シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

ニール・ジョーダン監督「マイケル・コリンズ(Michael Collins)」(英・米・アイルランド、1996年、133分)☆☆☆

2022-04-16 13:16:06 | アイルランド

主要な舞台はアイルランド・ダブリン。

700年もの間イギリスに支配されていたアイルランド。その独立を目指した闘士、マイケル・コリンズ(1890-1922)の半生を描いた作品です。

1916年、デ・ヴァレラ(アラン・リックマン)を指導者とするアイルランド革命軍は、イースター蜂起の中でイギリスと交戦しますが敗北。捕らえられた首謀者は処刑され、蜂起は失敗に終わります。逮捕された兵士のひとりマイケル・コリンズ(リーアム・ニーソン)は釈放され、その後、独立運動の担い手としてゲリラ活動にかかわります。

刑期を終えたコリンズは、親友のハリー・ボランド(エイダン・クイン)とともに、ゲリラ戦のリーダーとして頭角を現します。抵抗活動のなかで、怪我をしたコリンズは、後に結婚を約束することになったキティ(ジュリア・ロバーツ)と出会います。

ダブリン市警察のブロイ(スティーヴン・レイ)から内部情報を得て抵抗を続ける中、イギリスからソームズ(チャールズ・ダンス)が派遣され抵抗組織(IRA)への締め付けが強められます。

その後の内乱でIRA側に多くの犠牲が出ます。デ・ヴァレラに説得され、コリンズはイギリスとの交渉団に参加。イギリス=アイルランド条約が調印されます。

1922年、イギリス=アイルランド条約は激論の末、議会で批准されますが、条約の内容をめぐって反対派が離脱し・・・。
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