平日ナイトゲームで行われたJ2第9節、ホームのシティライトスタジアムで行われたロアッソ熊本戦の振り返りです。
4試合勝利がなく直近の3試合を引き分けてきたファジにとって、この試合は相手がどこであれ、内容がどうあれ、勝点「3」を取るしかない試合でした。今季初のホーム開催のナイトゲームで勢いを取り戻したいところでした。
プロの仕事は勝つことのみ。それを果たさないと何もしていないことと同じです。無駄なあがきは下手な考えと同じで「休むに似たり」です。白星という結果のみが求められる試合です。
中3日で3試合が行われる連戦の2試合目。ターンオーバーなのか、個々の選手にアクシデントがあったのか? それはともかく、熊本は中2日でのアウェーゲームですから、負ける訳には行きません。
「J2の頂」を目指すと決めて臨む今季。その覚悟を試合で見せてほしいとずっと思ってきました。ここ4試合でそれを裏切り続けてきたチームがどのように復活を果たすのか? NPBと違って年間42試合のJ2では、取り戻す時間が多くはありません。
試合を振り返りましょう。
春とはいえ、夜になれば冷えて来ます。この季節は観戦にも難しい時期です。
選手入場です。
整列
両チームのスターティングイレブンです。
いつもの円陣ダッシュで試合開始です。
それではこの試合の結果とスタッツです。
⚽見せ場が本当に少ないスコアレスドローでした。特に気にしないといけないのがファジの枠内シュートです。枠内に1本も飛んでいないということは点が入る要素がないということです。試合の多くを支配され、動きも鈍く、中3日の影響かと言えば相手は中2日ですから、それを言い訳にもできません。得点の匂いがしないまま、失点しなくて良かっただけの試合内容です。こんな試合が続いていれば、当然入場者数も頭打ちになるでしょう。
今季のホームゲームの入場者数を振り返ります。
◇第2節 清水戦 15,695人
◇第4節 金沢戦 8,129人
◇第5節 甲府戦 7,422人
◇第7節 いわき戦 6,577人
◇第9節 熊本戦 5,258人
5試合の合計は43,071人で、1試合平均では8,614人ですが、全ては清水エスパルスの集客力におんぶにだっこの結果です。このままでは、順位も観客数もジリ貧です。J1昇格など夢物語になってしまいます。そうならない為にも4月の残り3試合には3連勝したいところですね。
簡単な試合は1試合もない魔境J2。沼からの脱出は容易ではありません。
仙台(A)、山口(H)、秋田(A)と続く4月の残り3試合。東北へのアウェー試合が2試合あって、帰ってくればGWの連戦に突入します。スケジュールが過酷なら対戦相手も過酷。J2沼とはよく言ったもので、15年抜け出せないでいるファジにチャンスは多くは訪れません。
次節は仙台でお会いしましょう。
・・・!? えっ!?
今秋には笑顔でお祝いできますように。その為なら勝ちを見にどこまでも行くとしましょうかね(笑)