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▲ もうひとつの911 チリ・クーデター
デモクラシー・ナウ ジャパン 2013年10月22日(火) 新着記事
ピノチェトによるアジェンデ政権転覆から40年。犠牲者の告発は今も続く
まだ終わらないチリの911 デモクラシー・ナウ ジャパン 新着記事
10月22日(火) 早朝 デモクラシー・ナウ ジャパンから 記事案内メールが届いたので、そのまま紹介。
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▲ 左 ビクトル・ハラの妻 ゲストのジョアン・ハラさん 右エイミー・グッドマン
▲40年前チリの911の国家テロで虐殺されたチリ歌手ビクトル・ハラ
▲ 歌手ビクトル・ハラの妻 ゲストのジョアン・ハラさん。40年前にハラを殺害したとされる元軍人ペドロ・パブロ・バリエントスを米国で訴えています。亡き夫の追悼の著書 『ビクトル・ハラ 終わりなき歌』の著者である。
▲ ジョアン・ハラさんの著書 『ビクトル・ハラ 終わりなき歌』
番組ではこのほかアルムデナ・ベルナベウ(Almudena Bernabeu):「正義と責任協会」所属の弁護士も参加して現在の訴訟状況を伝える。
▲ アルムデナ・ベルナベウ :「正義と責任協会」所属の弁護士
▲ デモクラシー・ナウ でのインタビュー 左からジョアン・ハラ ・ 中の後ろ向きの女性 アルムデナ・ベルナベウ 右司会者エイミー・グッドマン
日本ではピノチェトの極端な政治・経済政策を経済界は歓迎の意を表したの
か、産経新聞社から、ピノチェトの著書も翻訳されているのだから驚く。
ニクソン→ キッシンジャー →CIA・軍部 → ピノチェト→ クーデター・ファシズム+極端な新自由主義政策という流れは、解禁された米国秘密文書でも一部明らかになってきている。
キッシンジャーは、ニクソンから、アジェンデ政権を倒すのにいかなる方法でもよいというメッセージを受けていたことを米国大統領ドキュメンタリー番組でカメラに向かって吐露していた。
そこではキッシンジャーは 「ピノチェトはやりすぎました」 ということばも使っていた。
はっきりと米国の関与を認めていたのである。
選挙で選ばれたチリ大統領とその経済を社会混乱を理由に投資引き上げで揺すり、さらに混乱させ、クーデター前に各地で爆破事件を起こしてインフラを破壊し、アジェンデ攻撃を煽り、クーデターを促した。チリ沖には合同演習として米海軍が待機していた。
のちにナオミ・クラインが言っていた「ショック・ドクトリン」のねらい打ち実験地であった。シカゴ・グループの活躍(暗躍)も記憶に残る。
チリ下級軍人の告白などから、ビクトル・ハラの殺害に関係したある人物が特定できたとして、米国国籍を取得したペドロ・パブロ・バリエントスを米国で告発したのである。まだ終わらない1973年に起きた南米の911。
下記のアドレスに番組動画があります。
新着ストリーミング 2013/9/9 チリ・クーデターから40年
ビクトル・ハラの遺族が米国で容疑者を提訴 2013年9月11日はもうひとつの9.11の40年目の記念日です。40年前のこの日、米政府が支援を受けた軍事クーデターにより、民主的に選ばれたチリ人民戦線政権のサルバドール・アジェンデ大統領は命を落とし、首謀者のアウグスト・ピノチェト(本来の発音は「ピノシェ」)将軍による17年間の恐怖政治が始まりました。ピノチェトは左翼や労働運動、人権運動の活動家を徹底的に弾圧する一方、特にサッチャー英首相とニクソン・レーガン両米大統領の忠実な同盟者として極端な新自由主義「改革」を行い冷戦体制にあった西側諸国では「優等生」として称賛を得ました。クーデター直後に暗殺されたチリの伝説的な歌手ビクトル・ハラの妻でゲストのジョアン・ハラは、40年前にハラを殺害したとされる元軍人ペドロ・パブロ・バリエントスを米国で訴えています。バリエントスは在米歴約20年で米国籍を持っているため、ハラの遺族は国外で起きた人権侵害を米国の裁判所で審理することを認める連邦法に基づいて提訴しました。
つづきはこちら→ http://democracynow.jp/video/20130909-1 (動画24分)
*ジョアン・ハラ (Joan Jara):英国出身。1973年9月11日のチリ・クーデター時に夫でチリの国民的歌手だったビクトル・ハラを虐殺される。ハラは拷問されてギターが弾けないように両手を折られ、40発を超える銃弾を撃ち込まれた。1984年、亡夫を追悼して著書『ビクトル・ハラ 終わりなき歌』を出版。
*アルムデナ・ベルナベウ(Almudena Bernabeu):「正義と責任協会」所属の弁護士で、同協会の「移行期における司法」プログラム責任者。
字幕翻訳:斉木裕明 校正:桜井まり子