地球族日記

ものかきサーファー浅倉彩の日記

umi

2008年07月26日 | お仕事日記
サーフィンは、生きていく上で核になる 大切なことを教えてくれる

海の上にいると 感情が豊かになる

年齢や性別や住んでいる場所、肩書きや民族や話す言葉や国籍
そういう重力から解放されて
ただのはかない生命体になる

そうすると 無意識のうちにしまい込んでいた
ただ生きていることの歓びが
心の底からあふれ出る

ただ生きていることがうれしいという真実を
海は 静かに 教えてくれる

ありがとう
そんな場所を与えてくれて
波を、風を、太陽を、水を、雲を、友達を
与えてくれてありがとう

そんな きれいな 気持ちになる

人間と自然、人間どうしを隔てている
ありとあらゆる壁は取り払われて
本物の友情が芽生える

それはいつしか分ちがたい絆となり

海にいない時も
心を落ち着かせ、安らぎと 大切なことを見分けるくもりのない目を
与えてくれる

心の声に耳をかたむけて
シンプルに生きる術を 教えてくれる

海でも山でも畑でも川でもいい

自然から大切な何かをダイレクトに受けとるルートを
拓いてみてほしい

一人でも多くの人が、心に 自然とじかにつながるパイプをもつよう
誘うことが
私が一番、したいことだ

ファーブル昆虫記

2008年07月04日 | お仕事日記
地球には、空気の世界と水の世界と土の世界があります。

人間は、水をたたえながらも空気の世界で生きている存在。

水と土がなければ生きていけないけれども、

ついついそれを忘れてしまいます。

私は海によって、少しだけ水の世界を知り、

その揺らぎに身をまかせるひとときなしには

生きていけなくなりました。

さらにここ1年で、農の世界を少しだけ覗き見ることで、

土の世界の奥深さを知りはじめています。

太陽のエネルギーを命に変えることができる唯一の存在。

それが植物です。

そして、植物が根を張る土の世界で生きる動物。

それが昆虫。

土は、昆虫が主役の世界なのです。

今まであまり意識してこなかったからこそ、

いま私にとって、土の世界、そして昆虫という存在が、

自然界の多様性の象徴となっています。

自然の無限なる豊かさを知らせてくれる昆虫は、

どんなに私に勇気を与えてくれることでしょう。

そんな風にこの世界をとらえ直したとき、

幼い頃に絵本で読んだファーブル昆虫記のことを

ふと思い出しました。

ググってみたらなんと

現在進行形で、集英社から「完訳ファーブル昆虫記」が発刊されています。

ウェブサイトにある著者と編集者の言葉を引用します。

著者 奥本大三郎

ほぼ18年、月刊『すばる』に連載してきた『完訳ファーブル昆虫記』を単行本にまとめ発刊し始めることになった。全10巻20冊。小学生の時に初めて読んで以来、50年以上、ファーブルとつきあってきたことになる。
 虫の行動を辛抱づよく観察し、心を澄ましてその意味を考え、あらゆる場合を想定して仮説をたて、実験の工夫をする。その自在な心、自分の目で見たことしか信じない精神の強靱さ、何よりも、美しいものに驚く感受性の鋭さ。時代を超えて今も科学の世界に問いを投げかけ続ける「虫の詩人」の作品を、できるだけ解りやすく、耳で聴いて理解できる日本語に訳そうと骨身を削ったつもりである。

