紀末~21世紀初頭にかけ、刊行している。

その、伊藤隆・北岡伸一ら編者の顔ぶれをみて、いよいよ、左系リベラル史家の退潮とともに、日本史の書き換えが行われていると思っていたのだが、一般読者が買いやすい新書分野にもその、日本近代史の解釈にも権力肯定史論を繰り広げているようなのだ。

『日本の近代』全16巻シリーズは「いやな感じ!」が先にたち、彼らの著作も、購入せずいたのだが、日本近代史の書き換えは着々とすすめてきたのではないだろうか。

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伊藤之雄の最近の著作 『元老』 2016年6月 中公新書2379 のサブ・タイトルは、

「近代日本の真の指導者たち」 このタイトルを考案したのは、編集者・中央公論新社あるいは、伊藤之雄の発案なのか、あるいは両者の合意があったのかは不明だが、この本に込められた「真意」が読み取れるようだ。

私は、日本の近代化の肯定的な側面の評価とともに、日清・日露戦争、朝鮮併合・植民地化、無謀な第二次世界大戦の敗退の結果まで視野に収め、「元老」以下の近代日本の諸制度構築の評価・批判・展望を行うべきであると考えたいと思うのだが・・・・・

つづく

 

 

 

▼『世界』2016年 12月号 

▲ 『世界』2016年 12月号 岩波書店 定価850円+税

 

アメリカ大統領選の特集がある。

民主党の予備選で出馬していたサンダース候補のインタビュー

「諦めるなどという贅沢はありません、いいですか?」 世界2016年12月号

選挙運動を継続的な運動に変えることという視点が、今後どのように国民的展開をしていくのか、また、

牢獄から大統領選に出馬した、ユージン・デブスについて触れたくだりが興味深い。

「ユージン・デブスに起こったことを調べてください。彼は生涯をかけて社会主義運動を構築するために努力し、それが壊れるのを見ました。それでも10年後にデブスが話していた事柄の半分をフランクリン・ルーズベルトが拾い上げました。」

「世の中はそうやって動いています。諦めるという贅沢はありません、いいですか?」

「サンダース候補のインタビュー 」 聞き手 エリック・ベイツ、訳 宮間ゆかり、キム・クンミ(TUP) 

『世界』2016年 12月号 62頁 より。

「一喜一憂しないこと。諦めるというシナリオは、日本社会にも存在しない」

というのが、私の読んだ感想だ。

「大統領選だ! 祭りだ! 終わりだ!、後の祭りだ!」 で済まさない、済まさせない省察が求められるということだ。

 

 

▼ 『世界』2016年 12月号 目次 1

 ▲『世界』2016年 12月号 目次 1

 ▼『世界』2016年 12月号 目次 2

▲ 『世界』2016年 12月号 目次 2

 



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