最近、アップルの創始者である、スティーブ・ジョブズに関する本を読んでいます。
日本ではそれほどでもないですが、彼はアメリカでは圧倒的なカリスマだということで、どんな人物かを仔細に追っていきました。
で、分かったのが、彼がクレージーと言っても過言ではないような、鬼のような人であるということ。
彼を会社に呼び戻してくれた人を追い払ったり、いきなり細かいことで人を首にしたりと、滅茶苦茶な感じです。しょっちゅうわめいたり叫んだりしているような性格。
ただ、スティーブ・ジョブズから学んだことはとても多かったです。
1つは、何かを実現するために、それに不要なものを全て切り捨てるような凶暴さです。人間にはときにそういった類の凶暴さが必要なときがあります。そういう凶暴さが全くないと、何も事をなさずして引っ込み事案のまま人生が終わってしまうかもしれません。彼は、そこらへん、本当に徹底しています。ま、もともとそういった凶暴性がある人は、ある程度それを大事にするということで良いわけですが(笑)。
もう1つは、人はいつ死ぬか分からないから、自分の心の内側の声に常に忠実であれ、ということです。いつも自分の心の内側の声に嘘をついたまま人生を終わってしまうのはとても空虚なことでしょう。
しかし、知れば知るほどに、本当に破天荒な人格であることがわかり、彼くらいの極端な人間が大成功を収められるアメリカという国はとても懐が深いと思いました。