時代の変革期には、それまで皆が信じてきた常識が覆されることが多く起きます。
そのため、今まで信じてきた常識を盲信しているといろいろな意味で損をすることになります。それは新しい時代への対応が遅れたり、新しいタイプの洗脳のわなにはまったり、古い時代の洗脳の仕組みから逃れられなくなったりするということです。戦争中にさっさと田舎に引っ越してお百姓になった白州次郎の例を引くまでもないでしょう。
そしてこういう時代には、今まで真実とされてきたことのヴェールがはがされて新たな真実が姿を現すことがかなりあります。
そういう流れをいち早く感知して、あるいは自分でヴェールをはがして真実に目覚めるのは非常に意味のあることです。
しかし、その一方で、こういう今まで覆い隠されてきた真実に気づいたときに、それが真実であればあるほど、黙っていた方がいい可能性が高いことに気づく必要があると思います。
その意味で真実というのは実に危険な代物です。
それを言った途端に、ありとあらゆる既存勢力からの攻撃を受けてしまう危険があるのです。
こういうことがコペルニクスの時代から何も変わっていないということを最近切に感じます。
真実は隠すことが肝要な場合が多いのです。
最近あちこちで聞く話からすれば、時代はそれこそ天動説が地動説に取って変わられるような変化が押し寄せようとしている時だと思っています。