今回の旅は、「中国・貴州省の棚田と少数民族を訪ねる旅」です。
貴州省は「天に三日の晴れなく、地に三里の平地なく、人に三銭の金なし」と言われています。

従江県・加榜郷の棚田地帯に地道をゆっくり進んでいます。
ここは貴州省・従江県・丙妹鎮・ 銀良村です。
少数民族・トン族が暮らしています。
村の入口の川には大きなガジュマルの古木があります。
川のほとりに聳える一本の大きなガジュマルは、さながら集落に入る門です。
ガジュマルはトン 族の神樹と言われています。

川岸ではトン族の女性が、藍で紺色に染めた「トン布」を洗っています。
トン族は、建築に優れた能力を持っているだけではありません。
独特な色合いの「トン布」も名高いです。
色は「紺色」で、植物を採取して乾燥させ、更に発酵させて白地の生地に
染め付けを行います。
3度4度と何度となく藍の染め液につけ、そのつど洗って干すことで深い藍色となります。

水遊びをする闘牛用の水牛がいます。
貴州省に多く住むトン族の村では、祭りの時等には良く闘牛が行われる様です。
また、春や秋の農閑期にも大規模な闘牛が行われる様です。
闘牛に使われる牛は水牛です。