ハーモニカ吹き井上のブログ

ハーモニカ吹き養成ブログ
クロマチックハーモニカ、ブルースハープの
プレイヤー井上の練習、演奏の記録。

色々なキーで歌えるようになる。そのために

2014年10月12日 | ジャズ学習方

秋らしくなってきました。いやもう冬直前かな。台風が二度も直撃してきたり社会経済の情勢も落ち着かない日々が続いています。

このブログは試行錯誤しながら自分の演奏技術の向上を目的に利用しておりますが、改めてこのブログの利用目的を確認しつつ、今までの練習で役にたったと思うものを思い出し載せてみようと思います。

第1弾、「ドレミの歌」を12キーで演奏してみる。初心者にもおすすめだが、今の私にも必要な練習。やってみて苦手なキーはたくさんあるわけです。まずこれが自分のなかで確認ができることが重要だと思いました。

もちろん「ドレミの歌」でなくても好きな曲でいいわけですがこの曲のメロディーを私はドレミで覚えているので、その歌詞を移調して歌えるという数少ない曲なのです。なので私の場合はこの曲が練習になる。そういった曲を増やしていけばもっと上達するんだろうね。

この練習のポイトはCでまずメロディーを歌えるようにして12キーで(実際はフラットやシャープをつけたりとったりしておぼえるのでもっと少なくなる)移調して歌えるようにする。ここが重要かと思います。

最近愛用のハーモニカにCX12のジャズが加わりました。まだしっかり手に馴染んだというところまではいかないですが。

いままでの愛用のマジックガーデンとは長さも穴数も違うのでふき間違いがおこります。穴の中心の感覚は同じなのでしょうが長さが違うとなかなか難しい。

マイクも一緒に持つと肘の動かし方も違って来る。今後は意識的に色々なハーモニカで基礎練習をしてみよう。

 


用賀という駅のイタリアンで見つけたハーモニカ吹き

2014年08月26日 | ジャズ学習方

用賀というのは私住む街で、たまには普段あまり行かないイタリアンのお店に入って見ることにしました。散歩のシメにピザとワインでいっぱいやってたら、BGMはジャズかと思ったらボーカルはイタリア語でうたっているようです。よくこのような店ではユーセン放送でカンツオーネなんかがかかっているけど、同じシンガーの曲が続くのでCDかなと・・。。伴奏の中にハーモニカも聞こえる。誰だろう。アントニオーセラーノに似てるかな?次の曲もその次の曲もハーモニカがフィーチャーされている。かなり気になる。

支払いを済ませてお店の方に誰のCDか尋ねててみると、CDのカバーを見せてくれました。お店の方曰く、「ワインのスクールで販売していた物で入手は難しいかもしれません。」ということでした。ハーモニカプレイヤーの名前をジャケットから探すのも手間取りそうなので「MUSIC&WINELIVE」のタイトルだけ頭に入れて帰りました。検索してワインスクールを突き止め、そのワイン屋さんのサイトから注文して購入できました。

詳しいことはよくわかりませんが、ドンナフガータ社というワインの会社がワインに合う音楽をイメージして制作したCDのようでした。

アーティスト名は「Donnafugata wine band」 そこにゲストプレーヤーでクロマチックハーモニカを吹いているのが「Giuseppe Milici」 You tubeで検索そてみるとこんなプレーヤー Isn't she lovely.

