のんびりかな打ち日記  ini's blog

NikonD7100やSonyRX100M3で撮影した画像と日々の出来事を“ かな入力 ”でのんびり綴るブログです。

走れ!T校バスケット部

2008-04-30 22:40:30 | 通勤快読

中3の次男が買って読み終わった本をさっそく読んでみました。
とても素人っぽい青春小説でしたが、ちょっと懐かしい感じで楽しめました。

名も無い無名校のバスケット部が個性的な選手たちのチームワークで初勝利をあげ、最後は名門校を破ってウインターカップで優勝するっていう、まさに絵に描いたようなストーリーです。
しかもその無名校を引っ張るキャプテンは、その決勝で対戦した名門校バスケット部でいじめにあって転校した選手って設定にもなってます。

あまりにあっさりと話が進むものの、ふと下手な肉付けでだらだら長い話になるよりは余程すっきりしてでいいんじゃないかと感じました。
例えとしては変ですが、韓流ドラマをはじめて観たときのような懐かしいシンプルさが味わえました。

震度0

2008-04-28 22:25:50 | 通勤快読

横山秀夫さんの警察小説の大ファンとしては、ちょっと複雑な作品かも。
これまでの作品では、どちらかと言うと主人公の警部や調査官の洞察力や読みの深さなどが、カッコ良すぎるきらいがあったものが、この小説では、その洞察力や読みの深さがそのまま組織内の保身と腹の探り合い、足の引っ張り合いに使われているのが滑稽で、とにかく堕落しきった警察組織を表現しているのはわかるものの、それだけならこんなに長い話(長編)は必要ないのではって思えます。

そして阪神・淡路大震災という日本中がその未曾有の大惨事に憂慮している最中にも堕落した組織が同じことを繰り返しているということで堕落具合を最大限に強調されているのかも知れませんが、それにしてもこの小説の背景にこの震災を重ねなければならない必然は感じないですね。

ラストのくだりは、著者らしさもありましたが、それを考えても得意の短編で十分表現できたのではないかと思える乏しさが残念ではありました。

第68回 皐月賞

2008-04-20 19:27:22 | カメラ・写真


今年のクラシックレース第2弾、皐月賞を撮りに中山に出かけました。
本命マイネルチャールズ、最後の直線伸びませんでしたね。
混戦の中、キャプテントゥーレがまんまと逃げ切り快勝です。
でも勝ったキャプテントゥーレもダービーでどうかと聞かれれば、ウーンと唸ってしまいます。昨年の皐月賞馬ヴィクトリーもそのあとはさっぱりでしたから。

馬券的には混戦の方が面白いので私にはちょうど良いのですが、実力伯仲というより全体的に小粒って感じがするのが寂しいところです。
と言っても馬券もハズしましたが(笑)
シャッター押す手もイマイチ、力が抜けてしまいました(^^;)

昨年もダービーは64年ぶり牝馬ウオッカが勝ち、結局、今の現役最強馬も牝馬のダイワスカーレットかなって感じです。
牡馬にも頑張って頂きたいところですが、とりあえず次はゴールデンウィーク中にある天皇賞に期待です。


川田騎手、G1初勝利で勝利の雄叫び!



記念撮影、関係者は笑いがとまりませんがキャプテントゥーレも笑ってます??



もう、疲れてんだけど~(勝利のマントつけてぐるぐる旋回)

第10回 中山グランドジャンプ

2008-04-19 21:17:00 | カメラ・写真


今日は中山グランドジャンプを観てきました。
中山グランドジャンプは、ジャンプレースの世界王者決定戦とも呼ばれるJ・GIのレースで、4250mという距離は平地も含めたJRAの最長距離レースです。
一時小雨が降ったりして天候も悪く競馬場についたのがすでに発走直前でしたので、撮影場所がよく選べず中山グランドジャンプ名物の160cmの大竹柵のすぐ脇で撮ったものの完全に失敗してしまいました。
次々とジャンプを飛び越えていく姿を撮るつもりが、ピントが甘く上手く撮れませんでした。ちょっと残念(^^;)
馬券の方は例によって金欠でわずかしか買いませんが、それでも今日は阪神GⅡレースのマイラーズカップの馬単が100円だけですが的中してプラスです。



レースは上手く撮れませんでしたが気を取り直して勝利したマルカラスカルを撮りました。



あと大竹柵の私のすぐ前で、女性レポーターがホームビデオでレースを撮影しながらTVカメラに向かっていろいろしゃべってたのでついでにちょっと失礼して。

ニッポン泥棒

2008-04-17 23:57:12 | 通勤快読


大沢在昌さんの作品ですが、私はこれまでこの著者の作品は複数の作家によるオムニバス短編集でしか読んだことがありませんでした。

この作品についてのレビューを読んだところでは、大沢さんの作品をよく読んでいる人には割と不評のものが目立ちましたが、はじめて著者の長編を読んだ私としては、既成の期待ってものがなかったからか面白く読めました。

偶然コンピュータのシミュレーションソフト「ヒミコ」を解く鍵にされてしまった60代の男性を主役として、ハッカーに公安やらCIAまで出てきてスパイ合戦やら駆け引きやらでこのソフトの争奪戦が繰り広げられるのですが、作品中で著者の力説する主役の生き様やら生きてきた日本の時代背景の語りがあまりに多すぎて、くどい面は否めないです。

上下巻びっしりの長編でしたが、このあたりスッキリして展開を早めればもっとスリリングでさらに面白く読めたのにと残念です。

でもコンピュータ好きの私には、ストーリーはそのものがなかなか興味深く楽しめる作品でした。
タイトルは『ヒミコ』とかの方が良かったかも。