のんびりかな打ち日記  ini's blog

NikonD7100やSonyRX100M3で撮影した画像と日々の出来事を“ かな入力 ”でのんびり綴るブログです。

アフターダーク

2006-09-30 12:16:20 | 通勤快読
村上春樹さんの小説が文庫化されてましたので読んでみました。「海辺のカフカ」以来です。
物語の内容がたった一晩の出来事だけを追ったものでもあり、一応長編ではありますが、著者も割合短い時間で書き上げたんじゃないかなって感じの話でした。

RSSリーダーなんかで検索してみると評判はあまり芳しくないようで、確かに「海辺のカフカ」などと比べれば、内容も読みごたえもなかったですが、私としてはそれなりに楽しめる本でした。
中途半端で消化不良のような印象もありますが、読んでいる途中で、物語の時間の流れからして、夜明けとともに何も解決しないでこのまま話は終わるんだろうなって予測はつきます。

村上春樹さんと言えば、「ノルウェイの森」が超ベストセラーになったのが私がまだ27才のとき、その頃は、その独特の村上ワールドに浸ることがトレンドのような時代だったんでしょうね。
本来、猫も杓子もって感じの作家じゃないのに、日本でももっとも“ポピュラー”な作家になってしまうところが、“人といっしょで安心”の日本人気質が表れているのかも知れません。

それから20年近くもたって、どんどんズレが生じてきたことで逆に本当の良さが出てくるときかも知れないだけに、ファンとしては村上さんに、更に踏ん張ってもらってどんどんいい作品を書いてもらいたいところです。

優勝セール

2006-09-28 00:20:50 | 仕事
ほとんど試合なんて見ていないプロ野球ではありますが、これからいよいよ大詰めですね。
以前に書きました同級生の森脇君が監督代行をしてるソフトバンクホークスは、残念ながらパリーク1位通過はできませんでした。
でもなんとかプレーオフで雪辱を果たしてもらいたいものです。

ところで正直言って諦めていた阪神の方が7連勝でひょっとしたらって雰囲気になっています。
中日も勝っているので、マジックを10まで減らしていますが今週末の直接対決がまたまた盛り上がりそうです。

小売業の話になりますが、もともとは例えば阪神が優勝したら阪神百貨店が、西武が優勝したら西武百貨店だけが優勝セールをするのが普通でした。
その意味で巨人が優勝した場合などは、優勝セールなんてなかったんですね。

近年は便乗して地元に出店している小売業もセールをやるので、全国チェーン店にいたっては、節操もなくどこが優勝してもその地区で優勝セールをやってます。

優勝が決まった翌日の朝刊に、優勝おめでとうセール!の新聞折込のチラシを入れるところなど、もうとっくに中日優勝セール用のチラシを作って刷ってあるんですよね。
いつ優勝が決まっても必ず翌日の朝刊に折り込めるようにスタンバイしてあります。阪神がまさかの逆転優勝なんてしたら水の泡ですが(^_^;)

でも余裕のあるところは、“優勝おめでとうセール”のチラシと“感動ありがとうセール”(優勝できなかった場合用)の両方のチラシ作っておいて、優勝決定の翌日の朝刊にどちらかを折り込みます。
これならかならず折り込める代わりに、もったいないけど最初からどちらかは必ず捨てることにもなります。

先の全国チェーン店などは、チームの地元以外のところでは、優勝争いをしているチーム両方の版権を買っておいて、どちらが優勝しても優勝セールのチラシを折り込んだりします。残念セールよりは優勝セールの方が内容は同じでも効果は全く違いますから・・・。でもこれも最初から半分のチラシは捨てる覚悟です。
そうは言ってもやっぱり地元以外の地域でセールなんてやってもピンとこないので盛り上がりはしませんけどね。
とにかく便乗商法もなかなか大変ではあります。

不具合

2006-09-24 14:43:19 | 仕事
だいたい週末には休みを入れてはいるのだけど、なかなかのんびりと連休は取らせてくれません。

今週末こそは!と金曜日は長く残業して遅くに帰宅したのに、会社の仕事を引き継いだ自宅でのメールの自動返信の設定が夜中の3時までやっても上手く行かず、結局、土曜日またのこのこと出かけて行きました(-_-;)
でも昼過ぎに帰宅して、今度はなんとか上手くいって一安心。
ところが何が悪いのか、今朝になってパソコンを立ち上げたらまた昨日と同じ症状が出て午前中に2時間近くも悪戦苦闘してました。
これまたなんとか動作するようになってやっと一息です。
これじゃ、まるでパソコンにいじめられているみたいです(笑)
扱いは丁寧な方なんですけどね(^^ゞ

私は会社でも自宅でもデスクトップなのですが、お店巡回がメインのマネージャーや出張の多い仕入れの担当者などは会社から全員ノートパソコンが貸与されています。
実際このノートパソコンの故障頻度がすごいんで管理しているシステム担当者が嘆いてます。