サックスのフランシスコ・カフィーソと共演している動画もありました。音を聞けばさすがの一流プレーヤーですね。知らなかったのは私だけかも。

 

 

 


面白かった。「1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由」

2014年05月19日 | ジャズ学習方

本のタイトルをみて「これはスポーツ根性漫画みたいな記憶力コンテスト成功物語なのだろう。記憶法についても学習できれば。」てな感じで近所の図書館にリクエストした。

著者ジュシュあ・フォアが記憶の研究の心理学者に取材し、記憶コンテストにはまって行く様子が興味深い。云ってみれば体験的ルポルタージュ。その反面もう少し訓練の詳細が詳しく書かれていたら実用的だったかも。その点ではタイトルが少し思わせぶりかな。でもうまくタイトルをつけたものだ。もともと著者ジュシュァ・ホアは「ナショナルジオグラフィック」などの科学系のノンフィックションの作家らしい。

彼は記憶について調べていくなかでトニ・ーブザンやK・アンダース・エリクソンに取材に行く。トニー・ブザンは「マインド・マップ」をはじめ自己啓発本を書いて有名な人。エリクソンは心理学の熟達化研究という分野の権威。「一流の人材は才能ではなく練習によって作られる。」それには「10年ぐらいの時間が必要だ」という。一流の音楽家になった者と音楽教師になったもの者の幼少時の練習時間のデータを比較検証し論文を発表した。

ジュシュはエリクソンに電話をし記憶力の強化トレーニングを行う旨を伝える。するとエリクソンは「もうはじめているのか?」と聞く。「いやまだはじめていない。」「もし君が本気ならば研究対象にさせてくれないか?」エリクソンは記憶トレーニングを始めていない人の初期値のデータを欲しいと思っていた。なるほど力のあるライターはこのような出会い方をするんだな。

もう一人の登場人物ダニエル・タメットと出会う。精神的疾患による驚異的な記憶能力の保持者いわゆるサバンと呼ばれる人。ダスティン・ホフマンの演じたレインマンがサバンである。ある日ダニエルのドキュメンタリーがテレビで放送された。それを見たジュシュアは彼に近づいていく。ダニエルは4歳の頃癲癇による発作を起こした経験がありその時から特殊な記憶能力が身についたと主張する。ジュシュァはその話に疑問を持つ。「本当にサバンなのだろうか?」そのあたりはこの話の一つのミステリーになっていて話を引っ張っていく。

記憶にはその本人のアイデンティティーの問題や、痴呆などの老いの問題、人間の生き方や尊厳の問題と関わっている。そんな記憶の世界に若いルポライターが飛び込み記憶競技に挑戦する。そんな面白い話でした。

本書に出てくる記憶能力の競技は初見の長い詩を憶えたり、、トランプの数字を憶えたり単純な記憶で受験勉強や実生活で役立つ記憶とは少し質が違うようだ。

演奏は曲を記憶し再現する行為だから「記憶力が勝負」。しかし演奏したり曲を憶えるということはトランプの数字を覚えることよりもずっと複雑だ。メロディーを覚えたからと言ってすぐ演奏できるわけでもない。楽器を操る技術も使う。しかしこの技術も記憶の蓄積だ。 思考能力という言葉もあるが、思考するという行為も記憶の蓄積から引き出すだけだな。

最近練習しなきゃならないことがいっぱいあって。・・まあ元からあったんだけど。

コツコツ記憶する作業が苦手な人は音楽やってもダメだな。・・・はは。

 

 


よくわかんないけどすごい人 Yvonnick Prene

2014年05月14日 | ジャズ学習方

練習モチベーションが上がるっていうでしょうか。そんな動画の紹介です。

ジャズを習得する一つの方法として、(最も王道?)チャーリーパーカーを学ぶという方法がある。しかし、その道は困難でどこかで「もっとハーモニカらしい演奏を考えていったほうがいいのではないか?」。なんていいながら挫折しちゃうんだろうなと思っているのですが。

この人の動画を見ると「ココまでやるの!!」という気にさせてくれるからつい見てしまう。いくつか揚がっているので検索してみてください。

Toots thielemans もしっかり研究してるのだろな。  The Dolphin なんてやってる。これはハーモニカにぴったりだからハーモニカジャズのスタンダードになるだろうな。

この曲調べてみると、Stan Getz も取り上げてアルバムタイトルにしている。ではオリジナルはLuiz Ecaだそうです。