編集者

小社は創業80周年記念企画として、2005年11月から『完訳ファーブル昆虫記』(全10巻各巻上・下、全20冊)を刊行いたします。
 訳者の奥本大三郎氏はフランス文学者であり、古今東西の文学、芸術に関する造詣の深さでつとに知られています。また機知に富んだエッセイストとしても、昆虫に関する知識の豊かさでも有名です。
『昆虫記』はフランスの博物学者ジャン=アンリ・ファーブルが昆虫の行動をつぶさに観察、研究した記録を55歳(1879年)から83歳(1907年)まで28年間にわたって発表した全10巻からなる長大な自然科学書の古典です。それは「虫の詩人」とも評されるファーブルが、美しい文章で当時の南仏の生活文化を描いた壮大な自然賛歌の文学でもあります。
 1991年には集英社創業65周年記念企画として、子供も大人も楽しめるように奥本氏が書きおろした『ジュニア版 ファーブル昆虫記』全8巻(産経児童出版文化賞受賞)を刊行しました。このジュニア版は現在、文庫版と合わせて累計120万部に達するベストセラー、ロングセラーになっています。
 そしてこのたび、詳細な脚注、訳注を付しての『完訳ファーブル昆虫記』刊行の運びとなりました。細密な昆虫のイラストに見山博氏、生態写真に昆虫写真家・海野和男氏、今森光彦氏らの貴重な写真を加え、現在考えられる限り最高水準の翻訳書になるであろうと自負しております。
 地球上の生物の中で個体数、種類数ともに最も多いのが昆虫です。昆虫があらゆる環境に適応して生きていることを思えば、虫たちの行動を知ることが、自然と地球の未来を考えるうえで役立つのではないか。そうした期待を込めて『完訳ファーブル昆虫記』をお届けいたします。

著者、編集者が思いのたけを言葉に表したこの一語一句に

深くうなづき、敬服する私です。

文句なしに、すばらしい仕事。

地球は美しく、そして楽しい。

昨日愛さんとした話

2008年07月03日 | お仕事日記
昨日愛さんとした話

東京は、合同お見合い場だ!

大東京
資本主義
お見合い場
見聞録

投資の回収効率を高めるために2回目のデートで「付き合って」と言う男
男の収入を見極めるためにベンツの車種に詳しくなる女
1回目のデートで男が必ず質問すること
28歳と25歳で市場価値に雲泥の差がつくスペック恋愛

中村竜さんの六ヶ所プロジェクト
ピースボート・グリーンピースなどのNGOが自民党に呼ばれて行った話
自民党内での自己完結っぷりについて
アイスランド
レスター・ブラウンは日本がエネルギーを自給する最善の方法は地熱利用だと言っ
ている

トレイルランニングのこと

愛さんは学童保育ヨットで鎌倉から沙耶さんのところ経由で、ブラウンズフィー
ルドに行って帰って来る
エコヨットは4億円 素材 ゴミ処理 ヨット内電源

天然住宅のアンビエックスが葉山にエコマンションをつくる
愛さんはコミュニティをつくると考えたときに区議になることをイメージした
政治に近いところにいるんだな。
私は不動産ビジネスにすることを考えた。

やればいいんだよ。

病的な労働環境、生活環境は自然観の欠如に原因がある。

日本人のアイデンティティを取り戻す
愛さん→太平洋
沙耶さん→麻

雨宮処凛まわりの労働組合
パタゴニア本社が拡張

エコ界の偉人は奥さんから強い影響を受けた人が多い。
先に影響力(主に、金)を持ってから自分が正しいと思う道を志すか
自分が正しいと思う道を泥にまみれて歩きながら影響力を持っていくか

アフターピースボート、みんなワーホリがWWOOFをする。
日本が狭い、という気付きだけでは何もできない。
あてのない自分探しの旅に出てしまう若者のエネルギーを
社会に生かす受け皿が必要。
食い扶持を押さえておくしたたかさを持って、最低限自分を養える大人として
影響力を持って生きていけるように。

狭く深く、広く浅く生きていく

私は、飲み会とかで、遺伝子組み換えの話について「そんな難しいこと俺らに言
われてもわかんねーよ」っていう意識レベルの人の声が聞こえる場所にいる。
それってすごく大切なことかもしれない。自分でもそういう俗っぽい場にいる人
たちにも目配りをするところが自分の売りだと思ってたけど、愛さんに言われて
再確認した。

ドエコ

うまくやり抜く賢さ

一夜漬けでエコを語るな
エコが広すぎて、表面的すぎること、断片的なこと、近視眼的な商業主義が丸見
えなこと、うそ臭いことや、くだらないこと、一夜漬けな情報も溢れていて、自
然観を取り戻して未来に希望の持てる世の中にする自分なりの方法を、何をより
どころに構築すればいいのかを、ずっと探していた。
アボリジニを知って、先住民の英知にその答えがあると直感した。
宗教・伝統儀式・生活様式が私が正しいと思う自然観を根拠にしてひとつの文化
を形成していて、人間が集団で何千年も生き抜いてきた。それが何よりの証明じゃ
ないか。

