ここのところ思うのが、
ちょっと賢い人が、n=2とか、n=3、すなわち統計的データを取るときの検体が2とか3とかで結論を出してしまってすぐに何かをあきらめてしまう傾向があるのに対して、
全く賢くもない人が、ひたすら実験を繰り返して沢山のデータを取ることができて、結局あきらめずに何かをやりとげることができることができることが結構あるということです。
これ、面白い現象ですよね。
n=2、とか3であれば統計的には単なる偶然としか扱わないものなのに、それでもちょっとくらい賢い人は少ない経験で決め付けてしまう、非科学的な傾向があるのに、むしろ賢いとはいえないような人があきらめずに、n=100とか、200とかの、統計的により意味のあるデータが取れるような地道な実験を続けることができるということです。
そうなると、いったいどっちが本当の意味で賢いのか分からなくなってしまいます。
ちょっと難しい話でしたが、何についても性急に結論を出してしまい、統計的根拠の薄い思い込みがどんどん増えていく人って多いよね、というお話です。