寝台特急に乗って旅をするのが、小さい頃からの夢でした。
現在、我が街・札幌から発車する寝台特急は「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」「北斗星」の3種類。
その中でも「北斗星」は唯一の定期便として、毎日1往復、札幌~東京・上野間1200キロを16時間半かけて結んでいます。1988年から運行している古参列車ということで、車両もレトロ感満点の年季の入ったもの。まさに伝統の「ブルートレイン」と呼ぶにふさわしい外観です。
たま~に線路沿いからその姿を拝めたときには、何故か得をした気分になるのでした(笑)。
昭和レトロなものが大好きな管理人・ホルマリンは、豪華仕様のカシオペアやトワイライトよりも「北斗星」の方が断然魅力的。昔から「寝台特急」と言えば北斗星で、まさに自分にとって憧れの存在。「コレにだけはどうしても乗りたい!!!」とず~っと思い続けておりました。
しかし、2014年の暮れ…。
ついに衝撃的なニュースが流れてしまいました。
「北斗星、2015年度に廃止決定。」
皆さんお分かりのように、最近は格安航空(LCC)の進出などによって寝台特急の立場は急激に薄れてきています。
往時は日本全国を走り回っていた多くの列車たちも、この10年ほどで次々と廃止。
「最後のブルートレイン」と呼ばれていた北斗星にも、ついにその波が訪れてしまったんですね。
新幹線開業が近づいているという事もあり、3月をもって定期路線が廃止、しばらくは臨時便として残りますがそちらも8月をもって消えてしまうようです。
このニュースの少し前には「トワイライトエクスプレスが廃止決定」というニュースも流れていましたが、こちらは「残念だな~」という気持ちで軽く受け流しておりました。
しかし、今回は違う。
「このままでは、北斗星に乗る夢が一生叶わなくなってしまう!!」
ということで、ニュースを知るや否や慌てて乗車券購入に走りました。
廃止が決定したので激戦が予想されましたが、幸いにも札幌→上野の上り列車のチケットをすんなり購入♪
北斗星に駆け込み乗車といったところでしょうか(^_^;)
ということで、今回の旅のメインは「北斗星の旅を満喫」。
せっかく東京へ行くので、ついでに都心部の有名な場所を観光。
そして最終日には、最近マイブームとなっている、ある昭和●●●巡りをしようとプランを練りました。
それでは…スタートです。
2月5日。
え~、帰宅ラッシュを迎えつつある夕方の札幌駅です。これから17時12分発の上野行きに乗ります♪
JRは普段利用しないので、改札を通るだけでワクワクします(笑)。それにしても、札幌駅スタートの旅というのは随分と新鮮な気分です!(^-^)
駅弁を買い込み、極寒の待合場所で案内を待ちます。
張りきり過ぎて早く着きすぎました(笑)。
ついに…北斗星の表示が!!
列車名といい行き先といい、掲示板の中で異彩を放ちまくりです♪
ワクワクしながらホームに上がると…、既に入線待ちの先客がたくさんいました。
これから乗車するお客さんの他に、撮影目的の鉄道マニアの方々もそれなりに多いです。さすが人気列車ですね!
そして…。
ゆっくりとこちらに向かってくる青い列車。
「北斗星」堂々入場。
いや~!やっぱりオーラがハンパないですよ~!鳥肌が立ちました。
思えばこれほど近くで北斗星を見たのは初めてかもしれません。
ちなみに、列車は客車12両+牽引機関車2両ととてつもなく長いため、ホームにミッチミチに入って停車します(笑)。
そのため、「お顔」の写真はキレイに撮れなかったので今回はパス。お許しくださいm(__)m
風格に圧倒されながら写真を撮りまくっていると、すぐに発車のアナウンスが。
発車まで10分ほどしか停車しないので、満足に写真撮る時間もありません(汗)。
慌てて乗りこみます。
これが…今回泊まる5号車です♪
グレードは「B寝台個室 ソロ」です。車内に入ると、このように個室のドアがズラッと。
…狭いです。
僕が宿泊するのは9番の部屋。
運の良いことに、マニアには「当たり」といわれている2階の部屋でした。
…これが個室内だ!!
