地球族日記

ものかきサーファー浅倉彩の日記

白紙に戻ったエネルギー基本計画に意見を送れる。

2012年02月17日 | お仕事日記
資源エネルギー庁が、白紙に戻った資源エネルギー基本計画への意見を募集しています。

http://www.enecho.meti.go.jp/info/committee/kihonmondai/ikenbosyu.htm

第一稿として、思いつくままに、書いてみました。


1. 白紙には、白紙にした意味のある「劇的に変わった」基本計画を描いてください。そのためには、資源エネルギー庁を一度解体し、エネルギー政策の決定プロセスから、劇的に変えてください。エネルギー政策の担当省庁は、変わることを望まない一部の企業の声が大きい経済産業省下から、生存環境の保存を存在意義とする環境省の管轄下に変更してください。その上で、これまで各自然エネルギーの推進に尽力してきた民間団体の長を委員長とする委員会を自然エネルギーの種類ごとに設置してください。

2. エネルギー基本計画の目標を、「自然エネルギーによるエネルギー自給率100%」に設定してください。これ以上、毎年20兆円を越える化石資源(ウラン含む)調達コストが日本経済から流失する状況を、放置しないで下さい。

3. どんな自然エネルギーでどうやって自給率100%を達成するかの決定権を、市町村や集落に移譲してください。

4. 国は、選択肢となる技術や知識についての情報やノウハウを、誰もにわかりやすいかたちに加工して公開してください。それらの情報やノウハウを基に、市町村や集落が民主的な合意形成プロセスを経て決めたエネルギー政策に対して、国税から資金を提供してください。

5. 化石資源(ウラン含む)の輸入を前提として将来のエネルギー需要予測を立てることをやめ、自然エネルギー100%を前提とする「足るを知る」思想を基にした予測方法に変えてください。

6. 具体的な数値目標については、世界自然保護基金が2011年11月に発表した「脱炭素社会に向けたエネルギーシナリオ提案」http://www.wwf.or.jp/activities/upfiles/20111117EnergyScenario02.pdf をマザープランとしてください。この中で、電気と双璧をなすエネルギーキャリアとして取り上げられている自然エネルギー由来水素(以下R水素)の、より高効率で環境負荷の低い製造方法に、エネルギー関連の研究開発予算を割いてください。これに関連して、促進すべき再生可能エネルギーに、「水」も含めてください。

「社会的課題の解決」と「インターネットの効能」についての考察

2012年02月13日 | 自分日記
IT革命によってインターネットというインフラ登場しました。新たなインフラ上に、ありとあらゆるサービスやコンテンツが生まれました。サービスやコンテンツの魅力はインフラ拡大を呼び、インフラ拡大がサービスがコンテンツの充実を呼ぶというポジティブ・スパイラルが始まりました。

埋もれていたアイデアがたとえ小粒でも、ビジネス化しやすくなりました。初期コストや顧客と出会うコストが安上がりになったからです。
結果として、パソコンさえあれば食べていける人々が増えました。
それにより、意識の変革が起きました。
依存から共存へ。
帰属から自立へ。
インターネットが、人の意識を変化させました。

時を同じくして、地球の生態系は危機に瀕していました。
森が枯れ、土が去り、海は侵され、川はひからび、氷河は溶け、地下資源が容赦なく掘り出され、雨は乱れ、マネーは暴走し、人々は持てる者と持たざる者に分たれ、子どもが飢え、売られ、奪い合い殺し合っていました。

社会全体が、破滅や、その手前の極限状態に向かって、目をつぶったまま暴走していることに気がついた、気がつく余裕があった持てる者の一部で、社会の課題を解決しようとする人が増えました。

ふと横に目をやると、そこにインターネットがありました。
社会の課題を解決するためのグッドアイデアが、拡がりやすくなりました。
社会の課題を解決しようとする人どうしがつながりやすくなりました。
誰もが情報発信できるようになったことで、社会の課題を解決しようとする人が少しだけパワーアップしました。

とここまで書いて、ふと疑問が浮かびます。
社会の課題とはなんでしょうか? 
権力による暴力?

誰かにとっては問題でも、誰かにとっては問題ではない、ということはたくさんあります。というか、世の中、ほとんどがそういうこと。そんなことだらけです。(そんな状況の中で合意形成をするのが本来の政治ですよね。)

誰もが目くじらをたてる、たてなければならない本当の問題ってなんでしょうか?
これよりこっちのほうがいい、というのは状況の改善で、
絶対にこれだけはだめなのに、それが起きているから止めなくちゃ、ということ。
状況の改善にかまけていないで、本当に解決しなきゃいけない課題って何でしょうか?
絶対にだめなこと 誰にとってもだめなことって何だろう?


