ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

照羽、西へ

2007年02月11日 | ハリスホーク
朝4時に起床し、照羽を車に積み込んで一路西へ。
とりあえず我が家より暖かい土地ならどこでもいいやと。

ウロウロ車で走り回った末、こんな水路を発見しました。

車中からは獲物は確認できなかったのですが、他の車もほとんど通らないし、
据え回しがてら歩いてみることにしました。

今日の照羽は体重をかなり下げているのですが、朝一で顔を見せた時以外全く鳴きません。
首をヒョコヒョコさせながら水面や藪に見入っています。
天気も良く、風も無し。時折カワセミが飛んだりして綺麗きれい。
あまりの平和っぷりにボケッとしながら歩いていたら、突然照羽が羽を割りました。
咄嗟のことにジェスを解放できず。何かと思ったら、足元からカルガモが2羽飛び立ちました。
あ”~~もったいない。ゴメンよ照羽…。
約30分歩いたところで他に獲物は出ず、対岸を折り返して車に向かいました。
そしてちょっとドラマが。

先ほどカルガモが出た場所の近くにさしかかった時、再び足元の水面が揺れました。
「また出た!!」今度は逆に、咄嗟に照羽を投げることが出来ました。
投げられた勢いそのままに、照羽が飛び立ったカモに突っ込み…「バシン
掴んだ!!…けど外れた~

照羽は最初に出たカルに迫ったのですが、すぐに続いて2羽目が飛び立ちました。
反転してそいつに掴みかかるも、カモの方が方向転換に間に合わず、
照羽と衝突する形になってしまいました。
いわゆる「迎えっ鳥」ですか?(雰囲気で書いてます。意味が違ってたらすいません。)
持ちこたえられなかったか、引っかけた程度で爪が外れ、共に枯れ草の上に落ちました。
カモはすぐに飛び立ったのですが、照羽の立ち直りが遅い!!
それでも遙か先を行くカモを、いつになく執念深く追っていきました。
取り残された飼い主は、一瞬の歓喜から奈落の底へとテンション逆落とし
いつものナマ追いでなく一直線にカモに向かった姿を見て、
「行ける!!」と思ったんだけどなぁ。
ですが、「あの」照羽がカモを一瞬とはいえ掴んだ事実に、徐々にテンション再上昇。
次への希望が持てました!…ってもう猟期終わるじゃん。

明日は虎の子のキジスポットで今シーズン最後の猟です。奇跡は起こるのか

写真はピンぼけだし、おなかも空いてるだろうけど、もう一日だけ頑張っておくれ。

体重 567g