神様助けて

会社を良くしていこうと必死で経営している一人のクリスチャン、神を信じる者がどんな風に祝福され、恵まれて行くのか。

売却価格の決定要素

2010-10-30 18:43:02 | 零細企業の社長奮戦記
●残債の整理のみ

これで四室の内半分が入居となったのですが、賃料の引き下げなどで、この時点では何とか経費分をまかなえる現金収支となってしまいました。

そしてついにまたもや一室が空き室となり、四室の貸事務所が一室のみの稼動となってしまったのです。

これで、約定した月々の全額返済が不能となって、銀行に返済猶予を相談することとなりました。

銀行はとりあえずは入居の促進をはかることで、六ヵ月ごとの見直しをしながら返済金額の調整をはかることを約束してくれました。

しかし、不動産業者の斡旋でようやく一室の入居があったのはその一年後でした。

この時点で、ビルを相続した現在のオーナーはこのビルの売却を決意したのです。



・・・・・・ここまでが前回のブログでした。



 ビル売却の決意をした現オーナーは、売却価格の設定において不動産業者の説明を受けながら、現在の一般的な評価額から価格の設定を行い市場に出したのです。

しかし、米国のサブプライム問題に端を発した世界的な金融不安は、日本において政権交代を余儀なくさせるほど失業者を増やし、米国のドル安政策を招いて、日本の経済回復を遅らせてしまいました。


 過去の不動産バブルの崩壊時も、急速な不動産価格の下落を招きましたが、決して真っ逆さまに下落したのではなく、右肩下がりをもって下落したのです。


これは、不動産価格が時間を要しながら下落していく姿を映しています。


これが何をもたらすのかといえば、不動産価格の目安としてまずは一般的な評価額が用いられても、この不況時に投資資金を用意できる人、つまりこのビルの購入を検討する人は、現在の評価額ではなく、価格の下落が落ち着く数年後の時期を予想した価格を購入価格の目安として検討します。

これが、経済が好況時であれば逆に現在の評価額を目安として検討できますが、不況時であればあるほどこのようなぐあいになっていくでしょう。

そして、日本の現状と将来の経済的状況ならびに物件の所在している地域の特性を考えながら、また、購入に際し競争相手の有無、その競争相手の提示価格をにらみながら自分の購入価格を検討していくのです。


そして、数ヶ月してもオーナーの提示した価格では購入意思を示した買主は一人も現れませんでした。

不動産業者ばかりではなく融資を受けている銀行からも、価格の引き下げや購入見込み客の紹介などの提示を受けてオーナーは自分の提示した価格では売却できそうも無いことを悟りました。

そして、ようやく購入客が出てきたのは、売りに出してから半年後でした。


その提示価格は、融資を受けた残額とほぼ同じでした。
売却しても一円も残らない価格だったのです。




◆今日の祈り

ご慈愛深い父なる御神様、あなたの豊かな恵みと祝福に心から感謝申し上げます。
主の御前にあって愚かで弱く罪深いわたしですが、どうかお許しくださいますように。
主の御手は我が頭上にあり、この愚かで弱いしもべをかえりみて、様々な困難を乗り越えさせて下さいます。

およそ人の智恵やはかりごとが、愚かな結果を招くことは多くあります。
しかし、主の導きは時として全く不可能に思えることも、成就なさいます。

人は見えないものを見るより、見えるものに捉われ、道を誤りやすいからです。

願わくは主よ、しもべの目を開き人の目では見えないものを見えるようにしてください。
しもべの耳を開き、人の耳には聞こえないものを聞くことが出来るようにしてください。
しもべが道を誤ることの無いようにしてください。

この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈りもうしあげます。
アーメン


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