つづく

2月7日(火)のつぶやき

2012年02月08日 | お仕事日記
15:24 from gooBlog production  [ 1 RT ]
60テラワットへの挑戦 blog.goo.ne.jp/imco203/e/0dea…

15:30 from Echofon  [ 1 RT ]
「人類がこれからの50年(21世紀の前半まで)の間に解決すべき10の課題の中で、解決すべき最も重要課題はエネルギー問題であり、2位から10位までの課題である飲料水、食料、環境、貧困、テロと戦争、病気、教育、民主主義、(つづく)

15:31 from Echofon  [ 2 RT ]
(つづき)人口等の諸問題は、安価でかつクリーンなエネルギーさえ入手すればすべて解決できる」(ノーベル化学賞Richard E.Smalley博士)bit.ly/xxVWOm

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60テラワットへの挑戦

2012年02月07日 | 読み聞き日記
日本太陽エネルギー学会の会報誌「四季雑感」より。

60テラワットへの挑戦  荒川裕則


(前略)

筆者は、安価な太陽電池となる有機系太陽電池や太陽光を水で分解してクリーンエネルギーである水素を製造するための研究開発を行っていますが、これらの研究開発を行っていますが、これらの研究開発を行うについて、いつも勇気づけられる話があるので紹介します。それはC60(フラーレン)を発見して1996年にノーベル化学賞を受賞した米国RiceUniversityの教授であったRichard E.Smalley博士が2004年の米国材料学会で"Future Global Energy Prosperity : The Terawatt Challenge"と題する講演の内容です。

彼は講演の中で、人類がこれからの50年(21世紀の前半まで)の間に解決すべき10個の課題を挙げました。そして、それらの課題の中で、解決すべき最も重要課題はエネルギー問題であり、2位から10位までの課題である飲料水、食料、環境、貧困、テロと戦争、病気、教育、民主主義、人口等の諸問題は、安価でかつクリーンなエネルギーさえ入手すればすべて解決できると述べています。

では、人類にはどのくらいのエネルギーが必要なのでしょうか。2004年の講演当時の世界の人口は約63億人で、世界の消費エネルギーをワット換算すると約20テラワットでした。
2011年には世界の人口が70億人となったことは記憶に新しいところですが、2050年には世界の人口は100億程度になると予想されています。この100億の人々が、快適な生活をするには60テラワットのエネルギーが必要であると推定しています。さらに、このような膨大なエネルギーを長期に安定に供給できるのは、太陽・風力・地熱エネルギーすなわち再生可能エネルギーのみであると述べています。

そして、太陽光発電で60テラワットのエネルギーを得るためには、5大陸のサンベルト地帯にある6箇所(例えば米国南部、南アメリカ、アフリカ北部、サウジアラビア半島、中国中部、オーストラリア)の100km四方の土地に、変換効率30%の太陽電池を敷設すれば可能であるとの米国CaltechのNathan Lewis教授の試算を紹介しています。ちなみに、10%の変換効率の太陽電池を同様に土地にに敷設した場合は、現在の世界の消費エネルギーにほぼ等しい約20テラワットのエネルギーが供給できることになります。これは、現在の技術でも可能です。

しかし、得られるエネルギーはkWhあたり数セント程度の安価でないといけないとしています。奇しくも彼が発見したC60(フラーレン)は、安価な太陽電池になると期待される有機薄膜太陽電池の材料として使用され、世界中で実現に向けた研究開発が精力的になされています。Smally教授は、現在、我々は、これを可能にする技術は持ち合わせていないが、材料科学のテクノロジーなどの分野での革新技術によって、再生可能エネルギーを安価でクリーンな電力エネルギーに変換することは可能であろうと締めくくり、若い研究者や技術者を鼓舞しています。

無尽蔵な再生可能エネルギーから、安価でクリーンなエネルギーを生産できる技術が開発できれば、単にエネルギー問題の解決のみならず、飲料水、食料、環境、貧困、テロと戦争、病気、教育、民主主義、人口等、人類のあらゆる問題の解決が可能であり、人類の持続的発展につながるというSmalley教授の講演内容は、筆者のみならず多くの研究者や技術者に有機を与えるのではないでしょうか。

(東京理科大学教授)





2月4日(土)のつぶやき

2012年02月05日 | お仕事日記
14:50 from Tweet Button  [ 4 RT ]
HONDAさんリスペクトです。 ~日本初!水と太陽の光でクルマを走らせる「R水素ステーション」がいよいよ埼玉県庁に! [R水素アクションNOW] greenz.jp/2012/02/04/the…

15:43 from Echofon  [ 1 RT ]
早稲田大学大学院の環境・エネルギー研究科にグリーン水素プロジェクトを発見。これは #R水素 なのかな?文理共創の興味深い研究科。bit.ly/xVGAgO

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2月3日(金)のつぶやき

2012年02月04日 | お仕事日記
11:18 from Echofon
junya

15:15 from Echofon
amzn.to/wF9I83

17:40 from Tweet Button
これおもしろそうだよ。行こうかな。 しましまトークライブ!「これからの社会を生きる若者に必要なこと」 (NPO法人島の風)納戸義彦氏 ト - rin_a ustre.am/HjqO

18:40 from Echofon  [ 2 RT ]
え!去年の8月に書いたリアルR水素マシーン ZEEP24の記事「太陽と水がエネルギー源。冷蔵庫サイズで家やオフィスをR水素化できちゃう機械を開発したベンチャー企業を紹介!」が今観たら534ツイート?間違いじゃなかったらうれしw #R水素  bit.ly/nb2WFD

18:57 from Ustream.TV
Ustreamの「しましまトークライブ!「これからの社会を生きる若者に必要なこと」 (NPO法人島の風)納戸義彦氏 ト」にチェックイン! ustre.am/HjqO/2

18:58 from Ustream.TV
時間通り始まる? (live at ustre.am/HjqO)

19:11 from Ustream.TV
はじまったようです。 (live at ustre.am/HjqO)

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