だいたいがパソコンをいたわるなんてことをしない人たちなので(笑)、バッグの中に無造作にほりこんで出張に行ったりしてますから、まぁ壊れない方がおかしいのかも知れません。
それに操作していて調子悪くなっても「あれぇ?」とか言いながらどんどん突き進んでいきますから、ますます深みにハマっている感じです。
ちょっと立ち止まってまず再起動っていうことすらなかなか出来ないんですね。
“急がば回れ”って言葉がもっとも必要だったりします。
だから会社でパソコンのヘルプで「ちょっとiniさ~ん」って呼ばれたら症状も聞かずに最初の返事が「とりあえず再起動したか~?」。
するとそれだけで半分ぐらいが「あれ、直ったゾ」なんていってるレベルです(^_^;)

それ以外の場合もほとんどの場合は自分も同じトラブルにあったことがあるもので経験値の違いだけなんですが、もともと不調になる前にその兆候を感じ取ってディスク内の掃除やちょっと落として休ませてやることが大事なんですよね。

字幕入力

2006-09-17 18:16:53 | かな打ち
ひさびさにタイピングの話題。
mixiのタイピング関係のコミュニティで紹介されていたのですが、NEWSリアルタイムっていう番組の中の「仰天ワザ!街の達人」というコーナーで「生放送“指の魔術師”」として8月16日に放送されたものです。

KANA TYPING LANDでもずっと以前にちょっとふれたことがあるステノワードを使った渋谷のスピードワープロ研究所の様子が放映されていてなかなか興味深いVTRでした。(ここで紹介されてるピザの達人とかも凄い(^_^;))

「仰天ワザ連発!街の達人大集合」(8/16放送分の一番最後のコーナーで公開されていたものをおすぎさんに編集していただきました)

これ見ていると、打ってる感じがほんと“リズミカル”でなんか楽しそう(笑)
達人として紹介されている川中さんは確かに速いのですが、とにかく耳で聞いてそのまま打つってのがなかなか難しいですね。
そして一番大事なことはやっぱり如何にミスしないかです。
一瞬だけなら、私の「かな入力」でさえも“リズミカル”に打っているのを追い越すスピードで入力することもできるのですが、ミスが出るともうぜんぜんついていけないでしょう。
なんたって生放送の字幕ですから集中力がハンパじゃないと思います。
達人川中さんが一番に集中力、そして臨機応変さが必要って言われてるのも納得です。

前にA.YuzoさんがTVの番組でタレントが話す言葉を同時にタイピング表示するアルバイト?をした話をされていましたが、その時は、ご本人が明かされているように録画番組だし、一部ではYuzoさんも屈辱の“ターボ”(入力の早送り)再生も使ったって話されてました。
あれだけ「ローマ字入力」も「かな入力」も超速のYuzoさんでもなかなか簡単にはいかないんでしょう。

このステノワードってのは、非常に少ないキーの数で入力するキーボードなので複雑な同時打鍵が増えるために自然とリズミカルな打鍵になるんだと思います。
疲れにくいのかも知れません。

もちろん一般人がそんなものを覚える必要は全くありませんし、例えば単に入力競争したなら「ローマ字入力」で正確で速いあきうめ君や「かな入力」のLater(ひろ。)さんの方がスピード自体はずっと速いでしょうけど、ワープロ学院であきうめ君レベルがほいほい養成できるかってなると、これは間違いなく無理ですから、やはり餅は餅屋みたいな部分ってのがあるのかも知れませんね。

猟犬探偵

2006-09-15 00:05:51 | 通勤快読
この本は、すでに亡くなっている稲見一良さんの作品です。
でもこれを読むなら先に同じ著者の「セントメリーのリボン」(短編集の中の表題作)を読んだほうがいいです。
直接の続編ではありませんが、人物がオーバーラップして登場しますので間違いなくその方が楽しめますので。
ただし「セントメリーのリボン」がつまらないという人には、同じくこれもつまらないと感じますが(笑)

ところで私はこの本のような連作短編集ってのは、形式として気に入ってます。
ベースが好みのものに限られるのは当然ですが、横山秀夫さんの第三の時効や乃南アサさんの音道貴子シリーズなど長編のいいところと短編のいいところが両方味わえるってところがあるんですよね。

この「猟犬探偵」は、主役の竜門卓が日本の大阪西北端の能勢の山奥?に住んでいるという設定がまたいい。
基本的に軽いハードボイルドタッチなのですが、この設定のおかげでハードボイルド小説にありがちな外国人かぶれ感とかカッコつけすぎってところが巧く薄れています。
ただこの連作の最後の話で、それまで読んできて生まれた安心感のようなものがちょっと裏切られてしまいます。
これは賛否がわかれるところじゃないでしょうか。

とにかくすでに他界されている稲見さんですので、絶版になっているデビュー作のダブルオー・バックなどの復刻再版に期待したいところです。