ハーモニカ吹き井上のブログ

ハーモニカ吹き養成ブログ
クロマチックハーモニカ、ブルースハープの
プレイヤー井上の練習、演奏の記録。

最近のリズムトレーニング

2011年09月14日 | 最近の練習
リズムトレーニングの一つの方法で、3連の裏でメトロノームのクリックを鳴らし、頭で手をたたくポピュラーな方法があるんですけど。こんな感じで。
 一拍を ツ、ク、タ、の3連符に分割し、裏のタでクリックを鳴らす。頭のツで手をたたく。

     ツ、ク、タ、ツ、ク、タ、ツ、ク、タ、ツ、ク、タ     ツで手をたたき、タでクリックが鳴る

これ、リズム感がないと、メトロノームの音と、手が一緒になってきちゃう。テンポを上げていくとどんどん難しくなる。
このメトロノームと手が一緒になってきてしまう理由について考えてみると。

1拍の長さがつかめていないか、あやふやなためクリックにつられて手拍子が走りやすくなってしまう。
クリックが鳴るタイミングより早いところで3分の2拍が来ている。つまり待ち切れていない。

言い方はいろいろできるが、クリックを聞きながら、自分の一拍を正確にキープしていないとダメということ。

この一拍を正確に自分のモノにするためにウォーキングを活用しようと提唱されているのが関西の徳永先生。ご自身のブログでも
勧めてられてますし。セミナーもされています。しかし、私はまだ、そのセミナーには参加したことがないので自己流のモノを考えてみました。ヒントは徳永先生のブログです。ほとんどマネになってればいんですけど。まったく違う可能性もあります。

ウォーキングリズムトレーニング

ここで説明するのは3連というかバウンスフィールでのリズム感強化と考えてください。
初歩段階1、
ジャズのドラマーの方曰く「3分割というより、まず三拍子だと思ったら良い。三拍子をテンポを速め1拍でトルと考えるべし。ゆっくりのテンポで体になじませていると早いテンポでもできるようになる」とのこと。
ならば、
  右、左、右、左、右、左これを1,2,3、と歩きながら呟いてみる。っていうのはどうだろうか。右足が地面に着いたところから左足が地面につくまでが一拍。一歩が一拍。頭の中で縄跳びの縄が大きくまわっているのをイメージすると効果的かも。3歩で一回転。縄の位置が一歩、一歩で12時、4時、8時の位置にくることをイメージする。

初歩段階2、
  ジャズはシンコペーションの音楽なので、3のアクセントが重要。フレーズも3から始まることが多いので、つぶやきを必ず3から始める。3,1,2,3,1,2・・・
ここまでは三拍子ですが、次は3歩で一拍と考えてみます。

初歩段階3、
  歩くスピードをぐっと落として、一歩の中で、3,1,2、を呟いてみよう。これで3連のリズムになりますね。かなりゆっくり歩く感じなので傍から見ると奇異に映るかもしれないが気にしない。気にしないついでに1の所で手を打ったらメトロノームを使った練習と同じになる。クリックは自分の足が地面に着くタイミング。

実際、公園を散歩する時やってみたらどうでしょう。公道は歩道といっても自転車の往来も多いのでお勧めできません。またウォーキングの効用として、体の中心線ができてくるので、リズム感が養われるということもあるように思います。まだまだ発展形はいろいろあるのだと思います。

考えられる発展形。
手足を使ってポリリズムをとる。とか、4小節ごとに、アドリブフレーズを歌ってみるとか。くれぐれも交通事故には注意してやッてみてください。




ブルースハープからクロマチックハーモニカへ(5)

2011年09月06日 | ブルースハープからクロマチックへ
クロマチックハーモニカを初めて持って、音階練習のド、レ、ミ、ファ吹いてみるとすぐ、ファはミを吹いてレバーを押してもファになることに気付きます。ドについてもシにレバーを押せばドの音になることに気づきます。2通りのやりかたがあるとどちらの方法を覚えてよいのか迷って先に進まなくなることがありますが、結局は両方のやり方を身に着ける必要が出てきます。

このようなことはたびたびあって、譜面上でF#のキーとGbとどっちの方が使われやすいか、これも結局は2通りの対応ができるようにしておく必要があります。Gbを避けてF#に書きかえて対応していこうと考えているとそれでは間に合わなくなります。

ブルースハープでアドリブを覚えた後、クロマチックハーモニカで、Cキー以外のアドリブができなくて悩んでいた時期がありました。吹き吸いがキーごとに違うと今までの12倍苦労しないといけないのだろうかと思ったりしました。この考えはあながちはずれではありませんが、とりあえずb(フラット)ひとつのFキーだけでも頑張ってみるかとか、Gからやってみるかとか気長に挑戦して欲しいと思いす。

この頃、Fのキーを吹くときに実音のファの音をⅠ度ととらえてその音から、ド、レ、ミ、ファと頭の中で呟きながら覚えた方が速くアドリブができるようになるのではないだろうかと考えてみた事があります。ブルースハープと同じように移動ド的にアドリブすることを目指したわけですが、しかしすぐ挫折しました。結局実音で音をとらえて固定ドで考えることに落ち着きました。

あるジャズの熟練したピアニストは次のように言われてました。「自分は現実的には固定度でピアノを弾いているが、感覚的には移動ドだと思う」といわれてました。もう少し詳しくお聞きしたかったのですが、私の解釈は、ファ、ソ、ラ、bシと弾くとド、レ、ミ、ファとも聞こえている。ということなのだと思いました。

自分のやりやすいキー苦手なキーを考えた時に、移動ド的な感覚が近い方がアドリブしやすい。逆にいえば、苦手なキーも移動ド
のドレミが聞こえるようになれば、アドリブの自由度は上がるかなと考えています。

くどくど書きましたが、つまり、「DbのキーもC#と考えた方がアドリブしやすい。その理由は移動ド的な感覚でアドリブできるから」ということなんです。またメジャースケールの練習の方法を見直そうと考えてる今日この頃です。