どうも感心しないバナナ
日光の手前(今市)やな、これは
レンジでチーンしてみたら、
あれま、とってもおいしい!
おらの子どもの頃は貴重品だったバナナ。いつのころからか、鶏卵とともに安い物の代名詞みたいになっちゃいました。台湾産やごくごくわずかな九州、沖縄産しかなかった時代はほんとうにおらたちの口に入ることは珍しかったのです。
で、先日、雪が来るという前の日に、雪で車が動かなくなることを慮って買い出しに行きました。そして、フィリピン産とエクアドル産のバナナが並んでいたので、うーん、と一瞬考えたうえ、エクアドル産を買い物籠にいれました。値段はどちらも3房か4房かで170円税抜きでした。
南米エクアドルといえば、30年ばかり前、首都キト (行ったばかりでも帰途、なんちゃって!) の「The Voice of The Andes」(「アンデスの声」) という短波放送の日本語部に亡兄が7、8年いたとの刷り込みがおらの頭にあったのか、なんとなくエクアドル産に手が行ったのです。
それはそうとして、このバナナ、あきれたことに皮はむきにくいは、食べてもごりごりでまずいは、というシロモノだったのです。こんなの売ってんなよ、というのが正直な感想。2本はなんとか食べたものの、残りの2本はネコも食べないし、竹林に放り投げて鹿にやるしかないと考えながら、冷凍あんまんをチーンしていたら、ふと、このごりごりバナナをチーンしたらどうやろ、と思いついたのです。
んで、2本とも皮をむいたあとで、これって皮をむいてやるべきか、そのままやるべきかを考えりゃ良かったなぁと思ったのですが、時すでに遅し。皮をむいた2本をレンジに入れました。
はじめに1分のチーン! 外観ほとんど変わらず、ちょっ食べると甘いわ!
もう少し、と50秒。両端から少々水分が飛び出している。食べると、とても甘い! ごりごりもなくなり、ほどよい硬さというか柔らかさになっておりました。ホットバナナですな、これは。フォークで適量ずつ割って食べました。うまい!
バナナの大きな葉っぱでなにかを蒸し焼きにするという映像は見たことがあるのですが、バナナを焼いたということは寡聞にしてして知らなかったのです。しかし、当然ながら確立した調理法として存在するものと思われます。
次は、蒸し焼きふうに皮をむかないでやってみることとし、さらにもっと高価な十分においしいバナナでやってみたらどうかな、とかも考えています。
みなさまも、どうぞお試しあれ!
これがホットバナナ。見た目より17倍うまい!