女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

★何事も「楽しい!」が大事

2009-12-17 | インポート

最近、社員のブログが次々に立ち上がっている。と言う話をしたが、その中に面接の時のエピソードを見つけた。

 今は社員となった辛島との面接を思い出す。

説明会後、「中村さん、選考希望の女子学生3名の面接お願いします!」と依頼されて面接をしたうちの1人が辛島。

第一印象は彼女ではない学生が○。と言うのも総合職で採用する人物として「大人っぽく落ち着いた印象の学生」のイメージがあった。彼女はどちらかと言うと、いや真逆のぽっちゃり系!?の可愛らしいタイプ。

ところが、実際に話しをしてみると、

辛島との会話が楽しい!実に楽しい!!

3人の面接だったが、半分以上は辛島との話し。限られた時間の中で他の学生と話すのがもったいなく感じて、何かにつけて「これについて辛島さんどう思う?」とか「辛島さんやったらどうする?」と彼女に話しを振った。完全なえこひいき面接。

 そんなこんなで、3人のうち彼女だけを次の選考に進めたものの私の中で一つ迷いがあった。今回の採用は「総合職」。私の中での総合職のイメージは前述したように大人っぽく落ち着いた女性。これはビジュアルも内面も含めて・・・。辛島のイメージではない。

迷いを持ちながら彼女との面接に臨むのだが、話しをしてみるとやっぱり楽しい。話している時の表情。会話の内容。それに、こちらの質問の意図を的確に捉えて返してくるので面接をしていてストレスがない。言葉のキャッチボールがスムーズで気持ちがいいのである。あっという間に時間が過ぎる。

正直、会って話しをすればするほど「彼女を断わる理由」がなくなってくる。そうなると、不思議なもので、面接する立場の自分が彼女を社内で通す(彼女に内定を出そう!)ためにどうしようか?というスタンスに変わってくるのです。

実際、次は最終。社長に会ってもらうという時には、「下のアイラインはもっと薄くしたほうがいい」「髪型は顔を隠しすぎず、すっきり見せたほうがいい」などどうすれば印象が良くなるかアドバイスしている。前日には電話までかけて「頑張りや!」と言っている自分がいた。

一体私はどっちの人間や!辛島応援団になっとるやないかい!!

かくして辛島は今うちの社員となっている。

 自然に楽しく会話する。当たり前で簡単なことのようだけとこれができる学生と出会う(特に女子学生)ことは多くない。次年度の面接で自然に楽しく会話できる学生と出会えることを楽しみにしている。