人とタイヤとキーパーコーティング!

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売る人装着する人がほぼ同じスモールタイヤ商売!

2015年04月16日 | タイヤビジネス
一人で始めたタイヤ屋は 
売る人取り付けをする人は同じ人 
トイレ掃除する人もお金を受け取る人も同じ
お金を支払う人も同じ 褒められるのも同じ人 文句を言われるのも同じ人 
なぜなら一人ですから 1人10役なのです。




スモールタイヤ商売の原点はここにあります。
「とにかく忙しいから誰かに助けてもらわなければお客様に迷惑をかける。」
一人で始めたタイヤ屋にスタッフが必要になる因です。
人を雇うのは「助けてもらわねばお客様に迷惑を掛けてしまう」という商人の危機感なのです。
この原則が忘れ去られると
「お客様に迷惑を掛けないように人を雇う だから雇った人は言う事を聞かねばならない。」

因が違えばでてくる結果も必然的に違ってきます、
「助けてもらうために人を雇う。」意識から 
「お客様に迷惑を掛けない」綺麗事が第一になって本末転倒になるのです。
まずは人を当てにせず 
自己の限界まで働くことが第一です。



人使いの上手い人は必ず 自らの限界まで1人10役をこなす事で 「人に助けてもらう」人使いを憶えます。
その気持ちは感謝の気持ちがベースになりますから 雇われる人も一生懸命働いてくださるわけです。
そこが自他一体のスタートとなります。

「綺麗事」は 自他の分離につながり やがては差別となり そして孤独へという道筋なのです。
「泥臭さ」は とにかく一人の限界を痛感して 自他の一体化となり 調和となり 喜びへつながる
しあわせへの道つくりとなります。

それを示唆するのが谷社長がおっしゃる「人の多い店は腐る」ということだと感じました。
                                                 

染井吉野系のサクラが散り果てた頃 
ひっそり咲く山桜


この商売が27年に渡って支持を受けているのは
売る人と取り付けする人が同一であるという安心感にあるみたいです。

「お客様の立場に立てば」 顔が見えて安心で文句が言いやすい・・・こういった心象風景でしょうか。
逆に「お客様のために」と考えると 
「お客様を待たせてはいけない 素早くしなければならない」
このようにお客様とは短気な人決め付けていることになってしまいます。

一人でやっている店で買おうというお客様は 
素早さより顔の見える安心感を買いに来られる人と言えます。
頑張っている人を応援したくなるは人情です、
販売と取り付けを分離する効率化は理屈です。
大型店舗は理屈化しなければ効率化できません
逆にスモールタイヤ商売は人情に訴求することを忘れて効率化するのはダメでしょうね。



スモールタイヤ商売ではないタイヤ商売を志向する大型店舗は
販売と取り付けサービスが分かれているのが一般的です。
効率という観点から見れば 
売る人は売りに徹し 取り付けサービスは取り付けに徹する、
白と黒を分離するデジタル思考です。
この考え方がスタッドレスタイヤを「持ち帰り商品化」して
早期に契約してお持ち帰りくだされば格安の○○円です。
このようなチラシが幅を利かすわけです。

もちろんそれはそれでありでしょう、しかし世の中は一色にはなりません。
買ったところでチャンと取り付けしてもらいたい、
あの店のあの人を信用しているので 
あの人から買ってあの人に装着をお願いしたい。
こういうニーズもちゃんと合って 
ちゃんとあるからスモールタイヤ商売も存続を許されていると思います。

もちろん販売=取り付けの原則を維持しようとすると
取り付けだけというサービス商品の販売には 
それを受ける時期と受け付けしないサービス中止の時期を設けます。

特に冬季12月 スモールタイヤ商売は
買っていただいて取り付けまで預かるスタイルですので
取り付けが集中する12月には
他店様やネットで購入された商品の取り付けは受付しないという
約束事を設けているのです。

スモールタイヤ商売は限りなくアナログですが
それは販売する人と取り付けする人がほぼ同じという
安心感と信頼感で成り立つと考えているからです。
販売と取り付けの一体化という原則は 
スモールタイヤ商売の生命線なのです。

ですからこの商売は大きくなりません 
販売数量は取り付け可能数が上限となるからです。


タイヤ商売もいろいろな取り組み方や業者がいらっしゃいますが
スモールタイヤ商売は 
小さいことに親近感を感じられるお客様が大勢いらっしゃるかも・・・
この仮説に対して検証し続けている結果 
>確かに量販店さんに不信感を抱いていられる方も多い
>素早い取り付けはもちろんであるが 顔の見える商売には安心感と信頼感が第一である。
>多くのお客様が 小さい事を理解して買い物をしてくださるので無理を言われない。
>長い付き合いがしたい 持ちつ持たれつが世の中の理だと知っている人が多い。


このようなお客様が スモールタイヤ商売に支持をくださる方々のようです。


コメント
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