今回、バリ島への旅のきっかけは、
キルト作家、秦泉寺 由子さんのバリの家(アトリエ)を
訪ねる幸せな機会を得たことだった。
豊かな植物におおわれた、美しいその家は、
「grass house」と名付けられている。
秦泉寺さんは、1980年代、
染色ができるスタジオをバリ島に建て、
以来、この地の大自然から生まれた美しい色彩を
布に、糸に、映しとってこられた。
特筆すべきは、熱帯の竹で、
美しい「白」を染めることを発見された偉業。
その「白」についてはあらためて書くことにして、
秦泉寺さんのバリの家「grass house」を
少しご紹介します。
彩り美しくフルーツが下げられている、キッチン。
もともと木に下がっていたものだから、楽しげ。
緑におおわれた、茅葺きのゲストハウス
光がたっぷり取り込まれる、オープンなスタジオ
つづく