伊豆韮山・成福寺境内の蓮
当地では、昨日(7月17日)、「梅雨明け宣言」されたそうで・・・昨日の気温は33度、本日は34度の予想。
朝から暑い!
雨がうっとうしい、早く梅雨が明けてほしい・・・明ければ明けたで、蒸し暑くてたまらない、涼しい風が欲しい・・・冷房を入れれば電気代がたまらない!
もう、付き合いきれませんね・・・本当に我儘な人間だと思う、自分の事ですが。
いずれにしても、梅雨が明けたという事で、一歩、前進出来るような気分になっている事は確かだ。
先日来、伊豆韮山・成福寺(じょうふくじ)の蓮の花の便りを聞いたばかりだったが、またまた、成福寺がらみの出来事で・・・これを縁というのかも。
友人である七十代後半のご夫婦は、新規に墓所を持たないで、この成福寺に「合同墓所(正式に何と呼ぶのかしらないが・・・)」を「終の棲家」として、「永代供養」の依頼をされているという。
その供養塔(恥ずかしながら、これも正式には何と言えばよいか知らない)を、たまたま、拝見する機会を持った。
私自身は、「遺灰を砂漠にばらまいて」という希望だが、おそらく、実現しないと確信している。
あの世に行っても、我家から離れられず、当家の墓所に、適当な戒名を付けられて収められるに違いない。
で、「そうか・・・」と思ったんですよ、戒名も付けない(らしい)でも良いという合同墓所も悪くないなって・・・。
友人は、そんなに飛んでいる性格ではないが、自分で決断する能力は高い人である。
自分で(ご主人もそうだが・・・)納得できる生き方(死に方も含めて)を決断・実行する姿は尊敬に値する。
実際、私の指針としている友人の一人である。
前職で葬祭に関わっていましたので少しだけ・・・
お墓は守っていく子孫が大変と、
合祀型の墓所を希望される方が増えています。
以前は、葬儀やお墓の事は生前に話すのはタブー視されがちだったのですが、
今はご自身の葬儀を事前予約される方も・・・
今後は葬儀やお墓のあり方も変わっていく部分と
変わらない部分が出てくると思います。
梅雨明けしたというのに、本日(7/13)は雨です。
近しい人を送る事が多くなってきて、つくづく「上手に終えるには・・・」と考えます。
結論から言ってしまえば、「上手に生きる事が、上手に終える道だ」という事なんですが、その「上手」と言うのが、まだ、類型的な面を残しているのですね。
様々な生き方が認めらるてきたように、様々な終え方も、その内に、一般的になって行くのでしょう。
でも、何事にも、「最初」は勇気ある一歩があるもので、その一歩に参加したいという思いもありますね。
前回から俄然「成福寺」には親近感を持ちまして、今回の記事も読みました。
私も数年前から「日本の宗教」や「葬祭の行い方」について関心を持ち、本も読みました。
戒名は生前に自分でつけることもできるとか、戒名とは釈迦の弟子になるために必要な名前であるとか、日本の寺はかっては葬儀とは無関係な仏教を学ぶ場所だったとか…色々知りました。
私自身は無宗教者なので戒名はいりません。葬儀もいりません。出棺までは家にでも置いて貰い、直葬してもらった後、散骨を希望しています。
本当は私が愛して登った山がいいのですが、誰も登山をしてくれそうにないので海への散骨を希望しています。家族には話してあります。
個人的な事で長くなり、済みません。
「成福寺」というのは鎌倉にもあるようですね。
伊豆韮山の成福寺は、とても明るくて、それでいて、閑静な品の良い雰囲気のあるお寺です。
「終の棲家」として何を選択するかは、まだまだ、自由にというもの難しいものがあります。
でも、日本の良い所は。宗教にがんじがらめになっていない点だと思いますから、勇気ある人が実行することによって、一般的になって行くのかも知れませんね。
まずは、「終の棲家」の話題が、普段から日常的話題として定着してほしいと思っています。