タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

♪髪のみだれに手をやれば~(美空ひばり:みだれ髪)

2014-10-22 | 風景

時代と共に、歌は世につれ世は歌につれ、「永遠の歌姫」と呼ぶにふさわし

『美空ひばり』、52歳と言う若さで早世してから、もう27年が経ちます。

しかし彼女が残した数々の歌は、今も多くの人に愛唱され、永遠に歌い継

れて行くことでしょう。

生涯で1500曲余を世に出したと言うから、まさに歌うために生まれ、歌に

命をかけた人生であったと、言えるではないでしょうか。

昭和も戦後の混乱期から、戦後の夢の復興、高度成長期、そして近代化

された現代へと、ひばりの歌は、人々の喜びにも悲しみにも、そっと寄り添

い続けきました。

美空ひばりの名曲は古くは、「悲しき口笛」「リンゴ追分」比較的新しいとこ

ろでは「川の流のように」「愛燦燦」など数々ありますが、好きな一曲、それ

は「みだれ髪」です。

故星野哲郎の作詞(船村徹作曲)、この歌の歌詞に出てくる、一つ一つの言

葉がとても美しく切なく、情感に溢れており素晴らしいと思います

例えば

 投げて届かぬ想いの糸が・・・~「糸」とは、琴の弦の意、想いの糸を投

が届かず、風に押し返されて、我が身に絡みなおさら辛い・・・

春は二重に巻いた帯 三重に巻いても余る秋・・・「二重・・・三重・・・」

の詩は、万葉の歌人、大友家持の歌

一重(ひとえ)のみ 妹(いも)が結びし 帯をすら三重(みえ) に結ふべく  

 我(あ)が身はなりぬからの着想したと言われています。

昭和60年代の初頭頃、美空ひばり肉親の度重なる不幸や、我が身の病と

の闘いの中にあり、これを何とか勇気付けようと、周囲が新曲企画を思い

立ち、この曲が出来上がったそうである。

作詞の星野哲郎は、「みだれ髪」の曲作りにあたって、福島県・いわき市・

塩矢崎を訪れ、ひとり夕暮れの波打ち際を歩き続けていると、暗い海に一

筋の光が投げかけられていた。

崖の上を見上げると、灯台が毅然として立っていた。

それは美空ひばり、そのものであった。

心はいつも孤独であるのに、人々に向かって歌と言う光を送り続けなくては

ならない。

灯台にひばりの姿を投影し、「そうだ、ひばり自身が海に向かってひたすら

男を待ち続ける悲しい女にしよう・・・」との発想から、次々にイメージが湧き

来上がった詩であとか。(みだれ髪誕生秘話:参照

福島県・いわき市の塩矢崎には、「みだれ髪」の歌碑やひばりの遺影碑が

あって、今もこの地を訪れるファンが多い様そうである。この二重三重春は二重に巻いた帯 三重に巻いても余る秋 げて届かぬ想いの投♪髪のみだれに手をやれば~  (美空ひばり)げて投げて届かぬ糸投げて届かぬ想いの糸が 

 投げて届かぬ想いの糸が

 

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは^^ (kao)
2014-10-22 14:09:14
心地いい歌声ですね、
旋律も物悲しいけれど、
うっとりと聞き惚れます。
歌一徹に生きていった
美空ひばり、素晴らしい力量でした。
演歌はあまり好きではないですが、
これは別です。
これは素晴らしい歌ですね。
物哀しいけれど・・。そこがまたいいのかしら。
枯葉といいみだれ髪といい、秋にふさわしい
物哀しい歌を最近アップされていて、
私も秋の気分に浸れました^^
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美空ひばりは、何と言っても永遠の歌姫♪ (takaちゃん)
2014-10-22 16:56:41
歌は好き好き、私はどちらかと言うと洋楽好き
ですが、演歌も好きです。とりわけ美空ひばり
は別格。
死してなお、東日本に観光客を引き寄せ、一役
かっているんですね。
さすが素晴らしい歌手です。
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こんばんは~ (mashazo)
2014-10-22 21:48:32
美空ひばりさん☆抜群の歌唱力ですよね~(^^)d

亡き母がファンだったので子供の頃から聞いてました(^-^)

レコード~CD持ってました(^_-)
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こんばんは^^ (sakurabana)
2014-10-23 00:07:33
演歌の歌詞は心にしみますね
その歌詞にこのような裏話があるとは・・・

ひ~とり酒場で 飲む酒は~別れ・・・
この歌に泪さそわれ
愛燦々を口ずさむ
あまり意識した事は無かったですが
やはり美空ひばりさんとひばりさんの歌好きなのかも・・・私^^
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