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バイデン勝利?「あり得ないシナリオ」だったが   米国「政治賭博」でトランプを逆転したほどに事態は異常

2020-06-09 18:07:48 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和2年(2020)6月5日(金曜日)弐
        通巻第6523号
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 バイデン勝利?「あり得ないシナリオ」だったが
  米国「政治賭博」でトランプを逆転したほどに事態は異常
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 筆者はメディアの世論調査を信用していない。設問がそもそも情報操作的であり、米国で言えば左派系メディアやCNNは、最初から民主党リベラル支持だから、数字が巧妙に工作されている。米国ジャーナリストの70%以上は民主党支持者だ。。
前回の大統領選挙でも、世論調査はつねに数パーセント、ヒラリーが上だった。

 したがって11月3日の大統領選挙の事前予測でも、ほとんどがバイデン有利と報じても、信用できないとみてきた。
 たしかに大手メディアの事前調査では、数パーセント、バイデンがリードしている。コロナ、黒人暴動、失言の数々。しかし数パーセントは誤差の範囲。芯は、つまりエバンジュリカルの強固な基礎票は確乎としており、世論調査で「反トランプ」をいう人たちは、じつは選挙に行かない人が多く含まれている。

 ところが、オッドメーカー(政治賭博)で、バイデンが初めて掛け率でトランプを逆転した(6月3日)。これは異常事態である。
つまり政治賭博(オッドメーカー)が時々、アメリカ人の心理の真相を象徴するからだ。余談ながら台湾総統選挙でも、筆者、じつは表層の動きより、政治博打情報を重視する。台湾ではこの情報は新聞でも読める。そして掛け率の乖離状況で当落予測がほとんどあたるから不思議である。

 コロナ災禍が大きくなるまでは、米国の政治賭博の掛け率はトランプの圧勝だった。それまでに民主党予備選で、オッドはサンダースだった。
 バイデンが正式候補となって以後も、トランプ圧勝予測が続いていたが、黒人暴動以後、トランプはバイデンに逆転された。今後、注視が必要である。

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