ギターを次々と買ってしまい、家におけないので(嫁さんに知られるとまずい)行きつけのミュージックバーにキープしている人を知っています。
私はハーモニカは気に入ったものが一本あればいいなと思っているけど、やっぱりいろいろ増えてきています。新しいハーモニカを試したい時は何か自分のサウンドに変化を求めたい時とか、新しい取り組みに対して手元にある楽器に不足を感じた時なのでしょう。
初めて買ったのはトンボのフォークヤング。ろくに吹きもせず、分解しているうちに壊してしまった。ブルースハープを始めたころかな?名前が70年代っぽいですね。。私が買った頃ケースが布製だったような気がする。トンボのホームページによると配列が複音ハーモニカと同じなんだそうです。今吹こうと思っても練習が必要かな。
トーツ・シールマンをよく聞くようになりホーナーのスーパークロモニカ270を買った。ブルースハープはけっこう吹いていたので、クロマチックに挑戦するような気分で買ったのだと思う。だが、ブルースハープとの差異も大きくあえなく挫折。当時口髭を生やしていて良くレバーに挟まっていたなぁ。今は机の奥で眠っています。
でも音色は1番すきですね。ポール・サイモンや、ビル・エバンスとやった頃の音がすきですね。たまには吹いてみようかな。
1997年頃にホーナーのCX12がでてこの吹きやすさだったらいけるかな。と思いスタンダードなんかに取り組むようになった。しかし音色が従来ハーモニカのイメージと違ってた。カバーの材質が大きく影響しているんだろうけどね。もう少しクリアな音だったらいいのに。私の持っているのブラックだけどゴールドはちょっと違うらしい。
また、いろいろな曲を練習するうちもう少し下の音域が出る4オクターブのハーモニカに興味が出てきた。そしてスパー64を購入。
スパー64はちょっといかつい感じで理想の音とはちょっと違うけど良く使った。ちょっとレバーのバネが強すぎるつくりで、そのため肩に力が入ってしまう悪い癖がついてしまった。レバ-もろくに掃除せず吹いていたので、滑りも悪くバネがレバーのあなを拡げてしまった。知らないってことは恐ろしい。
もう一本スパー64をもっていて大阪の徳永氏調整のグレードアップハーモニカ。あの音色のハーモニカですよ。バランスが素晴らしく低音から高音まで全ての音が出しやすいのに驚いた。いったいどのような調整が行われているのかいつか伺ってみたい。
谷口楽器に行った時見つけたのが鈴木楽器のマジックガーデン。「生産中止ですのでお安くなっています。」という話で、14穴である。3オクターブ半でることが一番の魅力であった。クロード・ガーデン氏はCx12の愛用者だった。故にCX12のふきやすさを持ち、さらにマウスピースが薄く口にフィットしやすくできている。クロード・ガーデンは生前どちらのハーモニカを使っていたのだろうか。ベンドを効果的に使う奏法はcx12の方に軍配は上がりそうだし、音色はマジックガーデンの方が私は好きである。
デザインは他のメタリックなイメージから脱したエレガントなムードを持っていて音色にも合っていた。
しかしハーモニカも使っているうちにいろいろ気になるところが出てくるもので、低音部の音が曇っているのが気になってきた。良く響いてくれないのである。うまく調整すれば良くなるのかもしれないが・・。
ドの音より下の音がほしい理由はジャズの曲の一般的なキーすなわちサックスのキーで吹きたかったから。しかし今サックスがいるバンドでアンサンブルをやっているのだが、どうしても同じ音域だと、音量でサックスに負けてしまう。他のプレイヤーに聞こえないなんていわれたりする。一オクターブ上で吹いたらきこえたりする。上で吹いた方がハーモニカらしいか。
低音部の響きがいいスパー64を使うか、音域を一オクターブ上げて3オクターブのハーモニカを使うか・・・・考えているうちにちょっと違うハーモニカも試してみたくなってきました。
CX12 テナーの購入を決めました。
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