ガガガガガッ
猛スピードでクルマが走ってきました。
駅前の商店街。
クルマがやっと通ることができるくらいの道幅しかありません。
店先の商品を蹴散らしながらクルマが走り去りました。
まるで映画のようなシーン・・・
と、感心している場合ではありません。
土曜日の午後。カミさんが仕事帰りに駅前の商店街をブラブラ歩いていました。すると、向こうから一台の乗用車が走ってきました。狭い道路で、しかも車両通行禁止です。カミさんは、「え?」と思いましたが、危険を感じ、店側にカラダを寄せました。その横をギリギリにクルマが通過していったそうです。振り返ると、狭い道幅を、左右に軽く蛇行しながら、すごいスピードで走り去るクルマ。あちこちの店先に並んでいた商品を跳ね飛ばしながら。・・・そう。まるで、それは、香港やアジアの狭い街中をカーチェイスで、走り回る映画のシーンのようだったそうです。
その後を走って追いかける警察官(交番が近くにあるのです)。カミさんは、一瞬、状況が把握できませんでしたが、すぐに、「!!!」。
実は、長女と、末っ子をこの商店街に呼び出していたのです! もしかしたら、自転車で、もう、この商店街に入っているかもしれない!暴走車がそっちに向かっている!!!クルマの後を追いかけながら、長女の携帯に電話をかけました!早く電話を取って!危ない!!!
「もしもし~」のんびりした声・・・子ども二人はまだ家にいたそうです。よかった(汗)。
後で、その運転者は警察につかまったという話を商店街で聞いたそうです。状況では、警察官から職務質問を受け、飲酒運転か薬物中毒の発覚を恐れて逃走したのでしょう。今回の騒動では、物損だけで、幸い、死傷者は無かったようです。翌日の新聞やTVニュースには出ていませんでした。その程度では、ニュースに流れない日常。
青信号の横断歩道を渡っていた母を、無保険車の乗用車がはね、母を亡くしました。そんな経験があります。“なんでもない日常”がいかに奇跡なのか。ありがたいか。
そんなことを、あらためて、感じさせられた騒動でした。
しかし、それを、「そうそう」と思い出したように、ニコニコと話すカミさん。・・・女は強し(笑)
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