おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

第103回全国高校野球選手権大会 13日目

2021年08月27日 04時58分00秒 | 高校野球

やっと準々決勝にたどり着きましたね。長く苦しい道程でした。頂点まであと3勝です。



準々決勝の試合予定です。

※13日目の予定

▽準々決勝
京都国際-敦賀気比
石見智翠館-智弁和歌山
明徳義塾-智弁学園
神戸国際大附-近江


近畿5校と北信越1校、中国1校、四国1校の8校による準々決勝の戦いです。「西高東低」というより、「近高遠低」の構図だと思います。5校から1校だけ漏れたのが大阪桐蔭だったというのは単なる結果論に過ぎません。

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早速、準々決勝の試合結果です。

▽準々決勝

敦賀気比
  000 000 020│2
  000 000 021x│3
京都国際


(敦)本田・吉崎・竹松-長尾・渡辺優
(京)平野・森下-中川


智弁和歌山
  110 203 200│9
  000 000 001│1
石見智翠館


(智)塩路・高橋・武元-渡部
(石)山崎琢・山本由・豊岡-上


明徳義塾
  000 100 001│2
  000 100 002x│3
智弁学園


(明)吉村-加藤
(智)西村・小畠-植垣


神戸国際大附
  000 011 004│6
  020 100 211x│7
近    江


(神)阪上・楠本・岡田・中辻-西川
(近)山田・岩佐・山田-島滝

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4強が全て近畿勢というのは史上初のことです。それについては後程。

4試合のうちの3試合がサヨナラゲームというのは何度かありますが、私が良く覚えているのは1973年の1回戦です。この時は3試合のサヨナラ劇が全て延長だったので、第4試合が終わったのがかなり遅い時間だったと記憶しています。その1973年8月9日の4試合の結果です。

*1973年8月9日
浜田商 1-0 甲府工
高松商 2x-1 取手一
(延長11回)
作新学院 2x-1 柳川商(延長15回)
銚子商 1x-0 岡山東商(延長12回)

第2試合の高松商の中心選手は後に阪神・西武などに在籍したエースで4番の植上健治でした。高松商は2回戦の京都商にも雨中の激戦でサヨナラ勝ち。3回戦で銚子商に逆転されて敗退しました。
第3試合の作新学院のエースは言わずと知れた江川卓でした。柳川商(現:柳川高)がバスター打法で江川攻略を狙いますが延長15回で力尽きました。バントの構えからヒッティングに転じるバスターという戦術が高校野球に一般的になったきっかけの試合だったと記憶しています。作新はご存知の通り、2回戦で銚子商と対戦、降りしきる雨の延長戦で江川が押し出し四球で敗退した試合でした。この場面は今でも映像で振り返られますが、当時は物凄くショッキングな瞬間でした。江川は選抜準決勝で広島商にダブルスチールを敢行され、小倉捕手の3塁悪送球で敗れました。夏は押し出し四球で敗退しており、結局江川は甲子園で打たれることなく敗れ去りました。
第4試合は銚子商の土屋正勝(元中日)と岡山東商の土居正史(元広島)の投げ合いで延長に突入します。試合開始時間が既に薄暮状態でしたので、後年この試合に出場した岡山東商の選手の方にお話を聞く機会がありましたが、監督が「バットを短く持って、とにかく逆方向へ打て」と指示されるのですが、土屋の球が見えないので「そんなことができるか!」と目を瞑って強振したらライトの頭上を越えていた、だったそうです。土屋の投球が見えないほどだったとしたら、江川の球は絶対に見えなかったと思います。

この大会が夏の大会での木製バット使用の最終年でした。大会を通じてホームランは10本。大会第10号は準々決勝の高知商戦で広島商の達川光男捕手が放ったものでした。打たれたのは高知商2年生の鹿取義隆投手で、エースの浜田良彦投手の足がつって急遽登板していたのです。

また、3回戦の高鍋戦で北陽(現:関大北陽)の有田二三男投手がノーヒットノーランを記録しました。この時、1年生の岡田彰布も出場しています。

決勝は静岡と広島商の対戦となり、大利裕二のサヨナラスクイズで「3x-2」で広島商が優勝しました。決勝を含めてサヨナラゲームが多かったという印象の大会でした。

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今日は休養日となり、準決勝は明日行われます。

※14日目の予定

▽準決勝

近江-智弁和歌山
智弁学園-京都国際


で、近畿勢が4勝を独占したことに関連する記事です。

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夏の甲子園4強、近畿勢独占はなぜ起きた? 身近にいる“優勝候補”と調整面・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f1d9c59da97d4aca371c5702485e25a97b45d86
※以下、引用です。

京都国際の小牧監督「みんなが桐蔭を倒そうと練習していることが要因じゃないか」
第103回全国高校野球選手権は1日の休養日を挟み28日に甲子園球場で準決勝が行われる。第1試合は近江(滋賀)-智弁和歌山(和歌山)、第2試合は智弁学園(奈良)-京都国際(京都)と史上初となるベスト4校全てが近畿勢という顔ぶれとなった。近畿勢の躍進を各校の監督はどうみているのか?

26日の準々決勝第1試合で敦賀気比(福井)にサヨナラ勝利を収めた京都国際・小牧憲継監督は「やっぱり大阪桐蔭さんが。今回はたまたま負けられたが、みんなが桐蔭を倒そうと練習していることが要因じゃないかなと思います」と語った。

甲子園に出場すれば毎年のように優勝候補に名前が挙がる強豪校。選抜出場をかけた秋の近畿大会では兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山の代表校たちは避けては通れない相手だ。今春の近畿大会でも大阪桐蔭は智弁学園、智弁和歌山を倒し優勝しており「打倒・桐蔭」を目指すチームが自然と力を付けるというのも納得だ。

逆転サヨナラ負けで4強入りを逃した明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督は調整面の有利さを口にする。今大会は悪天候で順延が相次いだこともあり「第一に、これだけ雨で伸びたら練習するところがない。地元の学校はできるが、地方から来ている学校は練習会場が確保できない」と指摘。

大会史上最多となる6度の順延となったことで各校の調整が難しかったのは事実。百戦錬磨の名将は「もう一つは近畿のレベルが高い。高校野球のレベルが高くなっている」と実力は認めていたが、予想外の悪天候には嘆くしかなかった。

泣いても笑っても残り3試合。コロナ禍で2年ぶりの開催となった選手権大会を制するのは一体どこになるのか、懸命に白球を追う球児たちの姿を見届けたい。


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何はともあれ、優勝まではあと2勝です。勝っても負けても全力でやり遂げてほしいと願っています。



よろしくお願いします。
コメント
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