今回の旅は、「中国・貴州省の棚田と少数民族を訪ねる旅」です。
貴州省は「天に三日の晴れなく、地に三里の平地なく、人に三銭の金なし」と言われています。

従江県・加榜郷の棚田地帯に地道をゆっくり進んでいます。
ここは貴州省・従江県・剛辺チワン族郷・銀平村です。
少数民族・チワン族が暮らしています。
チワン族は中国の少数民族の中で人口の最も多い民族です。その数は1600万人。
主に貴州省の隣の広西チワン族自治区に、貴州省でもわずかに暮らしいます。
チワン族の人たちは主に農業に携わり、米やトウモロコシの栽培を主としています。

剛辺チワン族郷に入ると、至る所で田植えをしていました。

育った苗は苗床から運びます。
植えられる苗は、葉齢6、長さ60cm程と長く、5本植えです。
田植えは10cm×10cmの間隔で後退しながら手植えです。
1本1本丁寧に植えていいます。
日本では、葉齢3~4、長さは15cm程です。

こちらは苗床から育った苗を、田植えに持ち運ぶ準備をしています。
「ニーハオ」と声を掛けると、手を休めて笑顔で「ニーハオ」と答えて頂いた
チワン族の母娘です。