地球族日記

ものかきサーファー浅倉彩の日記

エピローグ

2009年06月29日 | たまに詩人になります
過ぎゆく日々に、くさびを打つ音が、
黄金に萌えるmanaの下、ひびきわたる
ある日コンクリートを食い破り、
姿を現した天の使者は、
3日間で世界を飲み込み、
星は静寂に包まれた
種を持つもの、
物語を持つもの、
禁忌をかたるもの、
木と鉄を練るもの、
味を操るもの、
水と火をこねるもの、
愛をあらしめるものだけが、
無窮の荒野に残された
めぐりめぐる永遠の螺旋の果てに、
遙かなる海は
ひとひらの言葉の身投げに手を貸した
空に矢を放つ無数の手 
ぼくらの園 
苔むした石に刻まれた古き箴言の示す先で
3万4097メガメートルの未来が
清廉な産声を上げた

もうすぐ、新しい世界がやってくる


6月6日

2009年06月12日 | たまに詩人になります
くちびるがしびれるほど好きなせいで
今日はなんだか上手におしゃべりできない

大事ななにかを忘れてくのがこわくて、
心の奥の大事ななにかがこわれてく

もうおとななんだからって
過去には戻れないんだからって
言い聞かせたっていつだって
あの頃がなつかしいって
心底笑って空にさけびたい

かっこわるくたって
これが私の生き様だって胸張って
どこに続くかわかんないこの道を
堂々と歩いていけばいい

世界の裏側を暴くより
今ここにある奇跡を感じて
世界でたった一人の君に優しくしたい