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野散 のさん  野を開く鍵 贈与のカオスモス 散種 混沌ー宇宙 想像的・歴史的なもののジャンルなき収蔵庫をめざして 

インターネットで読める論文  その1

2013年10月21日 | 中南米・カリブ海・キューバ革命・ゲバラ

  ▲ 『立教アメリカン・スタディーズ』 2013年 表紙 目次

 

この夏 インターネットで読める論文 その1 南北アメリカ中心

最近のアメリカについての単独著を久しく読んでいないのが、2009年に出版された『アメリカ史研究入門』2009年 山川出版社 でわかり、今では入門書的なものを中心に読み出している。

軍産複合体に対するアイゼンハワー大統領離任演説の内容が知りたくなり、『原典アメリカ史』を探し出して、第7巻までは揃えていたのだが。

それ以後はアメリカに関する本は、チョムスキーや、土田宏の一連のケネディ研究本など、特殊分野に限られ、音楽も新宿・渋谷道玄坂界隈のジャズ喫茶通いの学生時代も終わると、音楽耳はコルトレーン止まりで、心地よいバーのジャズにはどうもなじめず、頭はずっと、「敷石を剥がすとそこは砂浜だった」

さて原典アメリカ史を編集した、アメリカ学会は健在なのは、その後の原典アメリカ史が10巻まで出したように、着々と実績をあげていてわかるのだが、そのほかに、中南米も含めた、研究雑誌や、研究会などないのか、検索したところ

立教アメリカン・スタディーズ にたどり着いた。

一部は、グーグル検索でたどりついたPDF論文もあって、中野聡の「アメリカ研究の現状」もこの研究誌の中に含まれていたのだ。

ほぼ研究誌全体がPDFファイルで読めることを発見。アメリカ・インディアン関係史料特集もあり、しばらくはダウンロードして読む楽しみが出来た。

また、『東京大学アメリカ太平洋研究 第8号』 2010 では 『シリーズ アメリカ研究の越境』2006年~2007年 6巻 ミネルヴァ書房 の全巻書評が掲載されている。

下のアドレスは、、『東京大学アメリカ太平洋研究 第8号』 2010 の書評部分

http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/23626/3/pas8_165-170.pdf

 

▲ 『シリーズ アメリカ研究の越境』2006年~2007年 全6巻 ミネルヴァ書房 上の巻は第2巻。 6巻のうち、私はまだこの2巻しか読んでいないが、アメリカ学会創立40周年を迎えた2006年~2007年に刊行されたもの。これは図書館で借用せず、時間をかけ、買い求めて読んでみたいシリーズ。

 

▼ 立教アメリカン・スタディーズ Rikkyo American Studies はここ

http://www.rikkyo.ac.jp/research/laboratory/IAS/ras/

現在では1999年以降の立教アメリカン・スタディーズはPDFファイルで読むことができる以前のものもほぼ著作者の許諾が得られたものはダウンロードしてみることができる。

各号の特集案内を大学のアメリカン・スタディーズの案内より掲げる。詳しい内容とファイルは上のアドレスからどうぞ

 

No. 35
(2013)  特集 2012年大統領選挙にみるアメリカ 目次
No. 34
(2012)  特集 アメリカの社会とポピュラーカルチャー 目次
No. 33
(2011)  特集 アメリカの民主主義を支える非営利セクターと制度 目次
No. 32
(2010)  設立70周年記念企画 アメリカ研究の現状と課題 目次
No. 31
(2009)  特集 アメリカ大統領選挙 目次
No. 30
(2008)  特集 北米先住民の経済開発と文化再生 目次
No. 29
(2007)  特集 アメリカ先住民研究 目次
No. 28
(2006)  特集 視覚文化論 目次
No. 27
(2005)  特集 検証!アメリカン・ポップ・カルチャー 目次
No. 26
(2004)  シンポジウム アメリカの報道写真 目次
No. 25
(2003)  シンポジウム マイノリティと文化創造 目次
No. 24
(2002)  特集 女性と政治 目次
No. 23
(2001)  特集 アメリカの100年――政治・経済・文化 目次
No. 22
(2000)  特集 アメリカ研究所設立60周年記念講演 目次
No. 21
(1999)  シンポジウム 文化はいかに国境を超えるか
 ―人種・民族・国籍をめぐって― 目次

注記:立教大学アメリカ研究所が編集・発行する研究年報は、1997年度(1998年3月発行分)まで、日本語タイトルを『アメリカ研究シリーズ』、英語タイトルを Rikkyo American Studies としておりましたが、1998年度(1999年3月発行分)より、日本語タイトルも英語タイトルに合わせ『立教アメリカン・スタディーズ』とします。ただし、号数は前号(『アメリカ研究シリーズ Rikkyo American Studies』第20号)を引き継ぎます。

