ハーモニカ吹き井上のブログ

ハーモニカ吹き養成ブログ
クロマチックハーモニカ、ブルースハープの
プレイヤー井上の練習、演奏の記録。

僕の音楽物語(平野肇)

2011年12月31日 | 教則本あるいは読書

「僕の音楽物語(1972-2011)」本屋でぱらぱらと立ち読みしていたら、カーティスクリークバンドについての記述があったので買って読むことにした。著者の平野肇氏はユーミンのツアーバンドや、リリィのバイバイセッションバンド(坂本龍一氏もいたそうです。)のドラマーをされたり、作詞家として徳永英明氏や柳ジョージ氏に詩を提供されたそうです。

カーティスクリークバンドは八木のぶお氏のハーモニカと栗冠(さっか)利郎氏のサックスをフロントにしたフュージョンのバンド。八木のぶお氏をバンドにさそったのは平野氏本人だったそうです。

1977年頃のテレビでパイオニアコンポーネントのCMにカーティスクリークバンドの曲が流れていた。当時ハーモニカの音だと認識できたのかどうか定かではないけど、アメリカ西海岸の映像とTV画面の下の方に出ていたバンド名はしっかり記憶に残っている。数年後CD化されたものを入手したり、中古レコードやで見つけて2枚ほど買った記憶がある。

平野肇氏の70年代ドラマーとしての仕事はこの本に登場するアーティストの顔ぶれを見ればかなりの売れっ子であったことが想像される。松任谷正隆やユーミンをはじめブレッド&バター、吉田拓郎、細野晴臣、‥等。

スタジオでの仕事を通してのスターの様子が断片的に少しずつ語られているだけだが、当時の自分の気分とかレコードの音に込められていたものが読書で感じられる独特の読後感があった。

著者はその後、作詞家になり小説までも書き出すのだが、人との出会いによって生業が変わっていく様が、本当は才能豊かな人なんだろうけどそれをひけらかす風でもなく書かれていて小気味いい。

しまいこんだ昔のレコードから平野肇氏の名前を探してみたくなった。

カーティスクリークバンド 


体験レッスンをうけた。

2011年12月24日 | ハーモニカ練習

体験レッスンを受けた。一応名目はボーカルレッスンだが、ブルースハープでのステージングッて云うんでしょうか?パーフォーマンスについての総合的なレッスンと考えた方がいいかな。

講師はブルースシンガーでブルースハープも吹かれる方。

鏡の前に立たされて、先生自らギターを弾いてくださりブルースソロを吹いてみた。

「目をつぶらないように。胸を輝かせるようにし部屋に響くサウンドをしっかり聞くように。」アドバイスを受ける。録音して聞いてみると確かに出てくる音は違ってくる。音に勢いが出てくる。

今の自分の練習は譜面を見ながら吹く時間が長いのでまるでダメだということに気付かされました。自分の問題点をズバリいいあてられたようで、参りました。

鏡を見ながら吹くなんて恥ずかしくて思いつきもしなかった。ボーカリストの方はやるのでしょうね。

しかし、全ての演奏家にとって自分の吹く姿を鏡に映して吹く練習というのはやってみる価値ありです。

まず緊張感が違ってきます。自分を客観的に見れるので自分自身を鼓舞するというか励ますような気持ちが持てる。バックのサウンドを聞きやすくする。

目をつぶると音を聞きやすくなると思っていたが、客観性を失ってしまうのでNGですね。この癖を直すのはちょっと大変かも。

ステージで出す音のレベルを上げるような練習を考えないといけないな。

 


来年の手帳も「ほぼ日手帳」

2011年12月18日 | 最近の練習

手帳を購入しようと思う。流行に便乗して2年前からほぼ日手帳(カズン)を使っています。来年も継続して使うことに決めました。明日購入するつもりです。楽器学習者の手帳の使い方ってどんな使い方があるんだろう。?

