TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

TRIBUTE TO JEFF / BABYLON SISTERS

2005-02-15 00:57:07 | TOTO&FUSION
TRIBUTE TO JEFF / DAVID GARFIELD & FRIENDS

9.BABYLON SISTERS(DONALD FAGEN/WALTER BECKER)
JEFFの"THIS IS BERNARD PURDIE"の一言で始まるこの曲、前曲のJIM KELTNERに続いてJEFFの敬愛するドラマーBERNARD PURDIEをフィーチャーした、STEELY DAN"GAUCHO"収録のこれまたシャッフルナンバーです。
JEFFの得意とするシャッフルは、BERNARD PURDIEのスタイルに大きく影響を受け、それが「ROSANNA」のハーフタイムシャッフルに繋がっているそうですね。私はBERNARD PURDIEというドラマーはあまり意識して聴いたことはありませんが、JEFFのスタイルにはPURDIE的アプローチが随所に見られるとモノの本には書いてありました。

で、「BABYLON SISTER」ですが、原曲同様BURNARD PURDIEが軽快に、そしてタイトにシャッフルしてます。これも「LOWDOWN」に続いて名曲のFUSIONバージョン第2弾となっていて、DAVID GARFIELDのピアノとBOB SHEPPARDのサックスが主旋を演奏します。元々STEELY DANはジャズ・フージョン的アプローチのアレンジが持ち味の人たちでしたから、こうしてインストで聴いてもあまり違和感がありませんね。BOB SHEPPARDのサックスは左右センターに振り分けて重ねていますが、キーボードはピアノがDAVID GARFIELD、エレピがGREG PHILLINGANES、シンセがMICHAEL BODDICKERと、贅沢な使い方をしてますね。GREG PHILLINGANESのエレピがめちゃくちゃセンスよくジャズしていて、あまり目立ちませんがこの曲の聴き所と言ってもいいと思います。「LOWDOWN」と比べれば原曲の匂いをが色濃く残る雰囲気ではありますが、なかなか印象深い曲です。

ところで、ライナーには"DEDICATED TO DON GROLNICK"とあります。原曲のSTEELY DANのレコーディングではDON GROLNICKがこの曲のピアノを弾いていたんですが、この曲がレコーディングされが数週間後にお亡くなりになったそうです。TRIBUTE TO JEFFとはいえども他にもいろんな人の追悼アルバム的な要素が沢山あるんですね。
つい先日2/8にTHE DOOBIE BROTHERSの「LISTEN TO THE MUSIC」のボーカルやら矢沢永吉のツアーメンバーなどでも知られるドラマー、KEITH KNUDSENが肺炎でお亡くなりになったそうです。DON GROLNICKもそうですが、私が音楽に出会った70年代後半~80年代にかけて活躍していた人がこうして帰らぬ人となっていくのを見るにつけ、自分も年をとっているんだなぁ~と身にしみる今日この頃です。

DAVID GARFIELD(p)GREG PHILLINGANES(e.p)MICHAEL MODDICKER(syth)
BERNARD PURDIE(ds)BOB SHEPPARD(sax)MICHAEL LANDAU(g)
LELAND SKLAR(b)~(DO YOU HAVE A RAZOR?)なんて書いてありました。(笑)山奥に潜む仙人のような風貌は有名ですが、本当にいったいいつから髭を伸ばしてるんでしょう。この髭を見たらSKLARかZZ TOPかってなところです。JAMES TAYLORやJACKSON BROWNE、PHIL COLLINSとの活動が知られていますが、ユーミンのアルバムなんかでも時々見かける日本にも縁が深い人です。
コメント
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