先日、台風10号の影響で風雨が強まりつつある悪天候をついて、美観地区を訪ねました。
雨雲が低く垂れこめて、鬱陶しいとも言えますが、晴れの国・岡山の中にあっては倉敷は雨が似合いそうなイメージがあるようです。まあ、気のせいだと思います。
雨の予報があったことと平日ということもあって、この日の美観地区は人出が少なかったのです。
いつもは賑わうはずのデニムストリートにも人影はかなり少なくなっていました。時刻にもよるか? まあ、細かいことはご容赦ください。
で、この日の目的地の一つへ向かいます。
NHKで放映され、ハルさんが訪れた「夢空間 はしまや」を訪問しました。美観地区のはずれにある古民家カフェです。
「はしまや」は明治2年に創業した老舗の呉服屋です。母屋は市の市の重要文化財に指定されています。そこから「ひやさい」と呼ばれる細い路地を奥へ入って行った先に「夢空間 はしまや」があります。
呉服屋の食糧庫として使用されていた蔵を改築して生まれた古民家カフェです。
ハルさんの大好きななまこ壁の土蔵の一番奥がカフェスペースです。呉服屋に住み込みで働いていた奉公人の米蔵だった場所のようです。
店内の様子を写真で紹介します。
カウンターの右端のところにハルさんが訪れた際の写真が入った額がありました。
ピアノを演奏するおじさんが見えますか?
ランチタイムに頂いた料理が以下になります。家族の頼んだものも載せておきます。
私が頂いたのはハンバーグカレー。
ご飯は日替わりのようですが、この日はうるち米を小豆と炊き込んだ赤飯のようで赤飯でない、それでももち米のような食感も楽しめる一品でした。発酵食品が特徴のお店なので、副菜も楽しめます。
美味しくいただきました。ご馳走様でした。
カフェのある倉庫群と母屋の呉服屋に挟まれた中庭です。雨で一層雰囲気が出ていました。
店を出てから、美観地区をしばらく歩きます。
観光地として有名な倉敷美観地区ですが、それらの家屋に生活の息遣いが感じられます。
これは、古くから村役人となる資格を有した「古禄(ころく)」と呼ばれる十三軒のうちの一軒で江戸時代から続く井上家住宅です。特に綿花の集散地だった倉敷にあって重要な役割を果たしてきました。
旧大原家住宅と美術館です。今回は観光ではないので美術館はまたの機会に・・
それから歩みを進めて・・
大手まんぢゅうカフェへ。大手まんぢゅうのタペストリーと鬼のマスターがお出迎えしてくれます。
こちらで頂いたのは、
大手まんぢゅうソフトです。美味しゅうございました。
天気が良ければ、もっと色々巡れたかとも思いますが、そうなれば観光客が多くて入れないところが増えそうで、この天候も悪くなかったのかなと感じています。
岡山市と隣接する倉敷市ですが、池田藩の城下町だった武家町の岡山と異なり、幕府の天領で商業中心の町だった倉敷には岡山では見られない趣ある街並みが残されています。
全国的に有名な白壁の倉敷ですが、機会があればゆっくりと歩きながら堪能いただければ幸いに存じます。
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