地球族日記

ものかきサーファー浅倉彩の日記

直感と行動は、コモディティ化への嗅覚。

2018年06月23日 | 自分日記
家賃月2万円×5箇所ぐらいの、メインのない多拠点生活が別にめずらしくない世の中になるよ。ていうかなってほしい。東京沖縄の二拠点時代、「メインはどっち?」という質問に何度困ったことか。
数少ない自慢として、そろそろわかってきたこととして、直感と行動でやることなすことを選んできたわたしがしていることは、その都度、少し後にコモディティ化する。
自分の文脈で「農だな」と思っていすみに移住した直後に、BRUTUSが「みんなの農業」という特集をした。
誰も見向きもしない再エネに夢中になっていた数年後、FITが導入されてブームになり、再エネ仕事で稼いだ。
沖縄に移住して、ご縁に導かれるままに地域性の強い小粒な仕事を積んでいたら、数年後に「地方創生」がバズってまた仕事になった。etc.
もちろんすべて、私の前をいくイノベーターがいる。わたしはその人たちが用意してくれたまだ細い道を目ざとく見つけて乗っからせてもらってるだけ。アーリーアダプターのちょっとはやめのほう、という感覚。ただし、儲けを優先したことはない。「それ儲かるんですか?」ってすぐ言う人は、はっきり言って、わたしより目ざとくない。
その時は儲からないんだけど、少し後にコモディティ化するんですよ。これから必然的に、フリーランスも増えるしね。フリーランスの増加は多拠点の増加を誘引するはず。
話は変わって、メインのない多拠点てことになると、税金をどこに払うか問題が発生する。人口減少が問題なのって、税収が足りなくなるから問題になってる側面が大きいけど、そもそも多拠点生活がコモディティ化したら、地方税の払い先は自由に決めさせてほしいし、そうなると、人口を増やして税収確保とかよりも、いかに「ここに税金払いたい」と思える地域になるかが重要になる。多拠点生活者に優しい住宅制度があるとか。ふるさと納税なんていう、通販を介したまわりくどいやり方ではなく、もっと直接的に、税金の払い先、分割もありで、決められたらいいな。ちなみにわたしは、今のところ住んでないけど、海女文化がツボなので鳥羽市に地方税払いたい。

6月7日(木)のつぶやき

2018年06月08日 | お仕事日記

さびしくてもいい。

2018年06月07日 | お仕事日記
わたしは、さびしい。

と、はっきり言える人がどのくらいいるだろうか。

それぐらい、さびしいことは、恥ずかしくて情けなくてできれば隠しておきたいこととされている。
ような気がする。

だからわたしは、さびしくないふりをしていた。
外に対しても、わたし自身に対しても。

そうしたらある時、わたし全部が、悲鳴をあげた。
1ヶ月ぐらい、何もできなくなって、
立ち上がる前から膝カックンされてるようで、起き上がれない。
精神が空っぽになってげっそり痩せこけたような飢餓状態。

どうしようもなくなって、藁をもすがる思いで、
体を入り口にして心もみてくれる整体サロンの門をたたいた。

そこでわたしは、自分のこころをちゃんと覗き込み、
とうとう「さびしい」と言えた。
のどまで出かかった言葉の前に、最後のハードルが立ちはだかった。
「言いたくない」「言うのがこわい」とはっきりと思った。
でも、言った。言ってしまった。

そうしたら、何かが大きく、大丈夫になった。

不思議なことに、
そのあと数週間、会話の中に「自分は寂しがりやなので」とか
「それだと寂しいから」という言葉が相手からたくさん出てきた。
自分の内側のさびしさにちゃんと意識を向けたら、
自分以外もさびしいんだと、外からもメッセージがきた。

さびしいことは、恥ずかしいことじゃない。
さびしいは、病気じゃない。
さびしいは、自然なことだ。
食べなかったらおなかがすくぐらい、当たり前のことだ。
だから、「おなかがすいた」って言えるのと同じぐらいの軽さと重さで、
「さびしい」って言えるようになるといいと思う。