のんびりかな打ち日記  ini's blog

NikonD7100やSonyRX100M3で撮影した画像と日々の出来事を“ かな入力 ”でのんびり綴るブログです。

男は旗

2007-03-27 23:37:40 | 通勤快読
すでに他界している稲見一良さんの作品を読むのはこれが3冊目です。
前の2冊は短編でしたが、これは長編冒険小説。

稲見さんの小説で好きなところは、嫌味のない感じのいいハードボイルドタッチなところでしょうか。
でもこの小説はそんな部分も少しはあるものの、子供が読んでも楽しい冒険小説と言った方がピッタリきます。
単純明快でちゃんと?ピンチも何度かあるものの基本的に上手くいくところが、アドベンチャーランドのアトラクションのような小説でした。
読みやすいので一気に読みましたが、やっぱり稲見さんの作品の場合は、ちょっと渋めのハードボイルドタッチの方がいいかな。

ニンテンドッグス

2007-03-26 23:57:53 | Weblog
ほぼ一年前に発売されたニンテンドーのゲームらしいのですが、うちの実家に帰ったときに出かけた近所のショッピングセンターで衝動的に買ってきました。

たまたまゲームソフトコーナーで私が、犬が大好きな家内に「これだったらうちのマンションでも飼えるでよ」と冗談ぽく勧めてみたら、パソコンやゲームの類は全くしないし興味もない家内がめずらしく「やってみようかな」と乗り気だったので、さっそくお気に入りのコーギーと柴犬が入っているバージョンを選らんで購入してみました。

家内はまだコーギーの一頭を選んで「コロ」って名前をつけただけですが、息子のDSライトでこれから飼うのを楽しみにしてるようです。
でもいくら犬好きでもゲームには全く疎いだけに続くかどうかちょっと疑問ではあります。

パッケージにはコミュニケーションゲームとなっていますが、犬を飼うっていう一種のシミュレーションゲームですね。
今ではそれほど有り難くも感じはしませんが、コンピューターゲームが進化していく過程において「こんなのができたらいいな」と思ったもののひとつではありました。
今は凄いペットブームですが、その影で飼ってはみたけどきちんと育てられなかったり、手に負えなくなって捨てたりするなどの問題も多く発生しているそうです。
こういうのはなんか空虚なイメージもありましたが、考えてみると癒されたいってだけならゲームの方がずっと潔いのかも知れませんね。

帰省

2007-03-25 22:04:21 | Weblog
土日と一泊2日で兵庫の私の実家に家族で行ってました。
余裕を持った乗り換え等含めると往復12時間ほどもかけて行くので、一泊だとただ疲れに行くようなものなのですが、せめて半年に1回ぐらいは家族の顔を見せに行くようにしています。
あいにくの天候でしたが、母の提案でボーリングに行ったり、雨が上がった今日はサブを散歩に連れて行ったりとせわしないながらも楽しく過ごしました。
元気な母の顔を見ると少し安心します。ずっと長生きして欲しいですね。この歳までろくに親孝行もしないままではありますが(^^;)







フラワーカップ

2007-03-17 23:36:05 | カメラ・写真
最近はサラブレッドが走る姿があまり美しいのでちょっとハマってます。
明日は横浜に出張で仕事なので今日の午後から中山競馬場に出かけて写真を撮ってきました。もちろん馬券もちょっと買います。

土曜日ということで?とても空いてました。
競馬場のコース内にある公園なんてガラガラ。競馬場に入るのに入場料200円は要りますし、なんと言ってもギャンブル場ではありますが、この公園なら、のどかだし、結構広いし、それに手入れが行き届いていてキレイなので小さなお子様連れの穴場かも知れませんね。お馬さんも存分に見られるし(笑)

今日はメインレースが牝馬(雌馬のこと)戦のその名も『フラワーカップ』でした。よくみるとやはり体つきが若干違うんですね。ちょっと華奢な印象を受けます。

まだまだ手ブレは多いですが、大砲のようなレンズのハイアマチュアカメラマンがずらりと並ぶ中でひときわカワイイ?コンパクトなカメラでずぶの素人でも、それなりに写してくれるのですから、このカメラには十分満足しています。

一枚目は浅草特別の写真で牡馬ですが、二枚目からはフラワーカップですべて牝馬です。










水曜日の朝、午前三時

2007-03-14 01:16:37 | 通勤快読
たまには恋愛小説でも読んでみるかと、手に取った本でしたが、ちょっと独特の雰囲気のある、なかなかの小説でした。

45才の若さで逝った主人公の女性が残したテープがストーリーの「告白小説」でもあるのですが、物語の中心の舞台が主人公がコンパニオンを勤めた1970年の万博ってのも、そのとき10才だった私にとってインパクトが強かったイベントだけに懐かしさとそのころの社会的な背景が思い起こされました。

タイトル「水曜日の朝、午前三時」は私も好きなサイモンとガーファンクルの曲名です。
小説の中ではS&Gは出てこないものの、70年代の雰囲気が上手く出ていました。
でもその告白が半分以上も過ぎたところで、別の大きなテーマの“障害”が出てただの恋愛小説じゃなくなります。
恋愛を妨げる障害があってそれを乗り越えてどうのこうのって言うのなら、そのまんま恋愛小説ですが、そういうものとは全く違う印象を与える展開でした。

この本がベストセラーになったのは、そのあたりも含めての全編に流れる独特の雰囲気や感覚のようなものが多くの人の琴線に触れたんじゃないかと思えます。
ひとそれぞれの恋愛というより、ひとそれぞれの生き方を考えさせる物語でした。