消えゆく霧のごとく(クンちゃん山荘ほっちゃれ日記)   ほっちゃれ、とは、ほっちゃれ!

きらきら輝く相模湾。はるか東には房総半島の黒い連なり。同じようでいて、毎日変わる景色。きょうも穏やかな日でありますよう。

行動パターンというものは変えられるのか?②

2016年10月20日 12時25分03秒 | 日記
変えなきゃしゃーないパターンもある!

さて、行動パターンは個人特有のものではありますが、ある種の類型でひとくくりにできることがあるのだといいます。

例えばスポーツ、芸能、文芸など何でもいいわけですが、これらの「ファン」、とりわけ「追っかけ」と呼ばれる熱狂的ファンの行動パターンには、いちじるしい共通点があるらしいのです。
そして、熱狂的ファン集団には、やがてOne of thenにあきたらなくなった少数の特異な人物があらわれるというのです。

昨夜読み終わったStephan King*『ミザリー』(1990文春)の巻末解説に、翻訳者矢野浩三郎氏が以下の実話を書いておられます。
*http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/725071c75573c63a8fb4f890563baa73

『時は1979年。(テレビ局を出たキングが熱狂的ファン集団に取り囲まれた際の話として)キングのナンバーワンのファンだと自称する男が、いっしょに写真に写ってほしいと、しつこく頼む。(略)近くにいる者にポロライド・カメラを渡し、キングと並んで写真におさまった。さらに男は、できあがったポロライド写真にサインをしてくれ、とせがむ。(略)
男の名前を訊いて「マーク・チャップマンへ、Stephan Kingより」とサインしてやった。
このマーク・チャップマンこそ、その翌年(12月8日)、同じように写真を撮ったあと、ジョン・レノンを射殺する「ナンバーワンのファン」である。』(483P11L以下)

チャップマンも自らの行動パターンを変えることができたとすれば、別の人生を送れたかもしれませんね。

それにつけても、群馬のホテルでパクられた、なんたらいうやかましい女優の息子の騒ぎが思い出されます。この男などは、これまでの行動パターンを大きく変えなければ、今後も同様事件をひきおこすか、まきこまれることは避けられそうもありません。

行動パターンには、人生を左右する大切な要素がありそうです。

行動パターンというものは変えられるのか?

2016年10月20日 00時43分35秒 | 日記


行動パターンというものは、いったん身についてしまったら、それとサヨナラするのはとてもむずかしいようです。いつごろから? どうしてそうなったのか?といった経緯にかかわりなく、終生のしがらみとなる場合も多いということです。

これは、**癖、**癖などとも称せられ、あまり芳しくない方面で口の端にのぼったりしますよね。
わが身を省みても、恥ずかしながら思い当たるふしがあります。

市議会開会中にウソの届けを出し、ネパールで登山をしていた徳島県阿波市の市議会副議長の記者会見をテレビで見ましたが、あきれ果てました。

Q なぜ、ウソの届出までして出かけたのか、なぜ取りやめなかったのか。

答えの要旨。長らく準備をしてきた。毎日、ランニングを中心としたトレーニングにはげみ、10キロまで距離を伸ばしてきた。間もなく70歳で、いま行かないともう無理だろうと思った。

こんだけ質問趣旨と回答内容が乖離するのも本当に珍しいです。そして、この男の70年はこうした身勝手な言動をはじめとする特異な行動パターンに彩られてきたのだろうな、と感じました。

犯罪の方面でも何回も悪行を繰り返す累犯では、「手口」と呼ばれる行動パターンに個人特有のものがあります。これは犯罪の種類にかかわらず、詐欺でも盗犯その他でも同様で、犯人割り出しに大いに役立ちます。



以下、20日昼に続く