楽器にはピアノやギターのように一音一音減音してしまう楽器とサックスのように息を吹き続ければ減音せず音を伸ばせる楽器がある。
ハーモニカは後者の音を伸ばせる楽器に入る。
しかしジャズを演奏しようとして最近よく指摘されるのは「音が途切れる」「はねすぎ」「もっとてヌートに吹け」
八分音符の連続するようなビバップの曲などははねずにテヌートに吹くのは至難の技。パーカーの曲などは最初のフレーズでつまづく。
構造上の問題として、フレーズの中で穴が移動する箇所は要注意である。
対応策
1・ゆっくりしたテンポで練習する。「ゆっくりしたテンポで練習した人ほど上手くなる」のだそうだ。
2・音が途切れる瞬間は穴と穴の間のバーを超えている時なのでなるべく口を横に開いてフレーズを服用にする。(?たぶん)トゥーツの映像を見るとヒゲでよく見えないもののかなり広げて2つぐらい穴を吹いているような加え方だと思う。
3・アクセントのある音とない音の分析も必要でアクセントのある音(フレーズのなかの高い音)のむこう側にある音というか着地する音に向かってフレーズを吹く。階段をのぼって降りるというか。
4・音をたちあげてから次の音に移るとき、本人は吸い続けていれば音はなっているように聞こえるかもしれない。しかし、聞いているひとまで届いていないかもしれない。吹いている本人に聞こえる音と聞いている人に聞こえる音の限界に差がある。テヌートで吹いているつもりでも、テヌートになっていない原因はその差を理解していないからかも。
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