5.26 炎の輪型の極めて稀な銀河が発見 非常に活発な星生成
天文学者らが極めて珍しい古代の環状銀河を発見した。
超大質量ブラックホールのまわりにこうした活発な星の生成が行われており、科学者らはこの銀河を「宇宙の炎のリング」と比較している。
この発見は銀河系の理解がさらに深まると期待を集めている。
R5519と命名されたこの銀河は、地球のある太陽系から110億光年離れている。
この環状銀河の中央部のホールの直径は、地球と太陽の間の距離より20億倍もある。
銀河が新たな星を生み出す速度は、銀河系において新たな星が誕生する速度を50倍も上回っている。
R5519 は、宇宙の初期段階で見つかった1番最初の環状銀河である可能性がある。
こうした銀河は他の銀河との衝突のあとに形成される。
今回の発見は、銀河系の形成を解くカギにつながる可能性があるとして価値が高い。
観察結果は学術誌「ネイチャー・アストロノミー」に掲載されている。