今季、第3節にして初めてのアウェーゲームとなった昨日の栃木SC戦。ホーム開幕戦のヴァンフォーレ甲府に「4-1」で快勝したものの、第2節の徳島ヴォルティス戦には前後半で流れが変わる混戦の末に「1-1」のドローで終わりました。1勝1分で迎える栃木SC戦を絶対に勝ちたいところでした。
出典:https://mail.yahoo.co.jp/u/pc/f/
栃木SCはカターレ富山と共に、2009年にファジがJ2に昇格した時の同期昇格組でJFL時代から死闘を演じて来た宿敵です。栃木がJ3に降格していた2016年と2017年の2年間を除いて過去にJ2で23戦しており、ファジの10勝5分8敗の成績で勝ち越してはいるものの、内容はほぼ互角です。ファジにとっては鬼門の北関東3クラブの1つでもあり、更には苦手の黄色のチームです。アウェーでは過去に11戦しており5勝3分3敗です。どちらかというとホームよりはアウェーの方が若干相性が良いかと感じています。
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では、早速試合結果です。
*カンセキ 2,922人
栃木 0-1 岡山
┌0-0┐
└0-1┘
得点者:
48分 ヨルディ・バイス(岡)
前半はほぼゲームを支配し、ゴールに迫りましたが先制点が奪えませんでした。得てしてこういう試合は先に失点するとズルズル黒星ということが良くあります。後半、何としても先取点を奪うべく立ち上がりました。その矢先の後半3分、相手ゴール前でチアゴ・アウベスが倒されて得たゴール正面のFKがターニングポイントになりました。キッカーは宮崎、チアゴなど多彩ですが、そんな中で相手の意表を突くヨルディ・バイスのFKが直接ゴールネットを揺らしました。相手ディフェンスのタイミングをずらし、コースも完璧に左隅に吸い込まれました。欲しい時間帯に技ありのFKで先制しましたから、攻撃の強度を少し抑えて、ディフェンシブなカウンター狙いに切り替えることができました。今季初のクリーンシートは「1-0」とは言え、狙い通りの快勝という結果です。
「取れる時に取っておかないと勝てる試合に勝てない」と前節では申し上げましたが、取るべき時に取れなくてもチャンスを一つだも生かすことができれば勝つことができるというのもサッカーあるあるです。「勝ちに不思議な勝ちあり」ですから、偶然であろうとアクシデントであろうと、相手のミスであろうと勝ちは勝ちを呼ぶことになります。先制点を貪欲に奪う、失点を最小にとどめることに注力していれば自ずから成績はついて来ます。これからも奢ることなく、さりとて卑屈になることなく、正々堂々とリーグを戦い抜きましょう。
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この試合のスタッツです。
栃木 岡山
ボール支配率 48% 52%
シ ュ ー ト 6 15
枠内シュート 3 4
パス(成功率) 383(75%) 465(81%)
オフサイド 0 1
F K 9 17
C K 2 2
P K 0 0
柄にもなく、ボール保持で上回ってしまった試合でしたが、J2で勝つ極意は「ボールを持たないこと」という鉄則に反しても勝てたので、少しだけ自信を持って良いかも知れません。万全でなくても勝つ試合を増やして行けば、ミッチェル・デュークが代表戦で抜けている期間でも持ちこたえられますからね。
出典:https://www.zelvia.co.jp/
次節もファジはアウェーゲームです。FC町田ゼルビアと対戦します。躍進を続ける急成長のチームを退け、勝点「3」を奪って帰れたら、次のホームゲームである昇格No.1候補の横浜FCとガチンコで対決できます。頑張りましょう。
よろしくお願いします。