おおぉ!?予想以上に狭いですぞ(汗)
階段を上ると天井が低く、頭をかがめなければいけません。ほとんど寝るためのスペースのみといった印象。
…しかし荷物を置く大きめのスペースがあるので、カバンのせいで窮屈になるということはありません。座席兼ベッドも充分な長さがあり、きちんと足を伸ばす事ができます。(身長167の僕が言っても説得力ないけど。)
扉は暗証番号式のしっかりしたもので、セキュリティも抜群だしプライバシーも保てますよ。
この部屋で、お値段は6480円。他のお客さんと相席となる「B寝台開放」(2段ベッドが向かい合っている部屋)の車両と同料金なのはお得な感じがします。
ちなみに、このお部屋代と札幌→上野の特急料金&運賃を合わせると合計27980円でございました。
部屋に荷物を置くと同時に、ついに列車が動き出す。
ベッドに座り、普通列車待ちのサラリーマンや高校生が並ぶホームを眺めます。
なんか、日常から非日常に飛び込むこの感覚がたまりませんね!(*^_^*)
16時間半の列車旅、ついにスタートです!(^-^)
枕元のスイッチ
室内灯、空調に足元の案内灯と自在に切り替え可能。ストーブも弱・強と選択できます。
また、ご丁寧にオーディオ設備も備わっており、チャンネルを合わせるとクラシック音楽が流れます。
これまた優雅な旅を演出してくれるわけですね!
北斗星マークつきの鏡と、レトロな字体の注意書き
見えづらいですが、鏡の左下に北斗星マークの星があしらわれています。
なお、部屋着も備え付けなのですが、ご丁寧にJRのマークがデザインされた素敵な逸品ですよ(*^_^*)
洗面所
こちらは1車両に1~2個あります。やはり列車と言っても「宿」ですからこういう設備も備わっています。
…ちなみにひとつ残念なのが、部屋内にコンセントが無いことです。電力消費の早いスマホ君や新デジカメ君を充電できないのでコレは痛い。
列車内で唯一使えるのが洗面所にあるヤツだけなので、翌日朝はちょっとした争奪戦が繰り広げられていました(笑)。
部屋の窓から、すっかり日も暮れた札幌近郊の街をのんびり眺めます。
防音なのかどうかは分かりませんが、部屋の中は意外と静かです(それなりに揺れるけど)。
ついに乗る事ができた念願の北斗星。
楽しい旅になりそうです♪
次回
車内を探検。そして北海道を出るまでが長いです(笑)。
続く。
現在、我が街・札幌から発車する寝台特急は「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」「北斗星」の3種類。
その中でも「北斗星」は唯一の定期便として、毎日1往復、札幌~東京・上野間1200キロを16時間半かけて結んでいます。1988年から運行している古参列車ということで、車両もレトロ感満点の年季の入ったもの。まさに伝統の「ブルートレイン」と呼ぶにふさわしい外観です。
たま~に線路沿いからその姿を拝めたときには、何故か得をした気分になるのでした(笑)。
昭和レトロなものが大好きな管理人・ホルマリンは、豪華仕様のカシオペアやトワイライトよりも「北斗星」の方が断然魅力的。昔から「寝台特急」と言えば北斗星で、まさに自分にとって憧れの存在。「コレにだけはどうしても乗りたい!!!」とず~っと思い続けておりました。
しかし、2014年の暮れ…。
ついに衝撃的なニュースが流れてしまいました。
「北斗星、2015年度に廃止決定。」
皆さんお分かりのように、最近は格安航空(LCC)の進出などによって寝台特急の立場は急激に薄れてきています。
往時は日本全国を走り回っていた多くの列車たちも、この10年ほどで次々と廃止。
「最後のブルートレイン」と呼ばれていた北斗星にも、ついにその波が訪れてしまったんですね。
新幹線開業が近づいているという事もあり、3月をもって定期路線が廃止、しばらくは臨時便として残りますがそちらも8月をもって消えてしまうようです。
