ハーモニカ吹き井上のブログ

ハーモニカ吹き養成ブログ
クロマチックハーモニカ、ブルースハープの
プレイヤー井上の練習、演奏の記録。

良いアドリブ

2011年07月25日 | クロマチックハーモニカ練習法

良いアドリブを吹くにはどうすればいいか。これはジャズをやる方はずっと考え続けて行く課題なんでしょう。さしあたって、私の今の段階で、ちょっと考えていることは、

「八分のスケールでアドリブする時にコードトーンを聞かせる。(拍の表で鳴らす)」そのためにバップスケール、(ジャズスケール)を身につけるということでしょうか。

バップフレーズはメジャースケールに半音を1つ(bラ)加えてドからシまで8音にしたスケール。

ドから下降するフレーズを吹くと・・・

            ド シ ラ bラ ソ ファ ミ レ ド  のドラソミドが拍の表にくる。

以上の話は「インサイド・インプロビゼーション・シリーズvol3 ジャズライン」に詳しい。

スケールはフレーズとフレーズをつないだりすることが多い。またビバップではたたみこむようにフレーズの上がり下がりでアドリブが進行していく。そこで、メジャースケールよりもジャズスケールの方が便利ということでしょうか。・・実際に身に着けてみないとその有効性がよくわからない。

より発展的な段階では、加える音はbラに限らず、なんでもいい。また加えるだけでなく省くということも有効なわけで、結局。「アドリブ時にコードトーンを拍の表に置くことを意識しつつ、スケールを吹来なさい。」ということかしら。

しかし、本一冊マルマルその練習っていうことですから。それくらい覚悟して練習しろということでしょう。

Youtubeに参考動画があったので。ビバップってこんな感じ。

 ビバップピアニストへの道

 


ハーモニカの裏技は「アコギ上達100の裏ワザ」に学べ

2011年06月22日 | クロマチックハーモニカ練習法

リットーミュージックから出版されている「100の裏ワザ」シリーズはご存知の方も多いと思います。楽器屋の書籍棚にカラフルなカバーで並んでいますからけっこう目立ちます。ギター、ベース、ドラム、キーボード、サックス、と何種類かあり幅をきかせていますね。

ハーモニカの裏ワザはまだ出版されていない?様ですが、どの楽器の裏ワザもハーモニカで応用したり、参考にする部分が多々あるので楽しいシリーズです。

例えばアコギの裏ワザ、「アルペジオでグルーブさせたければ音の止まる瞬間を理解する」・・・・・出した音の粒の終わりを意識しろということでしょう。これなどはどんな楽器の奏者にも有効な格言だと思います。

作者のいちむらまさき氏は「プロギタリストになりたければドラムかパーカッションを習いに行け」と云っています。真意はプロギタリトの壁はリズムだから若いうちにリズムのトレーニングをしっかりしろということだそうです。

もし楽器を習いに行った先で、先生がリズムトレーニングが重要だからリズムトレーニングばかりやっていたら生徒はやめていくでしょう。教える側の難しさもこの辺にあるでしょうね。

いちむら氏の一つの音のこだわりについてはまだ続きます。

「本当にうまくなりたければ音の止め方に学べ」これをハーモニカに応用するなら「消えていく音をコントロールしろ」というように翻訳できると思います。一流のプレーヤーの演奏のポイントの一つはまさにここにあるでしょう。

練習材料はこの本をガイドにまだまだ見つけられそうです。


バルブの張り付き防止どうしてる?

2011年06月07日 | クロマチックハーモニカ練習法

クロマチックハーモニカのバルブの張り付きについては多くの方がブログにコメントを寄せていらっしゃいます。

モリダイラ楽器の修理担当者の方に以前お尋ねいたときに頂いたご返答ですが、

「バルブの裏側を綿棒にエタノールを付けて拭くなどすると多少改善されるます。」とのことでした。

ブログをいろいろ漁ってみたところ。

矢木秀行さんのブログーーーーーーーー>こちら   寒い時期の悩みというタイトルでコメントされていました。

クロマチックハーモニカの比較---->こちら   研究の大成果

朝練日記ーーーーーーーー--------ー>こちら      ハイレベルなお話。

ホーナーとスズキ楽器の両バルブの比較なんかしたら面白いかも。スズキ楽器のハーモニカの方が張り付きにくい様な気がします。

楽器用のオイルで粘着性の低いオイル(スライドレバーにつけるようなサラサラのオイル)を2枚のバルブの間に極細のノズルで流し込んだりしてました。私的には効果ありだと思っていましたが、先の修理担当者からは「お勧めできません」ということでした。粘度によっては逆効果ですからね。

 

 


ブルースハープの情景

2011年06月03日 | クロマチックハーモニカ練習法

あれはいつのことだったでしょう、20年より前のことだったか。

日比谷の野外音楽堂で例年ブルースフェスが行われていた。ブレイクダウンが解散して近藤房ノ介がウエストロードにまじってやったことがありました。たぶんコンサートもいい盛り上がり具合で、バンドがちょっとアップテンポのブルースをインストでやりだした。ボーカルのホトケはまだステージにはいない。

どんよりとした雲に熱く話しかけるようなギターが響いていましたね。

客席からステージに上がる兄さんがいて、ステージ中央のマイクに歩み寄っていくではないか。するとボーカルマイクでハーモニカをふきだした。まったくバックを振り返らず闇雲にソロをとってる様子は打ち合わせがあるのかないのか分からない感じでした。

誰だろう・・?会場の空気はそんな感じでした。なかなかの演奏にも聞こえました。

あまり見たことないな。

バンドが顔を見合わせるようになり、舞台袖に投げかけるようなそぶりがあったりして。

そうしていると近藤房ノ介がその兄さんのそばによってきて、夢中で吹いてる兄さん蹴飛ばした。兄さんよろけますね。そうすると舞台の両そでから10人ぐらいそいつに襲い掛かりステージから引きづりおろしました。すぐ眼の前で起きた事でしたが。お客さんは寄ってたかってその兄さんをくちゃくちゃにしていたと思います。

バンドの演奏はその間もゆるぎなく続いていました。客席は異様な興奮状態でホトケさんの登場をむかえました。

これがブルース衝動ってやつでした。

 


メジャースケール一発のアドリブに半音をぶちこむ。

2011年05月31日 | クロマチックハーモニカ練習法

セミナーに参加しての収穫を一つ書き留めておこう。

以前から「アドリブが単調。もう少し半音を使ってジャズっぽくする必要がある。どうすればいいのだろうか?」・・・・考えていた。

対策としては

1、スケール練習の中に半音を織り交ぜてみる。ハーモニカの構造的な問題から、入れやすいところと入れにくいところがあるので、それを知っておくことは意味がある。入れにくいところにうっかり入れるとリズムが狂う。フレーズがこぼれてしまう。

2、アルペジオの中に装飾音符として半音下から、あるいは上から、あるいは両方から、つけく加える。アルペジオのバリエーションを自分で作って練習しておく。

3、オルタードスケールによるフレーズを教則本などから探す。

応用のきくフレーズ作りを考えて普段(不断?)の練習として取り込んでいくことが必要ということですかね。