ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

手取り頭取り

2007年02月04日 | ハリスホーク
初鳥飼いから約2ヶ月、ようやく2羽目のゴイサギが獲れました。
しかし、色んな意味でイタい内容となりました…。

かつて友達とザリガニ採りにいそしんだ場所へやって来ました。
その辺りは藪や細い水路が多く、ここならゴイサギが居るんじゃないか?と。
据えながら索敵すると突然照羽がロックオン。視線を追うと水路沿いにマガモが3羽。
まずアレに投げようと思って一歩踏み出した途端、飛び立ってしまいました。
照羽は居ずまい良いままお見送り。追えよ
ここでかなり私の猟欲が落ちましたが、まだ始めたばかりと気を取り直して
歩き出した数分後、水際の藪から待望のゴイサギ(幼鳥)が2羽飛び立ちました。
今度は照羽が羽を割ったので「行け~!!」
追いつき掴みかかろうとした時、ゴイサギが「ギョワー」と鳴いたのに驚いたか、
なんと上に逸れてしまいました。
今度こそ膝から力が抜けかけましたが、「これで獲らなきゃまた餌減らされる!?」
と思い直したか?そこから即座に急降下に移り、背中の辺りをエアキャッチ 
もつれ合って藪の中へ落ちて行きました。
急いで迎えに行くと、前回同様頭取りは出来ておらず
腹這いになったゴイサギの背中と尻のあたりを掴んでいました。
それでも掴んだのが後方だったので、反撃は受けなかったようです。
手伝ってやろうと、ゴイの嘴を掴んで横倒すとガッシと頭取り。
続いて翼を組むとこれもガッシ…
それ俺の手~!!
素手の右手を掴まれてしまいました。
不覚。インプリントハリスと素人飼い主、互いにいっぱいいっぱいだったか…。
お願い放して…と、ゴイの頭を揺すって気を引くと、ようやく両脚で頭取りしました。
照羽に掴まれたのはこれが初めてですが、さすが猛禽。
脚が伸びた状態で掴まれたので、フルパワーでなかったのは幸いでしたが
一番深い傷は流血モノになりました。

しかし何よりもイタかったのは、今日はデジカメが壊れていること…。
出発前にまたも落っことしてしまい、完全に逝ってしまいました。
よりによって何でこういう日に

もの凄く貴重な照羽の「獲ったど~!!」写真を泣く泣く諦め、獲物を解体しました。
これで二日分の餌代は浮くか?デジカメ代と比べたら大赤字ですが。
帰宅後、念のため化膿止めをしっかり塗っておきました。

体重 585g