巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

わくわくのパリ暮らし、でも足元にご注意を

2008年01月05日 04時32分24秒 | Weblog
 パリ市庁舎前広場は今、オープンエアの大スケートリンクになってます。「滑る」のが大好きなパリッ子たちのために、冬場は毎年恒例で開かれているんですよ。入場はもちろんグラチュイ(Gratuit=無料)。連日、多くの人々がスイスイ滑ってます。

 さて、先週、ニッポン留学生の困ったちゃんたちの話を書いたら、たくさんメールをもらいました。「驚いた」とか「笑えた」とか皆の反応はさまざまでしたけど。
 で、今日は反対に、同胞を騙す在パリの悪~い日本人についてちょっと書くことにします。困ったちゃん留学生はほんの一部で、多くのニッポンの若者たちは大志を抱いて異国の地でがんばっています。が、そんな彼らを狙ってるよくない大人たちがいるんですよね、これが。
 パリに到着したばかりの留学生たちには、必ずオリエンテーションをします。滞在許可証の取り方、アパートの見つけ方、銀行口座の開き方、携帯電話の買い方などなどパリ暮らしのイロハを説明するんですけど、今、特別注意事項として二つを追加しています。
 ひとつ目は、アパート仲介の詐欺事件が多発していること。日本でも読める在仏日本人向けのアノンス紙には、学生向きの個人貸しの物件が多く紹介されてます。で、その中に、ど~も詐欺師が紛れ込んでいるらしい。
 おかまっぽい声の自称カメラマンと名乗る日本男性で、パリ市内の好条件のアパートを数件扱っているという話。大家はフランス人(グルかどうかは不明)で、あくまで仲介だけなんだけど「手付金や敷金を騙し取られた」という声を昨年からあっちからも、こっちからも聞いてるんです。連絡先は携帯電話だけで、指定口座にお金を振り込んだあとは、電話が不通になるらしい。で、フランス人大家からは「そんなお金は受け取ってない」と言われる。まっ、日本で多発してる振込め詐欺みたいなもんですね。で、これは入居時で、退出時になると「敷金(通常、家賃の2ヵ月分)は後日あなたの口座に振り込みます」と言われてそれっきりになってしまうんだとか。日本人だから日本語だから安心……と思ってるとだまされちゃうんですよねぇ。これからパリに来られる皆さん、気をつけてくださね。
 さて、もうひとつは、女の子たちへアドバイスしてること。ワーキングホリデーで来る若者や、それから学生ヴィザでバイトができるようになったため語学生でも、「パリでパティシエ体験をしてみた~い!」てな夢を抱いている子はとっても多い。んで、そんな彼女たちを狙ってるのが、某日本人パティシエ。「女の子にやたら手がはやい」という噂なんですよ。真相はわかりませんが、火のない所に煙は立ちませんからね……。
 そしたら年末にある女の子から電話が入り、そのパティスリーに連絡したら「履歴書の他に、血液型、星座まで書くように言われたんですが、フランスってそれフツーですか?」だって。血液型と星座はどう考えたって関係ない。う~む怪しい、某パティシエは自分との相性をチェックしてるのかも……。
 というわけで、パリ暮らしの足元にはくれぐれもご注意を!