このニュースの少し前には「トワイライトエクスプレスが廃止決定」というニュースも流れていましたが、こちらは「残念だな~」という気持ちで軽く受け流しておりました。
しかし、今回は違う。
「このままでは、北斗星に乗る夢が一生叶わなくなってしまう!!」
ということで、ニュースを知るや否や慌てて乗車券購入に走りました。
廃止が決定したので激戦が予想されましたが、幸いにも札幌→上野の上り列車のチケットをすんなり購入♪
北斗星に駆け込み乗車といったところでしょうか(^_^;)
ということで、今回の旅のメインは「北斗星の旅を満喫」。
せっかく東京へ行くので、ついでに都心部の有名な場所を観光。
そして最終日には、最近マイブームとなっている、ある昭和●●●巡りをしようとプランを練りました。
それでは…スタートです。
2月5日。
え~、帰宅ラッシュを迎えつつある夕方の札幌駅です。これから17時12分発の上野行きに乗ります♪
JRは普段利用しないので、改札を通るだけでワクワクします(笑)。それにしても、札幌駅スタートの旅というのは随分と新鮮な気分です!(^-^)
駅弁を買い込み、極寒の待合場所で案内を待ちます。
張りきり過ぎて早く着きすぎました(笑)。
ついに…北斗星の表示が!!
列車名といい行き先といい、掲示板の中で異彩を放ちまくりです♪
ワクワクしながらホームに上がると…、既に入線待ちの先客がたくさんいました。
これから乗車するお客さんの他に、撮影目的の鉄道マニアの方々もそれなりに多いです。さすが人気列車ですね!
そして…。
ゆっくりとこちらに向かってくる青い列車。
「北斗星」堂々入場。
いや~!やっぱりオーラがハンパないですよ~!鳥肌が立ちました。
思えばこれほど近くで北斗星を見たのは初めてかもしれません。
ちなみに、列車は客車12両+牽引機関車2両ととてつもなく長いため、ホームにミッチミチに入って停車します(笑)。
そのため、「お顔」の写真はキレイに撮れなかったので今回はパス。お許しくださいm(__)m
風格に圧倒されながら写真を撮りまくっていると、すぐに発車のアナウンスが。
発車まで10分ほどしか停車しないので、満足に写真撮る時間もありません(汗)。
慌てて乗りこみます。
これが…今回泊まる5号車です♪
グレードは「B寝台個室 ソロ」です。車内に入ると、このように個室のドアがズラッと。
…狭いです。
僕が宿泊するのは9番の部屋。
運の良いことに、マニアには「当たり」といわれている2階の部屋でした。
…これが個室内だ!!
おおぉ!?予想以上に狭いですぞ(汗)
階段を上ると天井が低く、頭をかがめなければいけません。ほとんど寝るためのスペースのみといった印象。
…しかし荷物を置く大きめのスペースがあるので、カバンのせいで窮屈になるということはありません。座席兼ベッドも充分な長さがあり、きちんと足を伸ばす事ができます。(身長167の僕が言っても説得力ないけど。)
扉は暗証番号式のしっかりしたもので、セキュリティも抜群だしプライバシーも保てますよ。
この部屋で、お値段は6480円。他のお客さんと相席となる「B寝台開放」(2段ベッドが向かい合っている部屋)の車両と同料金なのはお得な感じがします。
ちなみに、このお部屋代と札幌→上野の特急料金&運賃を合わせると合計27980円でございました。
部屋に荷物を置くと同時に、ついに列車が動き出す。
ベッドに座り、普通列車待ちのサラリーマンや高校生が並ぶホームを眺めます。
なんか、日常から非日常に飛び込むこの感覚がたまりませんね!(*^_^*)
16時間半の列車旅、ついにスタートです!(^-^)
枕元のスイッチ
室内灯、空調に足元の案内灯と自在に切り替え可能。ストーブも弱・強と選択できます。
また、ご丁寧にオーディオ設備も備わっており、チャンネルを合わせるとクラシック音楽が流れます。
これまた優雅な旅を演出してくれるわけですね!