1.練習課題、練習成果など、練習日誌として使う。実は今年はほとんどこれだけに終始してしまった。

2.セッションなどの演奏曲目を記録する。

3.今日のスタンダード、練習したことない曲について、コード進行その他特徴など書いておく。書き続けることでレパートリーを広げる。

4.ハーモニカの調子をメモしておく。バルブが痛んできりしたらメモしておこう。

5.フレーズ集や教本を併用して学習項目を増やそう。その為のスケジュールを立ててみよう。

ほぼ日手帳使い方

資格試験や語学の学習をされている方の使い方が参考にないますね。

 


バップフレーズを勉強します。(3)

2011年12月17日 | 最近の練習

ジャズらしいフレーズについて考えている今日この頃ですが、アメリカにバリーハリスというバップのピアニストがいる。ジャズを学びたいという多くの人にバップスタイルを教えていらっしゃる。

バリー・ハリスがどんなセミナーをしていたかについては、アメリカで勉強された多くのミュージシャンが語っている。ピアニストの国分弘子さんのブログやベーシストの井上陽介さんのブログの練習法に書かれていたのを見た事がある。

日本でも来日される度に行われていたらしい。

実際参加された方のレポートも見つかりましたました。

オムニブックを吹いてみようという気分になってきた。意外とコードトーンで駆け上がるようなフレーズが多い。またひとつひとつのフレーズで拍の表にコードトーンが来ているかどうかもみてみるのも勉強になるかも。

フレーズを分析する時のポイントが「ジャズピアノがうまくなる理由ヘタな理由」に書かれていた。

「どこまでがコード分解で、どこまでがスケールで、どこまでがアプローチノートかを見極める。」

スケール外の音が出る可能性として、帳尻合わせ(拍の表にコードトーンが来るように)のパッシングノートと、もうひとつアプローチノートがある。半音下からコードトーンへ続く装飾的に使われる音。どちらの音も主に裏拍だろうな。これらの配置のバランスがジャズらしいフレーズのキモになるのではないだろうか。


バップフレーズを勉強します。(2)

2011年12月14日 | 最近の練習

バップフレーズとは、「ジャズらしい、チャーリーパーカーが吹くようなカッコいいフレーズ」ぐらいの認識でいましたが、家にあった教則本をまとめて読んでみると、「拍の表に、ちゃんとコードトーンが来るように作られたフレーズ」を言うみたい。

バリー・ハリスは後進の指導に尽力したミュージシャンで有名だが、彼がまとめたバップスケールなるものがあってそれは、メジャースケールにパッシングノート(CメジャースケールにはAbの音)を加えて8音とし、どのコードトーンからスケールを吹き始めても拍の表にコードトーンが来るように作られたスケール。

このバップスケールの意図するところと同様に、バップフレーズはコードの響き感じさせるように音がコードトーンが拍の表に配列されているフレーズということだろう。裏拍には帳尻を合わせるようにノンダイアトニックコードが入ったりする。この辺の音は必然性があって入れられているので闇雲に入れたら汚くなる。自分のフレーズが汚い理由がよく解った。

今日まとめて読だ教則本というのは、「Talk Jazz Guitar」、「inside Improvision Series vol3」でこの辺のエクササイズがたくさん載っている。

闇雲にこのエクササイズを繰り返しても身に付くもんだろうか私の場合?

バップフレーズを吹くには、きちんとしたフレーズを覚えるまで練習しアドリブでそれが出てくるまで練習する。

または、アドリブでフレーズを作るときに、拍の表にコードトーンが来るようにパッシングノートを入れたり跳躍したりできるように練習することだろうな。テンポをずっと落として練習するかな。

トークジャズを書いたRoni Ben-harはこんなことを始めに云っている。

「リスナーはあなたのサウンドを通して最初の印象を持ちます。そのサウンドの効果は彼らが聞いている間ずっと続きます。そしてあなたが演奏した音よりも長く彼らの記憶に残ります。それが人々があなたを選んで聞くことの理由になるかもしれません。

あなたのサウンドを発展させるための第一のステップは、自分自身を注意深く聞くことです。あなたが作り出したサウンドはあなたが愛するサウンドであるべきです。そうすればあなたのサウンドはあんたの署名のようにパーソナルなものになるでしょう。」