女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

言行一致の原則

2010-03-12 | インポート

 昨日、クライアント先の新卒者向け会社説明会があった。大阪本社のコンサルティング会社で、東京本部勤務。できれば関東の学生を採用したいというのが要望。

 私どもは「できるだけたくさん」「クライアントの求める学生を説明会に動員する」のが役割。クライアントは、集めた学生に自分達の会社のミッション、ビジョン、どんな人と一緒に働きたいかという想いを伝えてその気にさせるのが役割。今回は、その役割分担通り私どもの集めた学生に対して、社長、東京本部長、先輩社員たちがそれぞれの視点で伝えたいことをきっちり伝えることのできた「いい説明会」だった。

 そのことは、説明会に参加した110名ほどの学生のうちほとんど全員次の選考に進みたいという意志表示をしたことに現れている。

 そんな中でこんな学生がいた。

 説明会終了後、その学生はつかつかと私のところにやってきて、「すみません、名刺をもらっていただけますか?」言いながら名刺を差し出した。見ると、某大学某体育会所属コーチという肩書きが・・・。

 「この業界にしぼって就活してるの?」

と聞くと、すかさず、

 「はい!   と言うか、○○さん(クライアントの社名です)が第一希望です。むっちゃ入りたいです!」

 「えらい、熱心な学生やなぁ・・・」と思いながら、2~3分話をした。

説明会後のクライアントとのミーティングの際、彼のことを話題に出した。

 「1人名刺を持ってきて、○○(クライアントの社名)が第一希望でムッチャ入りたいという学生がいましたわ」

それに対して、クライアントのスタッフの1人が、

 「どこの大学の誰ですか?」

私がそれに答えると、スタッフの顔が曇り「あ~ぁ・・・その子・・・。」

「遅刻ギリギリに来て聞いてる態度も『こ~んな感じ(と言いながらマネをする)』の学生ですわ。感じ悪いからどこ の大学の子やねんと思ってアンケートで名前チェックしてたんですわ!」

※余談ですが、さすが大阪本社の会社。東京本部スタッフも日常会話では大阪弁が飛び交います

あらあら

もうこれで彼がこの会社に採用されることはない

ムッチャ入りたい!という口から出る言葉と、実際の態度が違いすぎる。どちらに本音を感じるかというと、間違いなく「実際の態度!」。人間のお口(発言)は嘘をつくが、行動・態度・表情は嘘をつかない。

言行一致の基本原則

ムッチャ入りたい!というのが本心なら、その気持ちと行動が一致していないと伝わらない。