北斗星マークつきの鏡と、レトロな字体の注意書き
見えづらいですが、鏡の左下に北斗星マークの星があしらわれています。
なお、部屋着も備え付けなのですが、ご丁寧にJRのマークがデザインされた素敵な逸品ですよ(*^_^*)
洗面所
こちらは1車両に1~2個あります。やはり列車と言っても「宿」ですからこういう設備も備わっています。
…ちなみにひとつ残念なのが、部屋内にコンセントが無いことです。電力消費の早いスマホ君や新デジカメ君を充電できないのでコレは痛い。
列車内で唯一使えるのが洗面所にあるヤツだけなので、翌日朝はちょっとした争奪戦が繰り広げられていました(笑)。
部屋の窓から、すっかり日も暮れた札幌近郊の街をのんびり眺めます。
防音なのかどうかは分かりませんが、部屋の中は意外と静かです(それなりに揺れるけど)。
ついに乗る事ができた念願の北斗星。
楽しい旅になりそうです♪
次回
車内を探検。そして北海道を出るまでが長いです(笑)。
続く。
発車する時の機関車に引っ張られる感覚?は普通の通勤電車には無い不思議な感じですね。
列車の旅ならではの、哀愁の漂う少し寂しげな空気を味わえただけで大満足でした。
列車内ではあまり眠れないだろう…と思いきや意外とグッスリだったり…。でも頻繁に目が覚めたりしましたけどね(^_^;)
眺めもよく、楽しむことができました。
静かだったのも2階だったからというのもあるのでしょうね。
入線時の機関車2両の牽引(重連?)は迫力満点で感動しました。あの長さの列車なら小さな札幌駅ではギリギリですね(笑)
楽しみにしていただき、ありがとうございます!
ブログ更新も楽しみにしていますよ♪
列車内では秘密基地みたいな(?)個室内に興奮しっぱなしでした…。古い内装が逆に落ち着く感じで、なんとも心地の良い空間でしたよ~。
0系新幹線に乗ったことあるんですね!今となっては貴重な経験ですね。それにしても「くずかご」の表示なんてよく覚えていますねww
自分は新幹線すらまともに乗ったことなくて…中学修学旅行で「こまち」に乗ったぐらいです(^_^;)
カシオペアはこれからも観光用列車として残っていくでしょうね。ADさんが乗るとなると、しばらくして貯金が貯まった頃かな?夢が叶うといいですね~!(^-^)
更新を楽しみにしていただき、ありがとうございます♪
まるで子供時代の旅烏を観ているようです。(^^;)
列車が動き出す瞬間の、あのガタン!と揺れる瞬間が
たまりませんね。車窓に流れる札幌の街並。踏み切り
音の淋し気な音も郷愁を誘います。いよいよ始まった
北斗星での上野行き。多分興奮覚めやらずで寝不足に
なっていることでしょう。上野の駅で足を踏み外して
転ばぬようお気をつけあそばせ・・・。(^^;)
B個室ソロの二階を取れたんですね。なんと言うミラクル!
一階は結構、線路からの振動が来るんですよね。
札幌駅入線時は機関車も含めて14両編成になっちゃうので、先頭の機関車はホームからはみ出しちゃうんですよね^^;
次回以降の更新も楽しみにしています。
良いですねぇ~羨ましいですねぇ~!
このレトロな個室に味があるってもんです。
因みに僕が2才ぐらいの時に0系新幹線に乗ったことがあるのですが、その時ゴミ箱に「くずはぐずかごに」と書いてたのを思い出しました(笑)
将来的に僕はカシオペアに乗りたいですねぇ。
まだ乗れるでしょうからね(笑)
次回の更新も楽しみにしています!
こちらも更新再開しますね!