アメリカ研究シリーズ Rikkyo American Studies

No. 20
(1998)  連続公開講座「アメリカ文化の現在――映画・演劇・写真」 目次
No. 19
(1997)  公開シンポジウム「アメリカの光と影――多文化主義をめぐって」 目次
No. 18
(1996)  連続公開講演会「世界とアメリカを考える」 目次
No. 17
(1995)  1830年代のアメリカ鉄道業をめぐって
 連続公開講演会「現代の日米関係を考える」(要旨)
 創設期の立教大学アメリカ研究所―資料編― 補遺 目次
No. 16
(1994)  創設期の立教大学アメリカ研究所―資料集―
 清水博,富田虎男編 目次
No. 15
(1993)  ハーレムの黒人教会,1991-1992
 ―教会名録と地図― 目次
No. 14
(1992)  欧米諸国のアメリカ・インディアン政策
 W.E.ウォシュバーン編『インディアン・白人関係史』より 目次
No. 13
(1991)  アメリカ・インディアン史料集 目次
No. 12
(1990)  アメリカ合衆国の歴史 目次
No. 11
(1989)  アメリカ黒人史研究の現段階
 ―マーティン・ルーサー・キング,Jr.師逝去20周年に因んで― 目次
No. 10
(1988)  アメリカ・インディアン研究邦語文献目録 1945~1987 目次
No. 9
(1987)  アメリカにおける「新しい労働史」研究
 ―Paul Buhle and Alan Dawley, ed., Working for Democracy (1985)紹介― 目次
No. 8
(1986)  日本人のインディアン像
 ―その1. 徳川時代のインディアン像― 目次
No. 7
(1985)  立教大学アメリカ研究所蔵書目録Ⅲ(和書)   
No. 6
(1984)  社会科教科書にあらわれたアメリカ史像 目次
No. 5
(1984)  立教大学アメリカ研究所蔵書目録Ⅱ(洋書2)   
No. 4
(1983)  立教大学アメリカ研究所蔵書目録Ⅰ(洋書1)   
No. 3
(1978)  日本に於けるアメリカ文学研究の先駆者たち
 ―高垣松雄を中心に― 目次
No. 2
(1976)  トランセンデンタリズム研究の近年の傾向について 目次
No. 1
(1976)  アメリカ独立革命研究の最近の動向 目次

 

このほか、加藤哲郎の日露歴史研究会での報告講演の記録は下のアドレスへ

「ゾルゲ・尾崎墓参会」(2007.11.11)講演記録 研究報告「ゾルゲ事件の残された謎」

一橋大学教授加藤哲郎

http://members.jcom.home.ne.jp/katote/KATOsorge.pdf

 ▲ これはアメリカの「ウィロビー報告」に触れているので、南北アメリカの史料に加えさせておく。

 

福島大学リポジトリ から入れる報告資料

2012年1月福島大学研究年報 第7号

《調査報告》
庭坂事件を考える―翌年の松川事件に繋がる謀略事件―
福島大学名誉教授伊部正之

伊部正之

 http://ir.lib.fukushima-u.ac.jp/dspace/bitstream/10270/3842/1/21-28.pdf

 ▲ 伊部正之 の論文掲載 アドレスはここ

 

日本ラテンアメリカ学会 という研究団体もみつけたのだが、これは正会員が年額7000円

正会員1名の紹介がないと入会できず、年会費が高く、ハードルが高い。

シニア会員というのあって、会費が3000円と、安いのでと思って、よく案内を読むと

シニア会員 
年齢65歳以上かつ本学会の在籍年数が20年を超える会員で、理事会が承認したもの
(会則第6条)

とあり。これは門前払いだなぁ。

これは学会なのだから仕方ないか。若手研究助成も会費から出費しているようだしね。地方じゃこの手の雑誌、財政金欠で、ほとんど県立図書館クラスでも『ラテンアメリカ研究年報』 は置いてない。大学図書館で探してみるか。最近の会報は、PDFで読めるので、会員が出版した本でも見つけることにしよう。

京都大学出版会の学術出版物は、ある年を境に一気に価格を下げた。日本人の年俸が150万近くもここ15年くらいで下落しているのだから、学問の、中・下層クラスへの下支えも考え、もう少し、学術雑誌の価格なり、閲覧できる地方基幹図書館への配慮も欲しいところだと思う。

 

古代アメリカ学会 もあった

古代アメリカ』 という 研究雑誌を発行している。会員でなくても、研究雑誌は3000円で入手できるようだ。まだ入手できる号も多い。

1998年に創刊号を出し、2012年に第15号を出版している。

また会報も出していて、これは、現在34号を数える。2011年の第29号からは下記のホームページで読める。ラテンアメリカの古代遺跡は、テレビで興味本位で、紹介されることが多いが、では何をしっているのかと問うと・・・・・

世界の四大文明というのは、西欧文化が作りあげた、ねつ造の歴史であるのではないか。それにしても日本はまだまだ知らなすぎるラテンアメリカの歴史。私も入門するとしよう。

 ▼ 古代アメリカ学会のホームページはここ

http://jssaa.rwx.jp/

 



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