カッ。プ。ル。
今夜は、すごく好きなカッ。プ。ル。のおうちで、
鍋をごちそうになった。
フェイオン、みたいな音の、
正確には忘れたけれど、どこか中国か韓国か、
そこいらの国の食べ方らしかった。
取り皿の中で、
塩とごま油と七味で味をつくって、
お湯もしたたる白菜と、
あぶらみがぷるんと半透明になった豚バラを入れて食べる。
これが、なんともはや、
シンプルで、おいしいのでした。
私と彼女はビールを、彼は最初から、泡盛を飲んでいた。
次に私は泡盛に、彼女はチューハイになりました。
誰の手にもあるグラスに、ついでは飲み、
ゴトリとテーブルに置いては、また飲んで。
ふだんぎの食卓だから、安心しておはなしは大盛り。
あっというまに夜は更けて、うっかり12時をまわってしまった。
とちゅう、彼が下のセブンイレブンでハーゲンダッツを買ってきてくれた。
それを見て、彼女は、「あ。いいアイスだ」と言いました。
3年くらい前に結婚したふたり。
書籍の編集者の彼と、誰かのおしごとにかかわるしごとをずっと続けている彼女。
2人の人柄がにじみ出たような、賢くて気取らないおうちだった。
こころの毛細血管まで、優しさが行き渡り、
なんだかぬくぬくとしたまま、
早稲田通りから環七へと続く家路を一気に踏破した。
その勢いで、
彼女が「これいいよ。」と言って貸してくれた
荒木経惟の「いい顔している人」を、読破した。
いい夜なのであります。
今夜は、すごく好きなカッ。プ。ル。のおうちで、
鍋をごちそうになった。
フェイオン、みたいな音の、
正確には忘れたけれど、どこか中国か韓国か、
そこいらの国の食べ方らしかった。
取り皿の中で、
塩とごま油と七味で味をつくって、
お湯もしたたる白菜と、
あぶらみがぷるんと半透明になった豚バラを入れて食べる。
これが、なんともはや、
シンプルで、おいしいのでした。
私と彼女はビールを、彼は最初から、泡盛を飲んでいた。
次に私は泡盛に、彼女はチューハイになりました。
誰の手にもあるグラスに、ついでは飲み、
ゴトリとテーブルに置いては、また飲んで。
ふだんぎの食卓だから、安心しておはなしは大盛り。
あっというまに夜は更けて、うっかり12時をまわってしまった。
とちゅう、彼が下のセブンイレブンでハーゲンダッツを買ってきてくれた。
それを見て、彼女は、「あ。いいアイスだ」と言いました。
3年くらい前に結婚したふたり。
書籍の編集者の彼と、誰かのおしごとにかかわるしごとをずっと続けている彼女。
2人の人柄がにじみ出たような、賢くて気取らないおうちだった。
こころの毛細血管まで、優しさが行き渡り、
なんだかぬくぬくとしたまま、
早稲田通りから環七へと続く家路を一気に踏破した。
その勢いで、
彼女が「これいいよ。」と言って貸してくれた
荒木経惟の「いい顔している人」を、読破した。
いい夜なのであります。