あなたの国にもいるでしょう。

思想家エコビト
社会派エコビト
快楽派エコビト
特に何かを志向するわけではなくたんたんと生きる
自己満足でいい
小さなコミュニティで排他的でいい

じゃがサラーモン クミン風味

2008年07月02日 | じゃがいも料理日記
サーモンの切り身に蒸し器でふっくらするまで火を通す

ほぐしてフレーク状にし、
コンソメと塩で下味をつけてから、
クミンシードとフェンネルシードをほどよく混ぜる

サーモンにつづいてじゃがいもを蒸す
三方原産男爵がベスト

ほっくりしたら皮を剥いてつぶし、
さっきのサーモンフレークと混ぜて
塩と粗挽きブラックペッパーで味を整える。

これ、このままグリーンサラダに添えればサラダだし、
丸めてパン粉つけて揚げればコロッケだし、
千切りキャベツの上にのせてソースで食べてもおいしそうだし
ローズマリーと一緒に平たくして焼いて目玉焼き添えたらあさごはん。

じゃがいも、すごい。

スモール&ローカル

2008年07月01日 | お仕事日記
以前のブログで、「エコじゃない宣言」をしてから、
じゃあなんなんだ!の答えを考えたり考えなかったりして1ヶ月以上経っちゃった。

今発売されている週刊ポストに
酒鬼薔薇14歳と西鉄バスジャック17歳と秋葉原25歳は同い年、
全員1982年生まれだという記事が掲載されていた。
深夜のコンビ二で背筋がゾッとした。

小学生でテレビゲーム、中・高でインターネットとケータイに"脳内汚染"され、
大学生の時に「勝ち組負け組」が流行語になって、負け組になることを恐れながら
就職氷河期の洗礼を受けた世代。
他人に共感することが苦手で、思い通りにならないことに対する忍耐力が低い。という。

ちなみにうちの双子ちゃんも1982年生まれだ。
同じ世代のほとんどの人は犯罪なんて犯していないし、
他の世代にも犯罪者はいるわけで、
彼らの異常な行動を時代背景だけのせいにするのは
あまりにも短絡的だと思う。

けれど、
自由資本主義経済と拝金主義が犠牲にしてきたのは
自然環境だけではないことは確かな気がする。

人間は弱くて、楽な方に流れる。
だから、楽や便利がお金になるからって、子どもの遊びや他人との対話まで、
お金を出せば楽に便利になるようにしちゃいけなかったんじゃないかと思う。

まだ実践はしてなくて、観察の結果でしかないけれど、
自給自足的な暮らしには、人とのつながりが必要不可欠だ。

江戸時代の長屋もそうだけど、昔は他人同士の間に信頼関係があって、
おとなりさんにお醤油を借りたり、一緒に屋根を葺いたり、井戸を共有したり、お下がりを譲り合ったりして
リサイクルだの循環型社会だのと言わなくても、自然とモノや知恵がうまく回って、顔の見える範囲で生活が完結していた。

逆に言えば、そういう生活必需品みたいな空気の一部みたいな他人とのかかわり合いの中で、
ちゃんと他人と向き合う能力が備わっていってたんじゃないかと思う。
コミュニケーション能力なんて大げさに言わなくても。

さらには、顔の見える範囲にいる染物屋さん、下駄屋さん、金物屋さん、八百屋さん、魚屋さん、肉屋さん、お百姓さん、仕立て屋さん、建具やさん、髪結い・・・が小さなエリアごとにいる
っていう具合に、画一的に査定や時給で評価される労働力としてではなく、能力を生かす居場所があった。
モチベーションマネージメントだのダイバーシティだのと言わなくても。
顔を見たことも目を合わせて話したこともない人が、
意思決定や自分を評価する権利を持っている組織で働くことはなかった。(軍人を除いては)

もちろん、飢饉や疫病や大火事や水害もあっただろうから、
江戸時代に戻ればいいなんてまったく思ってない。

でも、自然と共生する暮らしを目指していけば、顔の見える関係を大事にせざるを得なくなって、
社会が人間らしさを取り戻せるんじゃないかと思う。

私が探しているのは、そういうこともひっくるめたキーワードなのだと気付いた。

スモール&ローカルとか。そんな感じ。かな。