原発廃水垂れ流しは
犯罪的ではなく犯罪そのもの
未来の国民に申し開き出来ない!
この垂れ流し問題について書いて書いてください、と鬼蜘蛛姉さんにお願いしたところ、早速ご自分のブログに関係記事がアップされました。当該記事の論点は複数ですが、ここでは関連部分だけを転載させていただくことにしました。ありがとうございました!
全文はこちら 鬼蜘蛛の網の片隅から:汚染水を海に流すという犯罪 (sapolog.com)
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日本政府は、福島第一原発から出る処理水(処理水といってもトリチウムの他に多数の放射性核種が含まれている汚染水)を海に流そうとしている。汚染水の海洋放出は以前から言われていたが、「とうとう・・・」という感が否めない。もちろん、福島第一原発ではすでに地下水を通じて汚染水がダダ洩れになっている。これだけでも大問題だが、汚染処理水の海洋放出は国民の過半数が反対し、漁業者も反対している。国民も漁業者も利害関係者なのに、それを無視する対応だ。これ以上汚染水を保管する場所がないから海に流すというのは、結局安上がりに済ませたいということなのだろう。「原発推進派による茶番劇」という指摘もある。(こちら参照)。
汚染水の海洋放出についてはお隣の韓国や中国でも問題視している。例えば韓国のメディアではトリチウムの危険性を報じている。
トリチウムは致命的物質・・・日本政府は「問題ない」と真実歪曲 (中央日報)
また中国のメディアも「日本が原発処理水を海洋放出へ もっといい方法はないのか」という記事でこれから30~50年間ほど貯蔵して放射能を減らすほうが良いという提言をしている(リンクを貼ると何故か「登録できない単語が含まれていますと」表示され投稿できないので、リンクが貼れない)。私も安全な処理法がないのなら、まずは保管を考えるのがベストだと思う。以前、小出裕章さんが言っていたタンカーなどを利用した保管はできないのだろうか? まずは保管をし、より安全な処理法を探っていくしかない。
もう一つ、週刊金曜日の記事を紹介しておきたい。
福島第一原発の処理汚染水海洋放出に市民団体が反対 「東電の垂れ流しは犯罪行為だ」
東京大学名誉教授の鈴木譲氏は、こう述べたという。「生物に悪影響を及ぼす汚染物質を垂れ流す東京電力の行為は、水産資源保護法違反です。犯罪行為です。東電や政府幹部、(海洋)放出の責任者は刑事訴追されるべきです。東電や(政府の)責任者を刑務所にぶち込んでやろうじゃないですか」
私も、海洋放出など到底認めるべきではないし、犯罪行為ではないかと思う。
最後に「風評被害」について一言書いておきたい。福島の原発事故以来、「風評被害」という言葉がずいぶん使われるようになった。風評被害というのは「根拠のない噂のために受ける被害の事」を指す。しかし、汚染水を海に流せば生物がそれらの核種を取り込み食物連鎖によって濃縮される。それを私たちは食べることになるのだから、体内に放射性物質が取り込まれる。食べ物を汚染するのは明らかなのだから、風評被害などではなく実害だ。こんないい加減な言葉で誤魔化すのは止めてほしい。
izukunさんの言う通り、薄めて流せば問題ない、などというのは詭弁にほかならない。
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訂正 引用文3行から4行にかけた文章、「もちろん、福島第一原発ではすでに地下水を通じて汚染水がダダ洩れになっている。」は引用元から削除要請がありましたので、削除します。ご確認ください。
原発事故から12年たっても、廃炉は遅々として進まず、いったいいつまでかかるのでしょうね。また大地震やら大津波が来たらいったいどうなるのか? 戦々恐々としながら暮らしています。
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